自分の願いを叶えるための写真を貼ったビジョンボードを作成してそれを常に眺めることで、私たちは願いをより早く実現させることができます。しかし、ビジョンボードの作成にはルールがあり、それを無視してしまうと逆に願いが遠ざかってしまうのです。
そこで今回は、ビジョンボードを作成するときにおさえておくべきことをお伝えします。これから作る方は間違わないように、そして一度作ってしまっている人は注意点を見直して作り変え、自分の願いを現実化する最高のツールに仕上げましょう。
間違ったビジョンボードで
願いを遠ざけないための注意点
自分が本当に欲しいものは何なのかを認識しよう
ビジョンボードを作成する際にやってしまいがちなのが、好きな写真をボードにペタペタ貼ることです。でもそれは、自分の本当の願いではなく、他人の洗脳により一時的に欲しいものであり、いつまでたっても願いは叶いません。
私たち人間は、思考の次に感情が動いて行動に移り、目標が達成される仕組みになっていますので、まずは本当に自分の欲しいものややりたいことは何なのか(=思考)を知る必要があります。そのため、いきなりビジョンボードの写真探しを行うのではなく、自分の願いをありのまますべて紙に書き出してみましょう。
自分の願いをカテゴリー別にしよう
願いが叶う時には潜在意識が働きますが、潜在意識に願いを落とし込むためには、どんな種類の願い事なのかが整理されている必要があります。
ビジョンボードの写真もカテゴリー別に整理されていると、願いがスムーズに潜在意識に刻み込まれやすくなりますので、書き出した自分の願いを「収入(お金)」、「欲しいもの」、「健康・肉体」、「家庭」、「目標とする人」、「趣味・チャレンジ」、「ビジネス」の7カテゴリーにまとめましょう。
ビジョンボードの写真は8枚までにし、規則正しく並べよう
誰でも願いは数え切れないほどたくさん持っていますが、一度にすべての願いを叶えることはできません。
しかし多くの人は、ビジョンボードを作成するときに大きさがバラバラな写真を、配置を考えずに好きなだけペタペタ貼ってしまいます。それでは脳が混乱してしまって潜在意識に落とし込まれず、願いが遠ざかっていってしまうのです。
少しずつ、でも着実に願いを実現させるため、現実とかけ離れすぎていない写真をカテゴリー別に全部で8枚選び、上のどちらかの図のように大きさをそろえてビジョンボードに並べましょう。そしてすべての願いが叶ったところで、次に自分が目標とする写真に貼り変えましょう。
写真は具体的でかつ人には見せられないものを選ぼう
ビジョンボードには自分のぼやっとした夢ではなく、しっかりとした目標となる写真を貼り付けることで願いに近づきやすくなり、その正しい写真の選び方については、次の7つのルールに従いましょう。
①見た瞬間に感情が動くものを選ぶ
願いを実現するためには考えているだけではダメで、感じないといけません。そのため、ワクワクドキドキする写真を選びましょう。②人には見せられなくてついついニヤニヤしてしまうものを選ぶ
ビジョンボードは自分だけの世界ですので、人に見られると恥ずかしいような写真を選ぶと、さらに願いが潜在意識に刻み込まれやすくなります。③人に見せびらかすための格好つけたものはダメ
ビジョンボードは人に見せるために作るのではなく、自分の目標を達成するために作るものです。人に自分の心の内を知られたくないような写真を選びましょう。④目標が大きすぎるものやフワフワしたものは避ける
無駄に腹筋が割れていたりお札がたくさん描かれているだけなど、自分には無理だと思うような写真は選ばないようにしましょう。そのような写真を選んでしまうと、かえって願いが遠ざかってしまいます。⑤具体的なものを選ぶ
ただ単にきれいな風景など、場所が特定できないものや何がしたいのかわからないものは避けましょう。自分がほしいものは何か、どうあるべきかなど具体的なものを選べば、より願いが潜在意識に刻み込まれやすくなり、早く現実化します。⑥いつ見ても飽きないもの、クオリティが高いものを選ぶ
写真の画質が粗かったり、縦横比がバラバラで写真が伸びていたりするとそちらが気になって、なかなか願いが潜在意識に落ちてくれませんので、きれいな写真を選びましょう。⑦何が何でも…ではなく、楽しく手に入れられるものを選ぶ
願いという種をまくときに、硬い土壌よりも柔らかい土壌にまいた方が早く芽が出て実ることは誰でも想像できますよね。そのため、力んでしまってカチコチになってしまわないよう、楽しい・嬉しいと思える写真を選びましょう。
作成したビジョンボードをそこら中に貼り付けよう
ビジョンボードは部屋の一番目立つところに1枚だけ貼っている方が多いようですが、ビジョンボードを常に見ることで、潜在意識に刷り込まれ、より早く目標が達成されるようになります。
そのため、1枚作って終わりなんて遠慮せずに、部屋の壁、スマホの壁紙、パソコンのデスクトップ、お風呂場、冷蔵庫、車の中、手帳、トイレなど、色々な場所に貼っておき、どこに目を移しても常にビジョンボードが見られるようにしましょう。
目標を達成するために行動しよう
ビジョンボードは願いを叶えるためのツールですので、ビジョンボードを作成して満足していても願いは一向に叶わず、ビジョンボードを使い倒して初めて効果が現れます。
ビジョンボードを使いこなすには、目標に向かって毎日コツコツと少しずつでもいいので前に進む必要があり、途中で目標を見失ったりモチベーションが下がって行き詰ったりしないようにするためのものとしてビジョンボードは存在します。
何もせず願いが叶うのをじっと待っているよりも、自分から追いかけて行った方がはるかに現実になるのが早いことは、誰でもお分かりいただけることでしょう。ですので、〇月〇日までに達成するという期限を決めて着実に前進していくことが、願いを叶えるための近道なのです。
いかがでしたか。
ビジョンボードは、ただ単に写真をペタペタ貼ればいいというものではなく、脳が目標を認識して願いを潜在意識に落としやすくするためにも、規則正しく写真を配置しなければいけません。
そして、写真を選ぶときには人に見せびらかすようなものでなく、ついついニヤけてしまって自分の感情が動かされるようなものを選ぶことで、行動するようになり目標が達成できるようになります。
ビジョンボードをこれから作成する方も、一度作ってしまった方も、ぜひ今回お伝えした注意点を参考にして新しいビジョンボードを作成してみてくださいね。
おさらい
間違ったビジョンボードで願いを遠ざけないための注意点
・自分が本当に欲しいものは何なのかを認識しよう
・自分の願いをカテゴリー別にしよう
・ビジョンボードの写真は8枚までにし、規則正しく並べよう
・写真は具体的でかつ人には見せられないものを選ぼう
・作成したビジョンボードをそこら中に貼り付けよう
・目標を達成するために行動しよう