加齢臭の原因を知って日頃から匂いをケアする5つの習慣

加齢臭の原因を知って日頃から匂いをケアする5つの習慣
中高年の男性は独特な匂いがすると、子供の頃は思っていましたが、加齢臭の原因が究明されてきて、匂いがしない人も増えてきましたよね。しかし中には加齢臭がすごいのに、全く気にしないで、電車や会社の中で、周囲に迷惑をかけている人が多いのも事実です。

もちろん女性にも加齢臭はあるので、中年という年齢に差し掛かってきたら、男女問わず、対策をしないと、スメハラと言われてしまいます。匂いというのは、自分の好みがとても大きく、香水や柔軟剤は、種類やつけ方によって、周囲を不快にしてしまうこともあるのですから、加齢臭なら尚更です。

だからこそ、加齢臭の原因を理解し、あなた自身が肩身の狭い思いをしなくても良いようにしませんか。そこで今日は、加齢臭の原因を知って、日頃から匂いをケアする習慣をお伝えします。

 

加齢臭の原因を知って
日頃から匂いをケアする5つの習慣

 

加齢臭の原因物質を知ろう

資生堂が中高年の嫌な匂いの原因を「ノネナール」であるということを発見し、この体臭を加齢臭と名付けました。加齢臭の原因物質のノネナールは、不飽和脂肪酸の一種の「9-ヘキサデセン酸」と過酸化脂質が結びつくことによって生じ、40歳を過ぎると、年齢とともに増加し、60歳代になると急増する成分です。

実は、このノネナールは、若い人には、ほとんど存在しません。という事は、9-ヘキサデセン酸と過酸化脂質の分泌を減らせば、加齢臭の原因となるノネナールという物質が生成されるのを抑えることが出来るということです。

その為には、生活習慣の改善が大切で、特に食生活は、肉やバターなどは控え、匂いを抑える抗酸化物質が含まれる大豆製品や野菜を充分に摂取するようにすると、加齢臭の軽減に役立ちますよ。

 

頭皮の匂いを防ごう

加齢臭の原因は、皮脂に含まれる脂肪酸の酸化によるものなので、皮脂腺が多い頭皮は、ケアしないとクレヨンや油粘土のような匂いがしてしまいます。その上、髪の毛がある為、毛穴や周辺が蒸れやすく、加齢臭をさらに強くしてしまうのです。

頭皮の匂いを防ぐには、シャンプーの仕方、そして、乾燥に気を付けましょう。シャンプーを選ぶ際は、刺激が少なく、洗浄力の強いものは避けて下さい。皮脂を取りきってしまうと、頭皮の乾燥防止の為に、多くの皮脂を分泌させてしまい、加齢臭の原因の温床となってしまいますよ。

シャンプーをする際は、爪を立てずに、指の腹で頭皮を揉みこむようにし、丁寧にすすぎましょう。その後、しっかりとタオルドライをし、ドライヤーで充分に乾かします。生乾きは、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の匂いやトラブルの素になるので、気を付けてくださいね。

 

耳の裏から出る匂いを防ごう

メガネの耳に掛ける部分をにおうと、おじさん臭いという話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。実は、耳の裏は、皮脂の分泌量が多く、加齢臭の原因であるノネナールが生成されやすい場所なのです。

その為、耳の付け根あたりを指で擦ってみて、加齢臭がした場合は、すぐにでもケアを始めてくださいね。方法は、とても簡単で、耳の裏を入浴時に丁寧に洗うようにするだけです。

シャンプーをする際に、耳の裏も一緒に洗うように習慣づけるようにしましょう。それ以外にも、耳の裏を触った時に脂っぽく感じたり、匂いがある時は、濡らしたハンカチやタオルで軽く拭けば、加齢臭の原因の皮脂を除去出来る為、こまめに行うようにするといいですね。

 

衣類の加齢臭を落とそう

入浴して、加齢臭を落としても、その後、身につける衣類に加齢臭がしみついていては、匂い対策の効果も半減してしまいますよね。取りきれていない皮脂が蓄積されて、洗濯したのに匂いが気になってしまうのです。

加齢臭の原因になってしまう衣類を、柔軟剤で誤魔化そうとしても、洗濯後、1~2日で防臭効果はなくなってしまいます。だから、衣類の匂いを元からとるようにする方が効果的だし、柔軟剤も少量でOKです。

まずは、重曹2分の1カップと液体洗剤4分の1カップを容器に入れ、ペースト状になるまでゴムべらなどで混ぜ合わせ、重曹石鹸を作ります。

これを脇や襟などの加齢臭の原因物質が多く出る部位にぬり、5~10分待ち、洗濯機で他の洗濯物と一緒に洗いましょう。ただし、色落ちしないかの確認を目立たない部分で必ず行ってくださいね。

 

椅子や寝具の加齢臭を消そう

先ほど、衣類の加齢臭を落としましょうとお伝えしましたが、寝具だって、加齢臭の原因である皮脂がしみ込んでいます。その為、重曹石鹸をぬるま湯に溶かし、シーツやまくらカバーを5~10分漬けてから、洗濯機で洗うと、匂いのケアになりますよ。

布地が張ってある椅子を使っている場合も、加齢臭がしみ込んでしまっているはず。匂いを消すには、重曹スプレーが安価で簡単なので、おすすめです。スプレーボトルに40度位のぬるま湯を入れ、重曹を小さじ1杯加えて、混ぜるだけ。

椅子などの布地にスプレーすれば、消臭効果がありますよ。ただし、黒い生地にスプレーしてしまうと、白い跡が残ってしまう場合があるので気をつけましょう。カーテンなどにも、匂いは移ってしまう為、一緒にスプレーするのを習慣にして、加齢臭を消臭してください。

 

いかがでしたか。加齢臭の原因を知り、匂いの対策をすることは、自分だけではなく、家族やあなたの周りにいる人の為にもなるので、習慣づけたいですね。

あなたのことを、仕事面、そして人間的に尊敬していても、加齢臭のせいで近寄るのが辛いという人もいるかもしれません。特に頭皮や耳の裏の匂いは、仕事中、隣の席や近くを通る人にも、不快な匂いを放ちます。

その為、毎日、頭皮と耳の裏を丁寧に洗い、シャンプー後はしっかり乾燥させるようにして、加齢臭の原因である皮脂や雑菌の繁殖を抑えるようにしてくださいね。

夏は、暑いのでドライヤーの使用は辛いですが、最低限、頭皮だけはドライヤーで乾かすようにしましょう。頭皮を乾かすと、髪の毛の根本も乾き、雑菌の繁殖を抑えることが出来るので、時間の無い時も必ず実行してください。

まとめ

加齢臭の原因と匂い対策とは

・ 加齢臭の原因物質を知ろう
・ 頭皮の匂いを防ごう
・ 耳の裏から出る匂いを防ごう
・ 衣類の加齢臭を落とそう
・ 椅子や寝具の加齢臭を消そう

健康マナー
この記事を書いた人
編集部

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