アロエは美容効果が高いことで知られ、数多くの美容商品が多く販売されています。またアロエの効果といえば火傷に効くというほど馴染みのある民間療法ですよね。
外側からだけでなく内側からも取り入れることができ、ヨーグルトやアロエジュースなど白い果肉でつるんとした味わいがおいしくてクセになります。
便秘解消にも役立つなど医者いらずと呼ばれる『アロエ』ですが、取り扱い方を知らないと実はとかえって逆効果になる可能性があります。
なぜかというと、アロエにはとっても強い成分が含まれているからです!ここでは『アロエの効果』とアロエを扱う上での注意点をお教えします♪
知らないと損する万能『アロエの効果』美白ほか8つの作用♪
万能『アロエの効果』8つの作用と働き
①治療促進・殺菌作用・・・すり傷、切り傷、軽い火傷、かぶれを修復します。虫刺されによる炎症をおさえかゆみも軽減してくれます。殺菌作用により傷がのこりにくく、水虫などの治療もできます。
②紫外線防衛作用・・・肌を黒くしたり、しみやそばかすのメラニン色素を作り出す酵素チロシナーゼの働きを抑制させます。それに血行促進作用がプラスされ新陳代謝がよくなり、古い角質を取り除き美白効果が期待できるのです。
③消炎作用・・・しもやけや痔、日焼けによる赤みや炎症を抑え皮膚を修復・治療します。日焼け前の対策はもちろん日焼け後のアフターケアにも効果的です。
④保湿・収れん作用・・・お肌をしっとりと保湿し肌荒れやニキビ対策に。乾燥が原因で引き起こすひび、あかぐれに水分を補います。
⑤発毛・血行促進作用・・・頭皮の血行をよくし、抜け毛を防ぐだけでなく、発毛を促進させる成分が含まれている。紫外線からくるダメージも防ぎます。
⑥消化促進作用・・・苦味成分が胃酸の分泌を促し消化を促進。アロエのネバネバ成分が胃粘膜を保護し、胃腸を守ってくれます。さらに肝臓のアルコールを分解し、お酒の飲み過ぎや二日酔いをマシにする働きがあります。
⑦大腸活性作用・・・大腸を刺激し腸内をキレイにする働きあり。下剤成分により腸内に溜まったものを柔らかくし、活性すると腸管に水分をためることができるので便通がよくなります。
⑧抗菌・抗がん作用・・・抗菌作用により風邪の予防になります。またアクロチンAというアロエに含まれる成分によりガン細胞に対して免疫力を高めてくれる効果があります。
効果の期待できるアロエの種類
実はアロエと一口にいっても全世界で500種類以上と数多くあります。暖かい気候で育ち、アフリカやマダカスカル、アラビア半島が原産地です。
これだけの数があると、鑑賞用のアロエもあり、どれもすべてアロエの効果が期待される有効成分が含まれているとは限らないのです。
その中でも薬用として使われるのがキダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエ、ソコトラアロエほか数種類あります。
キダチアロエ
学名:Aloe arborescens
・アロエの中では苦味が少なく有効成分が多く含まれる
・血液の循環をよくするため、心臓病や息があがったときにアロエの効果が期待されます
・ある程度の寒さなら越せるので日本で最も栽培されています
アロエベラ
学名:Aloe vera
・葉が分厚くゼリー状の果肉たっぷりで食用に最適
・保水力が高いので化粧品に用いられる
・寒さに弱いので日本では暖かい地域でのみ栽培可能
ケープアロエ
学名:Aloe ferox
・葉の切口から出る液を乾燥させ粉末にしたもが薬として使用される
・キダチアロエよりさらにアロエの効果が強いので少量を心がける必要がある
・苦味が強いので飲み物と混ぜて飲むのが一般的
・南アフリカ原産
ソコトラアロエ
学名:Aloe perryi
