生ワインはフレッシュさやブドウそのものの味を楽しめるということで今注目されているワインですよね。ワインが苦手な方でも飲みやすいワインです。
ただ、日本では市場に出回っている数が少ないうえに、製造過程で濾過や加熱殺菌などの処理をしない、酸化防止剤が入っていないため保管が難しいなど、生ワインならではの難しさや注意点があります。生ワインを選ぶ時には生ワインの特徴や注意点を事前に知っておくとよいですね。
ということで、今回は生ワインを選ぶ時に前もって知っておきたい知識をお伝えします。特別な日を生ワインでお祝いしたい方や生ワインに挑戦したい方、あるいは生ワインを大切な方にプレゼントするときの参考にしてください。
生ワインはフレッシュさが命!新しい生ワインを選ぶこと
生ワインはフレッシュさが命です。また加熱殺菌をしなかったり酸化防止剤が入っていないため古い生ワインは味や風味が落ちていることが多いです。日本国内で購入できる生ワインの多くが国内産なのも、生ワインがフレッシュさが大切なワインだからです。
生ワインを選ぶ時には新しいものを選んでくださいね。ちなみに、生の赤ワインは普通の赤ワインよりも淡い色をしています。生の白ワインは普通の白ワインの琥珀色よりも透明です。
ブドウの品種や生産地で選ぶこと
生ワインは長い時間寝かせたり熟成させない分、原料のブドウの味がそのまま活きています。生ワインを選ぶ時には、原材料のブドウの品種を目安に選ぶと好みのワインを見つけやすいです。
また、原料となるブドウやワインの生産地も生ワインの味を大きく左右します。生ワインを選ぶときは、生産地にも注目してみてくださいね。
アルコール度数やおつまみ・料理で選ぶこと
生ワインをアルコール度数で選ぶのもおすすめです。生の赤ワインのアルコール度数は11~14%、白ワインなら7~14%です。赤ワインの方がアルコール度数が高いですね。ワインを飲みなれていない方は生の白ワインがよいかもしれません。
また、赤と白の中間が生のロゼワインです。ワインと一緒に楽しむ料理やおつまみに合わせて生ワインを選ぶのもおすすめです。ワインの場合、「赤い料理」には赤ワインが、「白い料理」には白ワインがよく合います。
肉料理は赤、魚介や野菜には白ワインが合うということです。たとえば、お中元でもらったステーキに合わせて生ワインを選びたいときには、赤ワインを選ぶとよいですね。
それぞれの個性に注目して選ぶこと
生ワインには個性的なワインが多いです。製造段階で濾過しないために濁っていたり、あるいは加熱処理せず酵母が生きたままボトルに入れてしまうためにシュワシュワと発泡する生ワインもあります。日本酒でいえばにごり酒やどぶろくのようなものですね。
また日本酒にも発泡するお酒がありますが(炭酸を加えるのでなく生かした酵母がボトルの中で発酵を進めるために発泡)、生ワインの発泡も原理は日本酒と同じです。生ワインを選ぶ時には、それぞれの生ワインの個性や特徴に注目するのがおすすめです。
従来のワインとは一味違う生ワインならではのおいしさを楽しむことができますよ。また、にごり酒やどぶろくのような雑味の残った日本酒が好きな方は濁りのある生ワインが口に合うかもしれません。ぜひお試しあれ。
生ワインは要冷蔵!購入した生ワインは冷蔵庫に入れること
加熱殺菌されていなくて、さらに酸化防止剤や防腐剤などが入っていない生ワインは基本的に要冷蔵!購入した生ワインは冷蔵庫で保管してください。従来のワインは常温で保管できますが、生ワインは製造段階から10℃前後に冷蔵されているものが多いので、品質を落とさないためにも冷蔵庫に入れましょう
。生ワインを飲むときも10℃前後が最もおいしいので、常温で保管したときも開ける前に冷蔵庫に入れます。ただ、生ワインによってベストな保管方法や飲み方は異なるので、購入するときにお店の方に確認してくださいね。特に誰かにプレゼントしたり宅急便などで送るときには、保管方法などに注意が必要です。
以上が生ワインを選ぶ時に前もって知っておきたい知識についてでした。生ワインは普通のワインと違い、濾過や加熱殺菌などの処理が行われていません。濾過していないために濁りがあったり発泡するなどの生ワインの個性を知って選ぶと、自分に合うワインを見つけやすいです。
また、生ワインは熟成させない分、原料のブドウの味が活きています。ブドウの品種や産地も生ワインを選ぶ時の目安の一つです。さらに、赤ワインと白ワインではアルコール度数や合う料理に違いがあるので、それも選ぶ時の目安にするとよいですね。
生ワインはフレッシュさが命で、保管方法によっては品質が劣化しやすいので注意が必要です。生ワインを購入するときは新しいワインを選ぶこと、そして、保管方法を確認したうえで冷蔵庫に入れるなど適切な方法で保管することでおいしい生ワインを楽しむことができます。
まとめ
生ワインを選ぶ時には
・ 生ワインはフレッシュさが命!新しい生ワインを選ぶこと
・ ブドウの品種や生産地で選ぶこと
・ アルコール度数やおつまみ・料理で選ぶこと
・ それぞれの個性に注目して選ぶこと
・ 生ワインは要冷蔵!購入した生ワインは冷蔵庫に入れること