活字なんてなんのその!真・読書法で自然と本が好きになる

活字なんてなんのその!真・読書法で自然と本が好きになる

読書は大事と分かっていても、文字ばかりの本を読むのが面倒くさいと思ったことは、誰でもありますよね。でも、活字を気にすることなく読み進めることができる読書法があるのです。

この読書法を使えば、読書が苦にならないどころか、だんだんと本が好きになって、本屋さんへ行くことが今まで以上に楽しくなりますよ。

そこで今回は、どのようにして本を読めば楽しく理解でき、その内容を自分の糧とすることができるのかという読書法についてお伝えいたします。

 

 

活字なんてなんのその!真・読書法で自然と本が好きになる

 

80対20の法則!すべてのページを読まなくて良い

本を読み始めるとき、1ページから一言一句丁寧に読んでいませんか。そんなことをしていたら、本を読み終えるのに何日もかかってしまったり、途中で読むのをあきらめたりしてしまうことになりますよ。

本には、全体の20%の部分に、重要な要素が80%含まれていて、これは、80対20の法則(「パレートの法則」ともいう。)というもので、全体の20%を読んでしまえば、80%理解したことにつながるのです。

そして、20%がどの部分に当たるのかは、最初に本を読む目的を決め、本の目次から自分が今必要としている章、知りたい章、面白そうな章を見つけて、その部分だけ読めばいいのですよ。

読書の本来の趣旨である、本の内容を“理解し、記憶し、活用する”ことを活かすためにも、重要な部分は20%だけでいいと割り切り、それ以外の部分は思い切って読まないようにしましょう。

この読書法を用いると、200ページくらいの本であれば、15分くらいで読むことができます。

 

本はノートだと思って書き込む

本はノートだと思って書き込む
本はすでにテキストが入ったノートであり、気になるページを折ったり、アンダーラインを引いたり、付せんを貼ったりして、本を汚しながら読み進めていきます。

具体的には、読みたいページを決め、最初の15分で気になるページを折っていき、次に、また15分で折ったページを読み返して、重要だと思った部分にアンダーラインを引いたり書き込みをしたりし、最後にマインドマップにまとめます。

この読書法に慣れるまでは、タイマーを15分に設定して読み進めるといいですよ。慣れてしまえば、タイマーなしでも15分程度で読み終えることができるようになるでしょう。

本を自分の血肉にして人生をより豊かにするためにも、この読書法を駆使してくださいね。

 

文字は読まずにイメージする

文字は読まずにイメージする
文字を一言一句丁寧に読んでいたり文章を読み返したりしていては、本を読み終わるまでに時間がかかってしまい、結局どんな内容だったのか理解することができなくなってしまうため、文章は斜め読みしてイメージしながら読み飛ばしていけば良いのです。

目で読むというよりも、脳で読むというような感覚で、知りたいところを探し読みしたり拾い読みしたりしながら本を読み進めます。

また、「ん?今の文章はよくわからなかった…」からといって、その部分を読み返すと本を読むスピードが遅くなるとともに、目が後戻りして疲れてしまう原因になりますので、細かいことは気にせずに、一気に読んでしまいましょう。

この読書法を極めれば、集中力や理解力がアップし、効率化が図れますよ。

 

 

本の内容を抽象化する

抽象化とは、細かい要素を捨ててしまって本質的なメカニズムだけを抽出し、「要するに○○だ」と自分なりにまとめることです。

真実ではなく仮説でかまいませんので、「この本が言いたいことはこういうことだろうなぁ」とまとめることで、自分の目的に対する答えを理解することができます。

 

マインドマップにまとめる

マインドマップにまとめる
一度本を読んだだけでは、内容をすぐに忘れてしまうため、お伝えした読書法を使って本を一通り読み終え、重要な部分にアンダーラインを引くなどして記しを付けたら、それをマインドマップにまとめます。

