多肉植物の魅力はなんといってもぷくぷくした可愛いらしい姿、とても癒されますね。実は可愛いだけではないんです。色や形さまざまでゴツゴツとした雄々しいものまでたくさんの顔を見せてくれます。
多肉植物をインテリアとして楽しむ人が増え、寄せ植えなどの新しい趣味が誕生するくらいです。
実は海外でも多肉植物の愛好家が数多く存在します。世界中には変わった多肉植物の種類があるので探し回る人が後を絶ちません。
しかし多肉植物の種類がとても多く区別がつきにくいのが現状です。なので多肉植物とはいったいどんなものなのかをわかりやすく、属性ごとに特徴をつかんで説明していきます。さらに多肉植物の楽しみ方についてもお教えします♪
これでわかる多肉植物の
種類16属と楽しみ方♪
はじめに多肉植物とは
英語でSucculent(サーキュレント)と呼ばれる多肉植物は乾燥した環境でも生き抜くために葉や茎に水分を蓄えれるように進化した植物です。
原産国は主にアフリカ、マダカスカル諸国、メキシコ、アメリカなどで多肉植物の種類によってはヨーロッパ、アジアなど世界中に自生しています。もちろん日本にも僅かですが自生しています見つけれたらラッキーですね♪
多肉植物の種類16属と数
多肉植物の種類は、原種だけでも1万5千種以上あり園芸用に交配されたものを合わすと世界中に2万種以上と目が丸くなってしまうほどの数の多さです。
わかりやすく属性ごとに16種類の特徴と雰囲気を見ていきましょう。
アエオニウム Aeonium
・しっかり者で太陽が大好き。大きく開いた葉っぱは存在感あり
・木立ちしたものが多く背が高くなる大型種は立派なインテリアに
・比較的、乾燥に強く丈夫なので育てやすいです
クラッスラ Crassula
・金の成る木として知られるものは木立ちして大きく育ちます
・葉っぱが重なり合っていも虫みたいな姿や葉が変形したのも様々
セダム Sedum
・多肉植物の種類の中でも育てやすくポピュラーな品種で、アレンジメントのアクセントにもよく使われます
・葉っぱが小さくぷっくりなタイプと雑草系で群生するタイプとある
エケベリア Echeveria
・葉っぱはロゼット型でお花が咲いたような貫禄があります
・色鮮やかで葉っぱにこぶができたものやフリルになったものなど個性的
・秋になると紅葉したり、季節ごとに違った顔が見られ、品種も充実してるためコレクターも多い
ハオルチア Haworthia
・模様ができるもの、透明で透き通った葉っぱはなんとも幻想的
・硬葉系と軟葉系とあり見た目のバリエーションが豊富
・美を追求する日本人は世界に誇るコレクションを発信しています
サボテン Cactus
・大きなものから小さなもの形の変わったものまで豊富にあり独立していますが多肉植物の種類のひとつです
・たまに咲かせるお花は綺麗でトゲとのギャップがあります
・意外にもトゲのない種類もありふわふわした毛はついつい触りたくなります
カランコエ Kalanchoe
・まるでうさぎの耳みたいなふわっとしたウブ毛。名前も福兎耳(ふくとじ)や月兎耳(つきとじ)とうさぎ好きにはたまらないですね
・実はツルっゴツっとした葉っぱもあり見た目だけでなく触って楽しめます
ユーフォルビア Euphorbia
・多肉植物に種類の中でもっともエキゾチックなのがこれユーフォルビア!特徴的なフォルムが多くサボテンと似たトゲがあったりうねうねとした体つき
・パイナップルのような形をしたものや綺麗で小さな花は可愛らしいです
センペルビブム Sempervivum(上)
・生命力があり育てやすいうえに仔吹きするため気軽に楽しめる品種
・季節によって雰囲気が変わり紅葉するのも魅力のひとつ
パキフィツム Pachyphytum(下)
・むちむちとした肉厚の葉っぱが特徴
・星美人や桃美人など名前も可愛らしく人気を集めています
セネシオ Senecio(左)
・丸い数珠つなぎになった葉が鉢いっぱいに垂れ下がっています。このグリーンネックレスはとても人気で気軽に手に入れることができます
