おうちでラクレット。とっても簡単に作れる方法

おうちでラクレット。とっても簡単に作れる方法
ラクレットとは、ラクレットチーズを火で炙って、とろけたチーズをジャガイモや野菜、パンやハムなどにかけて食べる料理のこと。スイスの寒い冬の伝統料理です。アニメ「アルプスの少女ハイジ」に出てくる暖炉でチーズを炙ってパンに乗せて食べる、あのチーズ料理です。

近頃は日本でもチーズ料理がよく食べられるようになってきましたね。チーズフォンデュに続いて、ラクレットが人気を集めています。でも、みなさん、丸太のラクレットチーズを温めるのにラクレット専用のオーブンがいるので、お店に行かないと食べれないと思っていませんか?

そんなことはありません。おうちでも手軽に食べれるんです。ラクレット用の調理器具をわざわざ買わなくても、家にある調理器具だけで簡単に作れますよ。ここでは、人気のラクレットを簡単に楽しくおうちで食べたい場合の作り方を、手順に沿ってお伝えします。

 


 

おうちでラクレット。
とっても簡単に作れる方法

 

ラクレットチーズを買う

raclette sliced cheese
まずは肝心のラクレットチーズが必要ですね。最近は、スーパーや輸入食料品店のチーズ売り場でラクレットチーズを取り揃えているところが増えています。ネットショップでも販売しているところもあるので、必要なだけラクレットチーズを手に入れましょう。

その時に、丸太の塊になっているラクレットチーズではなく、家庭で調理しやすいようにスライスされているものを選びましょう。ラクレットチーズは大抵スイスからの輸入品になりますので、他のチーズよりお値段少々高めですが、ここは奮発して購入しましょう。ラクレットチーズが手に入らない時は、グリュイエールチーズやエメンタールチーズがおすすめ。

 


 

野菜やパンなどの具材を準備

vegetables
次に、チーズをのせる具材を準備します。野菜でしたら、ジャガイモ、ブロッコリー、人参、アスパラ、セロリ、トマトなどがおすすめ。ジャガイモや、ブロッコリー、アスパラは茹でて、それぞれ食べやすい大きさに切っておきましょう。

パンの場合は、やはりバゲットやパリジャンなど硬めのフランスパンか、ライ麦パンなど酸味のあるパンがラクレットチーズとよく合います。こちらも食べやすい大きさに切って、お好みでトーストしましょう。他にも、サラミやハム、ピクルスなど、お好みで用意してくださいね。

 

チーズを温める

warm raclette up
さて、ラクレットチーズと具材の準備ができたら、いよいよチーズを温めます。このとき、ご家庭にホットプレートかフライパンがあればOK。専用のラクレットオーブンやラクレットグリルなどの代用として使います。

ホットプレートやフライパンが温まったら、弱火にして、スライスされているラクレットチーズをのせます。ちなみに、ラクレットチーズはかなりくさい類のチーズになります。初めてだと驚くほどくさいかもしれませんが、焼くと風味とともに香りもまろやかになり、コクが出てとっても美味しくなります。

 

チーズを具材にのせる

original
チーズの大きさにより異なりますが、焼き始めて2、3分くらいでチーズの色が変わって、とろっとしてくるのが分かります。そうなったら、すぐにフライ返しでチーズをすくって、食べたい具材の上にのせましょう。お好みで、黒こしょうをかけても美味しいですよ。

このとき、美味しく食べるコツは「すぐに食べること」です。ラクレットチーズは、冷めるとあっという間に固まってしまいます。冷めても美味しさは変わりないのですが、とろっと温かいときに食べると絶品です。

 

ワインと一緒に

white wine
ラクレット料理にはワインがよく合います。赤ワインにも合いますが、特に、辛口白ワインとの相性が抜群です。シャスラ、ピノ・グリ、ピノ・ノワールなどの品種のスイスワインに合わせてみましょう。

なかでもスイスでよく栽培されるぶどうが「シャスラ」と呼ばれる品種。世界のシャスラの8割が栽培され、スイスを代表する品種と位置づけられています。スイスワインもまた、とても個性豊かで多彩な味わいが楽しめます。

 

いかがでしたか。

本来はラクレットとはフランス語で「削り取る」という意味の言葉で、ラクレット専用オーブンなどで炙ったチーズの溶けた部分を削り取って具材にかけて食べる料理ですが、今回は特別な調理器具がなくても、ご家庭で調理できる方法をお伝えしました。ホームパーティーや、休日の夜に家族でわいわい楽しく過ごすときにオススメです。

ホットプレートやフライパンを使わず、もっと手っ取り早くラクレットチーズを食べたい朝食やランチには、耐熱容器やシリコンスチーマーにチーズを入れ、電子レンジでチンするという方法も。パンに挟んでサンドイッチにしたり、パンごとトーストしてオープンサンドにしたりしても美味しいです。

キャンプやバーベキューなどアウトドアでは、バーナーなどで直接ラクレットチーズを串に刺してワイルドに炙るというのもありですよね。いろいろな食べ方がありますので、手軽にできて本格的な味が楽しめるラクレットをぜひご家庭でお試しください。

 

まとめ

おうちでラクレットするときの美味しい作り方は
・スライスされているラクレットチーズを買いましょう
・野菜やパンの下ごしらえをしましょうポイントは一口サイズ
・チーズをホットプレートかフライパンで弱火で温めましょう
・とろけたチーズを具材に乗せたら、すぐに食べましょう
・辛口の白ワインを合わせてみましょう

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