マインドマップを作成すれば、本の内容が一目で理解できますし、記憶を呼び覚ましたり、様々なアイディアが思い浮かんだりしますよ。

マインドマップのまとめ方は、“タイトルやまえがき、あとがきなどの本の外側の情報をまとめる”、“本に質問し、その答えをまとめる”、“太字や自分が知らなかったところなどの重要な個所をまとめる”、“目次の章ごとにまとめる”などがありますので、詳しくは、『読んだ分だけ身に付く!マインドマップ読書法の要点と解説』をご覧ください。

また、マインドマップの書き方については、『ビジネスや将来設計に役立つ!マインドマップ書き方のコツ』をご覧ください。

 

読んだ内容を人に伝える

読書をするときは、単純に内容を記憶しようとするのではなく、アウトプットすることを前提で読むと頭の中を整理することができ、理解が深まります。

人に伝えるやり方は、直接家族や友人に本の内容を話してもいいですし、ブログやツイッター、レビューに書いて大勢の方に見ていただいてもいいですし、エバーノートにまとめて知人と共有してもいいでしょう。

読んで終わりでは本の内容を遅かれ早かれ忘れてしまいますし、せっかく時間を割いて読書したので、アウトプットをして本の知識を自分のものにするべきですよね。

 

行動リストを作成し、アクションを起こす

良い本も読みっぱなしでは仕事にも生活にもつながらないため、本の中身から自分がやってみよう、真似してみようと思ったことを紙に書き出し、行動リストを作成します。

あまり大きな目標を掲げてしまうと壁になってしまって途中であきらめてしまうため、自分のレベルに合ったものから試していきましょう。

たくさん行動を起こしていけば、多少失敗しても成功する確率は上がりますし、今までの方法が合っていたのか間違っていたのかがわかったり、新しい発見や経験をしたりして、徐々に環境が良い方向に変わっていきますよ。

 

■編集後記

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

初めて「本は全部読まなくていい」と聞いた時、私は心がスッと楽になったと同時に、本をめくることが楽しくなりました。

“本を読む目的を決める→イメージしながらサクサクっと斜め読み→重要だと思う部分のページの角を折る→折った部分のページを読み直して書き込みをする→マインドマップにまとめる→行動リストを作成する→アクションを起こす”という一連の流れが、今回お伝えした真・読書法です。

この読書法を使って、今は週に3冊以上読んでいて、平日に速読をして大事な部分を折ったり線を引いたりして印をつけておき、休日にマインドマップにまとめ、アウトプットし、どんな行動をとるかを決める、というやり方をしていますよ。

また、その週に読む本のジャンルはバラバラではなく、同じジャンルや目的のものを3冊以上読んでいて、それにより、さらに理解力が増すっていう感じがします!

大切なのは、目的を決めてから読書をすることと、読み終わった後は行動リストを作成してそれに従って行動すること。“読書は消費ではなく投資”ですので、お金と時間をかけた分、しっかりと自分の糧にしたいですよね。

読書が苦手な方は、今回お伝えした読書法を念頭に置きつつ、まずは、興味がある本を斜め読みしながら折ったり線を引いたりして汚すことから始めてください。そうしているうちに、いつの間にか本をめくることが楽しくなっていますよ!

 

おさらい

活字なんてなんのその!真・読書法で自然と本が好きになる

・80対20の法則!すべてのページを読まなくて良い
・本はノートだと思って書き込む
・文字は読まずにイメージする
・本の内容を抽象化する
・マインドマップにまとめる
・読んだ内容を人に伝える
・行動リストを作成し、アクションを起こす

◆参考文献
・『年収を上げる読書術』 2016.1 大岩俊之 大和書房
・『読書を仕事につなげる技術』 2015.10 山口周 (株)KADOKAWA
・『読んだ分だけ身につく マインドマップ読書術』 2015.9 大岩俊之 明日香出版社
・『マインドマップ読書術』 2009.5 トニー・ブザン(近田美季子 監訳) (株)ディスカヴァー・トゥエンティワン
・『読んだら忘れない読書術』 2015.4 樺沢紫苑 サンマーク出版


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