・アロインの細かい方形結晶が多くみられる、このアロインが腸の働きを整え便秘を解消してくれる
・便秘やマラリアなど高血圧の医薬品として使用される
・ソマリア沖ソラトコ島原産
アロエを扱う上での注意点
⒈アロエによって薬用効果が大きく違うので自分にあった量を心がけとりすぎないようにする
医薬品で使用されるほどアロエの効果が高いので摂取量には十分に注意しましょう。人によって体のつくりや大きさが違うので、もしかしたら少量でもアロエの効果が現れるかもしれません。
食品加工されている場合、アロエベラにも含まれるアロインは薬事法により表皮部分の高い含有成分が取り除かれてます。なので薬や粉末のものに比べると大きな心配はいりません。
⒉妊婦さんまたは月経時の過度の摂取は控える
美容に興味がある女性は多いですが、子宮収縮促進作用があるので腹痛や異常を回避するため、妊婦さんまた月経時の過度の摂取は禁物です。
⒊暖かいところで育つアロエは体を冷やす特性がある
体を冷やす特性もあるので妊婦さん同様、小さな子供や体が弱っている方などは特に、アロエの効果が強い医薬品や自分で栽培したアロエなどの摂取は控えましょう。
⒋直接アロエを患部に使用することは避ける
お庭からとってきたアロエをそのまま使用すると雑菌も一緒に塗ってしまう可能性があります。昔からの知恵で殺菌能力もあるアロエですが、最近ではどんな危険があるのかは否めないですよね。
そんなときは沸騰消毒をしたアロエを使用するようにしましょう。
沸騰したくらいではアロエの効果は変わらないので心配せず使用することができます、またはアロエ軟膏やクリームがあれば代わりに使うと安心でしょう。
これはあくまでも軽い火傷の場合に限ります。火傷をしてしまったときはまずはしっかり冷やして様子をうかがうことが大切です。のちに傷が軽そう、または治りかけのときの使用が適しています。
おすすめのアロエ茶
最後にアロエの効果を摂取する方法として、キダチアロエの葉を使った健康茶をご紹介します。
ハーブ名 アロエ キャンドラブラアロエ
Candelabra aloe
ノンカフェイン
アロエ茶は葉っぱを乾燥させたものでティーバックのものもあります。
ちょっと苦味が苦手な方は違うお茶やハーブと組み合わせたり、レモンやはちみつを入れて飲みやすくするといいでしょう。
韓国ではゆず茶のようにビンに入ったジャムタイプのアロエ茶があります。溶けやすくヨーグルトにかけたり、料理にも幅広く使うことができるのでオススメです♪
まとめ
いかがでしたか。美白や火傷だけではない、アロエが万能と言われる理由がわかりましたね!ここでは8つの作用を紹介しましたが、アロエの効果にはまだたくさんの可能性が秘められています。
『アロエの効果』まとめ
すり傷、切り傷、軽い火傷、かぶれ、水虫、紫外線の害から守る、日焼けケア、しもやけ、痔、炎症を軽減する、血行促進、新陳代謝、メラニン色素を抑制、美白効果、お肌の保湿、肌荒れ、ニキビ対策、ひび、あかぎれ、発毛促進、抜け毛を防ぐ、消化促進、胃粘膜の保護、飲み過ぎ、二日酔い、腸内環境を整える、便秘解消、風邪の予防、免疫力を高める、抗ガン作用、心臓病、高血圧、マラリア
アロエを扱う上での注意点まとめ
*アロエによって薬用効果が大きく違う
*自分にあった量を心がけとりすぎないようにする
*小さな子供や妊婦さんまた月経時の過度の摂取は控える
*暖かいところで育つアロエは体を冷やす特性がある
*直接アロエを患部に使用することは避ける
健康と病気になるというのは紙一重だなと感じます。何かが大きく偏ってしまうと体調を崩したり病気になったり。足りないものは補う感覚で、何事にも摂りすぎには注意したいものですね。
こんな素晴らしい『アロエの効果』ですがうまく活用して健やかにお過ごし下さい♪