フランス家庭料理。ブルゴーニュ周辺の伝統的な味

フランス家庭料理。ブルゴーニュ周辺の伝統的な味
今回は、ブルゴーニュ周辺のフランス家庭料理がどのようなものかお伝えします。ブルゴーニュはフランス東部に位置します。世界中から知られているワインの産地ですね。『ワインの王様』とも言われています。最高級のシャロレー牛も特産品です。

フランス北東部には、シャンパーニュ地方やローヌ地方、アルザス地方などもあります。ドイツやスイスなどの国境に近いので、そういった国の料理の影響もかなり受けています。皆さんも名前くらいは聞いたことある料理も多いはず。

こちらでは、数あるフランス家庭料理の中から、オードブルやメイン料理になる7つのメニューを厳選しました。それでは、どのような料理がブルゴーニュ周辺、フランス北東部の伝統的な味なのか見ていきましょう。

 


 

フランス家庭料理。
ブルゴーニュ周辺の伝統的な味

 

エスカルゴ

Lescargot
エスカルゴとは、ご存知の通り、カタツムリ料理のこと。ブルゴーニュの伝統的なフランス家庭料理です。カタツムリと言ってもどれでも食べられるわけではなく、プティ・グリやグロ・グリなど数種類の食用カタツムリに限定されます。

一旦、殻から出して内臓を取り除いた身を加熱し、また殻の中に戻し、パセリやニンニク入りのエスカルゴバターをかけ、焼き色をつけたら出来上がり。食べると、サザエのような食感ですね。この頃では、日本でもエスカルゴの缶詰が手に入るようになりましたので、自宅で調理することも可能です。エスカルゴには、ブルゴーニュ産アリゴテ白ワインを合わせましょう!

 


 

タルトフランベ

tarteflambee
アルザス地方のフランス家庭料理、タルトフランベ。薄くてパリパリっとしたピザのようなもの。トマトソースではなく、フロマージュ・ブランという非発酵の白いチーズに、ベーコンや玉ねぎをのせて焼いたもので、伝統的には長方形だったようです。

マッシュルームを加えたものや、グリュイエールチーズを使ったもの、リンゴやシナモンをのせた甘いタルト・フランベなどバリエーションも様々。タルトフランベには、アルザスの白ワインとご一緒にどうぞ。

 

コック・オ・ヴァン

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雄鶏の赤ワイン煮込み料理、ブルゴーニュが発祥の地で、フランス家庭料理の定番となっています。鶏肉、ベーコン、玉ねぎ、マッシュルームなどを赤ワインで煮込み、塩や黒コショウなどで味付けします。

ブフ・ブルギニオンの鶏肉バージョンといった感じの料理になります。コック・オ・ヴァンには、ブルゴーニュ産ピノ・ノワールがオススメ!

 

キッシュロレーヌ

quiche-lorraine
こちらは、ブルゴーニュより北東にあるロレーヌ地方のフランス家庭料理です。タルト型にパイ生地を敷いて、ベーコン、ハム、チーズなどをのせ、卵や生クリーム、塩、コショウなどで味付けされたものをオーブンで焼きます。

グリュイエールなど硬めのチーズが使われることが多く、ほうれん草を入れたり、玉ねぎを入れたりと、各家庭の味があるようです。キッシュロレーヌには、辛口の白ワインがよく合いますよ!

 

シュークルート

choucroute
こちらはアルザス地方でよく食べられるフランス家庭料理です。ドイツ語でザワークラウトと呼ばれている塩漬けキャベツを、ソーセージや豚肉ブイヨンで蒸し煮したものに、ジャガイモなどを付け合わせます。

酸味が効いていて、豚肉の旨味を引き立たせてくれる煮込み料理。シュークルートには、リースリングの白ワインを合わせましょう!

 

ラクレット

raclette
元はスイス料理とされていますが、フランス家庭料理としても冬の定番、ラクレット。フランス語で、ラクレットは「削る」の意味になります。ラクレットチーズの断面を削って温めて、溶けたチーズを茹でたジャガイモなどに絡めて食べる料理。

サラミやピクルス、ニンジンやブロッコリーに絡めても美味しいです。こちらは、辛口の白ワインがオススメ!

 

ブフ・ブルギニオン

Boeuf Bourguignon
こちらは、牛肉の赤ワイン煮。ブルゴーニュの伝統的なフランス家庭料理で、ビーフシチューの原型とも言われています。牛肉を火が通るまでバターで焼き、玉ねぎやニンジン、マッシュルーム、ブーケガルニなどを入れ、赤ワインで数時間コトコト煮ます。塩やコショウ、香辛料で味付け。

お好みで、ベーコンや芽キャベツ、セロリなど入れてもOK。ブフ・ブルギニオンには、やっぱりブルゴーニュ産の赤ワインをいただきましょう。

 

いかがでしたか。今回は、北東部のフランス家庭料理を7つご紹介しました。

さすがにブルゴーニュ周辺はワインの産地とあって、ふんだんにワインを使った料理が代々家庭の味として、伝わっているんですね。ドイツ国境に近い地域ではソーセージやザワークラウトが、スイスに近いところではチーズなどを使った料理も多いです。

また、バターやチーズ、お肉などを使ったこってり味のものが多いので、どのフランス家庭料理にもワインがピッタリです。特に、料理の発祥地と同じ土地のワインはよく合います。

今晩の献立何にしようかな?と悩んだときには、この記事を参考にフランス家庭料理に挑戦してみましょう。フランス料理とワインの相性は抜群です。お料理とワイン組み合わせて楽しんでくださいね。

 

まとめ

フランス家庭料理。ブルゴーニュ周辺の伝統的な味
・エスカルゴ
・タルトフランベ
・コック・オ・ヴァン
・キッシュロレーヌ
・シュークルート
・ラクレット
・ブフ・ブルギニオン

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