・比較的に暑さや寒さに強く育てやすい
リートプス Lithops(中)
・『生きた宝石』と呼ばれるリートプスは動物から身を守るために石のような姿に進化したといわれています
・色とりどりで模様もありコレクターが多い品種でもあります
コノフィツム Conophytum(右)
・小型の多肉植物の種類でオレンジ、紫、白、黄色などの鮮やかな花を咲かせます
・リートプスも同様にひとつの個体からふたつ、二つから四つと脱皮を繰り返して繁殖する姿にとりこになる人が続出しています
・ハートとうさぎのような可愛い形や模様があるのが特徴
コチレドン Cotyledon(左)
・ふっくりとした姿で名前は熊童子。くまのぬいぐるみみたいな手で可愛らしいです
・肉厚な葉っぱうっすらうぶ毛があり触り心地バツグンですが、手荒れに扱うと葉が落ちやすくなります
アロエ Aloe(中)
・アロエのアロエベラは食用としてもよく知られていますね
・とても大きく立派に育ちます寒さが苦手ですが室内でも栽培可能です
・トゲがあるものないもの様々
アガベ Agave(右)
・鋭いトゲがあり葉っぱが硬いのが特徴
・右上の氷山は緑の葉に白い斑が入っています。斑入りのものは成長がゆっくりでとてもレアです
・海外の公園に行くと巨大なアガベを見かけることがあります。リュウゼツランの花茎は高さ10mまで伸びます。とてもインパクト大ですね
こんな個性豊かな多肉植物たち。
みんなはどのように楽しんでいるのか
最後にちょっとした楽しみ方の紹介です。
多肉植物の楽しみ方
☆選ぶ
まずは自分の好きな多肉植物の種類や属性を見つけて選ぶことからスタート。
こんなにも選択肢があるので自分のお気に入りの多肉植物を見つけてみてくださいね。迷ってしまいますがそれも楽しみのひとつです。
☆増やす
多肉植物は嬉しいことにたくさん増やすことができます!初心者にでもできるオススメの増やし方は葉挿しや挿し芽です。
弱く繁殖が難しいものもありますが、簡単に増やせるものも多いのでぜひチャレンジしてみてください。
☆自分だけのオリジナルを作ろう
近年、街やお店でよく見かけるようになった多肉植物の寄せ植えやアレンジメント。
自分の想像力や組み合わせひとつで仕上がりは無限大に。世界でひとつだけのオリジナルを作ってみてはいかがですか。
寄せ植え
自分のお気に入りの多肉植物の種類を見つけたところで鉢いっぱいに植えていき、カラフルにしたり同色のものを集めたりと自分の想像力を働かしてみよう♪
プレゼントにも喜ばれるのでオススメです。
シンプルにお気に入りの鉢と一緒に
伝統的な陶器やカラフルなものなど、ホームセンターやおしゃれな雑貨屋さんに行くとみつけることができます。鉢と多肉植物のバランスを考えはじめると止まりません。
自分だけのこだわりの鉢を探したり、じっくりと成長がみれるので愛着が湧きますよ。
テラリウム
透明のガラス容器に植物を入れて栽培する方法で、最近ではアンティークな形のものが販売されていています。
なんといっても土からすべてまる見えなところが素敵ですね♪置いたり吊るしたりとできるので室内のインテリアに最適です。
多肉植物のリース
少し上級者編ですが作り方がわかれば自慢のひとつに。季節に合わせて色味を選んだり、木の実なども一緒にアレンジするとまた違った印象に仕上がります。
まとめ
いかがでしたか。
16種類の属性ごとに細かく見ていくと、ひとつひとつ特徴的で面白いですよね。自分のお気に入りのタイプのイメージが湧いたり、これも多肉植物なんだと思っていただければ幸いです。こんなに多肉植物の種類が多いのかとびっくりされた方もいらしゃると思いますが今回紹介したのはほんの一部なのです。
多肉植物の楽しみ方まとめ
☆自分のお気に入りを選ぶ
☆葉挿しや芽挿しで増やす
☆自分だけのオリジナルを作る
知れば知るほど奥が深いです。そんな魅力溢れる多肉植物をお部屋に飾ってみる、または自分だけのオリジナルを追求いけばさらに楽しめること間違いなしです。