集団面接のマナーを学んで希望の就職を達成する為のコツ

集団面接のマナーを知っておくことは社会人としての常識を知るということ。面接は社会人に欠かせないものですよね。個別面接の経験は多くの方があると思いますが、集団面接と個別面接とでは評価の基準が異なるので注意が必要です。

この判断基準を誤って個別面接のように自己主張で頭がいっぱいになってしまうと、集団面接にはおいては大きな減点となってしまいます。自己アピールに必死になってしまうことは自己中心的ととらえられて、逆に評価を下げる原因となってしまうのです。

と言っても、集団面接のマナーはそんなに難しいものではありません。失敗をして後悔する前に頭に入れておきましょう。そこで今回は、集団面接のマナーを学んで希望の就職を達成する為のコツをお伝えします。

 

集団面接のマナーを学んで
希望の就職を達成する為のコツ

 

集団面接の入室時のマナーを覚えておこう

集団面接の場合は個別面接とは異なって複数の人間が面接室に入室します。入室する順番によって集団面接のマナーは異なるので、よく覚えておきましょう。

■先頭の場合ドアを軽く3回ノック。「どうぞ」などの声が聞こえるまでドアノブは回さない。ドアを開けたら、ドアノブを持ったまま「失礼します」と挨拶した後に一礼してからドアノブを次の人に譲る。
■先頭以降の場合入室したら、「失礼します」と挨拶した後に一礼する。
■最後尾の場合集団面接のマナーは先頭以降の場合と同様ですが、ドアを閉める必要があります。
ドアを閉めるときは、面接官にお尻を向けないようにして、ドアに対して半身になってドアを静かに閉めましょう。

ドアを閉めた後は深く一礼。最後に、全員が入室していないのに勝手に椅子に座ってしまうのは絶対厳禁。着席を促されるまでは椅子の横で立ったまま静かに待っていましょう。

 

第一印象を大切にしよう

第一印象が大切というのは、個別面接と同様に集団面接でも重要なマナーです。前述した入室時のマナーだけでなく、身なりもきちんと整えて”清潔感”を意識しましょう。

髪や髭は整えて、きちんとしたスーツを着用することは必須です。また、第一印象は姿勢や表情も大きく影響します。背筋を丸めないで、笑顔で穏やかな表情でいるように努めましょう。

椅子に着席しているときは、浅く座ったり、股を広げてしまうのは絶対厳禁。明るくハキハキとしした口調で話すことも清潔感、礼儀正しさの評価アップにつながりますよ。

 

他人やその場の空気を読むようにしよう

個別面接と集団面接の大きな違いは、その場に複数の人間がいるということ。個別面接は自己アピールに努めればいいですが、集団面接の場合はコミュニケーション能力・協調性といったことが評価基準となるので、他人やその場の空気を読むことが自身の評価につながりますよ。

「面接に受かって希望の就職を達成したい!」という思いが強くてもグッとこらえて、自身や面接室という空間を客観的に見るのです。落ち着いて、広い視野を持ちましょう。

 

他人の話をよく聞き、他人の話を邪魔しない

集団面接のマナーで必須となるコミュニケーション能力・協調性の評価を下げないために欠かせないのは、他人の話をよく聞き、他人の話を邪魔しないことです。

自分が話している最中に話を遮って意見を述べる人と同じ空間にいると良い気はしませんよね。他人の話に割り込んでしまうと、面接官にもそういったネガティブな評価を与えてしまうのです。

他人が話しているときは、相槌を打ったり、笑顔を絶やさずにすることを意識していると、「この人は他人の話を聞けるんだな」と評価がアップしますよ。また、自身が話すときも笑顔を絶やさずにして、相手の目をよく見るようにしましょう。

 

集団面接が終わるのは面接室ではなく、建物を出た時!

面接が終わって椅子から離席しても面接は終わりではないので、焦って退室しないようにしましょう。退室時の集団面接のマナーは、ドアに近い人から順番に退室すること。

また、ドアから出る前に「失礼します」と一礼しましょう。最後に部屋を退室する場合は、一礼の後にドアを静かに閉めましょう。

しかし、ここで面接は終わりではありません。部屋から退室したからといって、気を抜いて大声で話すなどをしてしまうと、思わぬ人が見ているかもしれませんよ。「建物から出たときが本当の面接の終わり」と考えおくと良いでしょう。

 

いかがでしたか。

集団面接が個別面接と大きく異なるのは複数の人間で行うということなので、”他人のことを考える”ことが集団面接のマナーの基本。

「この人は、大勢の中でどういった振る舞いをするのか?」といったことがキーポイントなので協調性を忘れずに、清潔感と明るい雰囲気を心がけて社会性をアピールしましょう。

集団面接の予定がない方もいるかもしれませんが、転職の機会はいつ訪れるか分かりません。集団面接のマナーという知識を覚えておくことは将来思わぬ形で役に立つかもしれませんし、集団面接のマナーは個別面接においても有効なものなので、是非、覚えておいて下さい。

集団面接のマナーを知っておくことは、面接でのメリットになるだけでなく、コミュニケーション力・協調性・社会性の向上にもつながります!

 

まとめ

集団面接のマナーを学んで希望の就職をするには

・ 集団面接の入室時のマナーを覚えておこう
・ 第一印象を大切にしよう
・ 他人やその場の空気を読むようにしよう
・ 他人の話をよく聞き、他人の話を邪魔しない
・ 集団面接が終わるのは面接室ではなく、建物を出た時!


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