フランス料理マナーこれだけ押さえておけばOK!

フランス料理マナーこれだけ押さえておけばOK!
今回は、フランス料理マナーについて、押さえておきたい基本的なポイントをピックアップしていきます。フランス料理と聞くと、少し敷居が高いイメージがありますね。苦手意識がある人もいるのではないでしょうか。

結婚式やパーティー、大切な記念日など特別なシーンでいただくことが多いものです。本格的なフレンチレストランに招待されることもあるかもしれません。そんなときに失敗したくないですよね。せっかくのかしこまったフランス料理の席、キョロキョロせず、エレガントに食事をしながら会話を楽しみたいものです。

そこで、ここでは、フランス料理のフルコースをいただくときに、大人のたしなみとして最低限これだけは知っておきたいフランス料理マナーを4つお伝えします。ぜひ参考にしてください。

 


 

フランス料理マナー
これだけ押さえておけばOK!

 

フルコースの順番

まずは、コース料理の順番を説明します。お店によって、または、コース内容によって、タイミングが違ったり、全ての料理が出てくるわけではありませんが、一般的なフルコースは以下のような順番になります。

アミューズブーシュ 前菜の前の少量の料理。カナッペや小さなキッシュなど。食前酒と一緒に食べます。省略されることも。
オードブル 前菜。テリーヌ、パテ、マリネ、キッシュなど何品か盛り合わせのこともあります。
ポタージュ スープ。野菜などを裏ごしして作ったとろみのあるものが多い。
ポワソン メインの魚料理。白身魚が多いが、エビやカニのことも。
ソルベ 口直しとして、シャーベットなどが出ることもあります。
ヴィアンド メインの肉料理。牛、豚、鶏以外に、鴨鹿、猪、兎なども含まれます。
サラダ 肉料理と一緒に出されることが多い。
フロマージュ チーズの2、3種盛り。赤ワインや食後酒と。
デセール ケーキやアイスクリーム、フルーツなどのデザート。
カフェ コーヒーや紅茶。チョコレートやマカロンなどのプチフールと呼ばれるお菓子が出ることも。

 


 

ナプキンの使い方

注文し終わって飲み物がくる頃に、ナプキンを広げて2つ折りにします。折った側を自分のお腹側にして膝の上に置きましょう。口元が汚れたときは、そのナプキンの下の内側を使います。使い終わったら、汚れた方を内側にまた2つ折りにして膝に戻しましょう。そうすることで、洋服が汚れることもありませんし、人に見えることもありません。

食事中に席を外すときは、使っていたナプキンはイスの上に軽くたたんで置いておきます。テーブルの上やイスの背もたれに置くのはマナー違反です。

食事が終わって席を立つときは、テーブル左側に軽目にたたんでナプキンを置きましょう。フランス料理マナーでは、「料理が美味しくてナプキンをたたみ忘れた」という意味を示すこともあり、ナプキンはあまりキレイにたたまない方が良いと言われています。

 

ナイフやフォークの使い方

フルコースの場合、ナイフやフォークなどカトラリーがたくさん並んでいます。お皿の右側にはナイフとスプーンが、左側にはフォーク、上側にはデザート用のスプーンやフォーク。フランス料理マナーでは、基本的に外側から順番に使っていけばOKです。

さて、食事の途中で、フォークやナイフをお皿の上に置くときありますね。そのときは、「ハ」の字になるように、フォークの背を上にして、ナイフはフォークの内側にくるように置きましょう。ナイフの刃は自分側にくるように置くのがマナーです。

食事が終わったら、ナイフとフォークを揃えて置きます。この時もナイフの刃は自分側に。フォークを裏返して置くことはマナー違反なので、上向きに置きましょう。

 

スープの飲み方

フランス料理マナーでは、スープを音を立てて飲むことはマナー違反。すするのはやめましょう。量が少なくなってきたときは、スープ皿は持ち上げず、お皿の奥側をそっと浮かせてスープをすくいます。

終わったら、受け皿がある場合は、スプーンを受け皿の奥側に置くと、下げてもらえます。飲み残しがある場合も下げてもらえます。

また、持ち手があるスープカップの場合は、持ち上げて飲んだり、口に運んでもOKです。

 

いかがでしたか。今回は、フランス料理マナーの中から、最低限覚えておきたいものだけに絞ってお伝えしました。なんとなく分かっていたものの自信がなかったところがスッキリしてきたのではないでしょうか。

食事の食べ方やワインの飲み方などは『フランス料理マナーを身につけて、上品に食べるコツ!』を参考にしてくださいね。とは言っても、マナーばかりに気を取られていては食事を味わうこともできませんので、だいたい頭に入れておいたら、あとはその時間を楽しい食事とおしゃべりに集中しましょう。

また、女性と一緒にフレンチレストランに行く場合は、レディーファーストを心がけましょう。フランス料理マナーに限らず、デートに誘った場合などは、食事以外でもレディーファーストを心がけたいものですね。こちらの記事が、フランス料理をいただくときにお役に立てれば幸いです。

 

まとめ

フランス料理マナーこれだけは押さえておこう!
・主なフルコースは、オードブル、ポタージュ、ポワソン、ヴィアンド、デセールの順。
・ナプキンは二つ折りにして膝へ、汚れを拭きとるときは内側を使いましょう。
・ナイフやフォークは外側から使いましょう。
・スープは音を立てず、お皿の奥側を浮かせてすくいましょう。


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