多くの人が、1日の時間が足りないと思ったことがありますよね。もちろん、1日の長さを変えることはできませんが、働き方を工夫すれば、自分の趣味を楽しめるだけの時間を作ることができるんです。
世界的に見て、働きすぎだと言われる私たち日本人。1日の大半を仕事や作業に追われて過ごす人も少なくないのではないでしょうか。
でも、そのままでは、仕事に対する生きがいを見失うだけでなく、生きる目的そのものを見失い、心身の健康を損ねてしまうことにもつながりかねません。
良い仕事をするためだけでなく、生き生きと充実した毎日を過ごすためにも、自由に使える時間を持つことは大切です。ここでは、自分の時間を持つために実践したい働き方をお伝えします。
働き方を工夫して
自分の趣味もたっぷり楽しむ5つのコツ
緊急度と重要度から優先順位をつけましょう
働き方は人それぞれですが、同じような仕事をしているのに、毎日のように遅くまで残業している人もいれば、ほぼ定時で帰っている人もいます。この差はどこからきているのでしょう。
実は、両者の差は仕事の効率の差。目の前にたくさんの仕事が山積みになっているとき、それをただ闇雲にこなしていくだけでは、仕事が増えるほど、効率が悪くなってしまいます。
効率よく仕事を進めていくためには、ひとつひとつの作業に優先順位をつけて、スケジュールを立てることが大切です。
優先順位をつけるときのポイントは、緊急度と重要度。緊急度も重要度も低い仕事は、優先しなくても良いことは誰もが分かりますよね。
仕事の効率が悪い人ほど、緊急度と重要度がともに高い仕事を優先しがちですが、実は効率よく仕事をするためには、緊急度が低く、重要度が高い仕事に対して時間を割けるかどうかがカギを握っているんです。
例外もありますが、緊急度が高い仕事の多くが「すきま時間」に取り組めるのでまずは、緊急度が低く、重要度が高い仕事のスケジュールを組んでから、すき間時間に緊急度が高い仕事を組み込んでいきましょう。
このとき、作業の時間だけを考えてスケジュールを立てるのは危険です。ただ手を動かすだけの仕事なら問題ありませんが、仕事によっては、考える時間が必要になることもあります。
予定よりも仕事が押してしまったという事態を避けるためにも、予め考える時間を確保したスケジュールを立てるのがポイントです。
メールなどはまとめてチェックしましょう
最近では、メールやメッセージなどのツールを使ってやりとりをすることが多いですよね。あなたは、これらを受信するたびにチェックするような働き方をしていませんか?
メールやメッセージを受信するたびにチェックしたり、返信したりすると、そのたびにそれまでこなしていた仕事がストップしてしまいます。
これでは、仕事の効率が落ちる一方。急ぎの要件などで、相手の返信を待っている場合などを除き、仕事の効率を良くするためにも、1日に○回とメールを返信する回数を決め、メールに返信するためだけの時間を設けるようにしましょう。
1日を「時間」ではなく「分」で把握しましょう
多くの人が1日は24時間あることを知っていますよね。そのため、スケジュールを立てるときも、時間刻みで考える人が多いのではないでしょうか。でも、時間刻みで考えると、どうしても時間が無駄になりがちなんです。
日ごろ、あまり意識することはありませんが、「分」で考えると1日は、1440分。効率的な働き方にするためにも、1日を「分」で捉え、分刻みのスケジュールを立てるようにしましょう。これができると、無駄に過ごす時間がなくなるので、充実感も得られますよ。
自分に合った工夫をしましょう
すべての人に有効な働き方はありません。能力はもちろん、集中力や集中しやすい時間帯などには個人差があるのですから、当然ですよね。
どれだけすごい方法でも、自分に合っていなければ、続けるのが難しくなってしまいます。自分の力を最大限に発揮するためにも、自分に合った働き方を見つけましょう。
午前中の方が集中力がある人は、早めに出勤したり、難しい仕事を午前中の予定に入れたりなどの方法が有効です。集中力が続かない人は、集中力が持続する時間内に終わるよう仕事を区切り、こまめに気分転換すると良いでしょう。
周囲に人がいることでなかなか集中できない人は、会社によっては難しいこともありますが、できるだけ外部を遮断するなど、自分に合った働き方をしてみてくださいね。
先に予定を入れてしまいましょう
効率的な働き方をするためには、少し強引ですが、先に平日の夜にプライベートの予定を入れてしまうのも有効です。平日の夜に予定を入れたからと言って、仕事の効率が良くなるわけではありませんが、予定を入れておくと、「予定があるから早く帰らなきゃ」という気持ちになりますよね。
この気持ちこそが、自然と効率の良い作業につながります。ただし、どんな予定でも良いわけではありません。目的のない予定では、早く帰らなきゃという気持ちになれなかったり、早く帰ることに罪悪感を覚え、逆効果になったりするので、自分なりの目的をしっかりと持った予定を入れることがコツです。
いかがでしたか。毎日のように遅くまで残業している人って少なくないですよね。これでは、趣味や好きなことをする時間が取れないだけでなく、ゆっくりと休む時間もないので、必要以上に心身が疲れてしまいます。
良い仕事をするためには、心身の疲れを癒しリフレッシュすることも大切です。働き方を工夫して、趣味をじっくり楽しめるだけの時間を作りましょう。
自分の時間を作るためには、効率良い働き方をするのが一番です。自分が受け持っている仕事の緊急度と重要度から優先順位をつけ、分刻みでスケジュール管理しましょう。
これまでメールを受信するたびに返信していた人は、メールをチェックする回数を決め、まとめてメールに返信するだけの時間を作ると、仕事の効率が良くなります。
効率の良い仕事の進め方は、人それぞれ異なるので、ここにご紹介した働き方の工夫を参考に、自分に合った方法を探してみてください。
まとめ
効率よい働き方をするには
・ 緊急度と重要度から優先順位をつけましょう
・ メールなどはまとめてチェックしましょう
・ 1日を「時間」ではなく「分」で把握しましょう
・ 自分に合った工夫をしましょう
・ 先に予定を入れてしまいましょう