少ないもので暮らす為に、知っておきたい苦労と現実

少ないもので暮らす為に、知っておきたい苦労と現実

少ないもので暮らすことは、人生における目的を達成したり、仕事やプライベートをより充実させることにつながります。ですが、その一方では、その生活を維持するための苦労も存在します。

すでに習慣化されている人や、シンプルな生活しか知らない人にとっては当たり前のことですが、これから少ないもので暮らすことを目指す人にとって、クリアしなければならないハードルが幾つも待っています。

例えば、思い出深い品物やこれは手元に置いて当然なものでもたくさん手放していくことを迫られる、など人によっては耐え難いことでもありますよね。

しかし、無闇に捨てて身軽になればいいということではなく、本当に必要なものを見極める目を養ったり、少ないものでもストレスがないような生活スタイルを作っていくことが重要です。

今回は、少ないもので暮らす上で知っておきたい苦労と現実のポイントをお伝えします。

 

少ないもので暮らす為に、
知っておきたい苦労と現実

 

家族の同意を得る必要があること

少ないもので暮らす上で、重要な同居している人の同意を得ることから始めましょう。家族にその気がないのに、どんどん物を捨ててしまうと家族の中に修復できないくらいの溝が生まれてしまうこともあります。

どんなにシンプルな生活が素晴らしいことであっても、人が大切にしている物を勝手に処分することはモラルに反することを忘れないでください。

少ないもので暮らすとどのようなメリットとデメリットがあるのかをあなた自身が理解し、家族にプレゼンする必要もあります。

一人暮らしをしている人であれば、捨てたくないけど家に置いておきたくない物があるときには、実家に置かせてもらうなどの同意も必要ですよね。

生活すべてをシンプルライフにするのではなく、あなたが自由にできる場所や物から実践していくことをおすすめします。

 

先延ばし癖を治す必要があること

少ないもので暮らすために、普段の家事を見直しましょう。シンプルな生活でも、物が溢れかえっている生活でも家事は怠ることができませんよね。

少ないもので暮らすことを始めても、散らかってから掃除や片付けをしているのでは、いつの間にか元の生活に戻っていた、なんてこともあります。

シンプルな生活をしている人ほど、家にいる間は「汚れていると気づいた瞬間にすぐさま掃除」しているのです。

これは当たり前と言えば当たり前のことですが、自分の家だとつい油断してしまい、「あとで拭いておけばいいかな」「日曜にまとめて掃除しよう」と言って先延ばしにしてしまうものです。

日曜と決めて掃除をするのであれば問題ありませんが、「先延ばし」するクセをつけてはいけません。気付いたらすぐ片付ける、掃除するクセを付けていくことが重要なのです。

 

いつの間にかモノが増えていたこと

少ないもので暮らすようになった後、それ以上物を増やさないようにするためには、収納スペースを限定しておくことが重要です。

キッチン、リビング、寝室、書斎など各部屋によって物を収納しておく家具を決めておきましょう。その収納家具に入りきらない状態になった時、どれを残してどれを処分するかを選別します。

また保管しておく期間を半年~1年間と定めて、まったく使用しない物や使用頻度が極端に少ないものがあれば処分の対象にしましょう。

少ないもので暮らすことは、ものを持ってはいけないということではありませんので、自分のストレスにならないようにしてくださいね。

ものが少なすぎて、返って生活が不便になっては意味がありません。自分の精神状態をひとつのバロメーターにして、気持よく過ごせる環境を整えましょう。

 

モノを減らしながら、快適な環境を維持すること

少ないもので暮らすことは、決して過酷な環境で不便な生活を強いることではありません。自分の人生をより豊かにするためにするものです。

ものを少なくするのは家で考え事をしたり、より良いアイディアを発想するためでもあります。出来るだけ「人が快適に過ごせる」ようにしましょう。

特に空調周り、冷暖房は充実させておくようにしましょう。少ないもので暮らすようになると、これまでより家の中が殺風景に感じて、冬場なら寒々しく感じたりすることもあります。

冬場なら断熱性のあるカーテンや、足元を温めてくれるホットカーペットやヒーターなど、夏場ならクーラーや扇風機など、余裕があれば空気清浄機など、最低限度の電化製品は残しておくべきでしょう。

精神修行のためのシンプルな生活ではないので、「快適さ」を求めることは忘れないでくださいね。

 

モノを捨てることよりも自己管理の問題だったこと

少ないもので暮らすことは、結局は徹底した自己管理に尽きると言えるでしょう。自分の思考や体力の限界、無理のないスケジュールと扱いきれる物の分量を熟知しておくことが大切です。

「ものが少なくなれば、きっと自分は変われる」と思っているであれば、その生活は失敗に終わります。あなたが変わることで、少ないものでも暮らすことが可能になるのです。

少ないもので暮らしてみたけど、辛かったという人は、自己管理に失敗したということでしょう。自分が出来る範囲のシンプルな生活はどのレベルか、どれが必要でどれがいらないものか、常に深い思考力が問われます。

いきなりは難しいはずです。しかし、自己管理も日々繰り返していくうちに身につけていけるものなので、ハードルを下げて、苦なく出来ることから始めてみましょう。

 

いかがでしたか。

少ないもので暮らすことは、自分の人生を理想に近づける大きな支えになりますが、結局は自分の考え方や生活の中で付いてしまったクセの延長上にあることなのです。

少ないもので暮らすためには、こうした習慣を毎日の生活のなかで少しずつ修正し、身につけ、実践していくことで、少しずつ築かれていくものなんですよね。

また、シンプルな生活を実践する人は、時間を大切にしています。よく聞くのが、時間を「年」単位で考えていなことです。

今30歳なら、健康であればあと40年は生きているかもしれないですよね。その40年を日数で換算し、人生は有限であると考えると、1日1日を大切にしようという思いが生まれてくるはずです。

「少ないもので暮らす」、それはすべてに置いて「限り」があることを実感することから始まるのです。

 

まとめ

少ないもので暮らす為に、知っておきたいポイント

・ 家族の同意を得る必要があること
・ 先延ばし癖を治す必要があること
・ いつの間にかモノが増えていたこと
・ モノを減らしながら、快適な環境を維持すること
・ モノを捨てることよりも自己管理の問題だったこと


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編集部

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