イタリアワインの人気が再燃しており、電車内やインターネットで広告をよく見かけますよね。2016年にフランスを抜きワイン生産量が1位になったのが1つの要因で、ジワジワと人気が上昇しているのです。
イタリアは比較的冷涼な北部から温暖な中部、そして暑い南部と縦に広がっており、ブドウ栽培は20州全てで盛んに行われています。地域ごと違った品種を栽培、イタリア政府が認定している数およそ500種と言われています。
その中には、イタリアだけでしか栽培されていない土着品種もあります。イタリアでは伝統的に土着品種で製造するワインが重んじられ、バラエティに富んだものを古代ギリシャ時代から代々受け継ぎ造られているのです。今回は、そんな歴史ある多彩なイタリアワインの中から、美味しくてコストパフォーマンスが良いおすすめの白ワインを5本選んでお届けします!
お手頃価格のイタリアワイン!
おすすめ白ワイン5選
コストパフォーマンス抜群のイタリアワイン
ドンナルーチェ/ポッジョ・レ・ヴォルピ/2015
産地:イタリア/ラツィオ
ぶどう品種:マルヴァジアデルラツィオ60%/グレコ30%/シャルドネ10%
容量:750ml
アルコール度数:13%
味わい:しっかりとした果実味の中に、ナッツの香ばしさとバニラの香りが広がるエレガントな味わいがあります。コクもあり酸味とのバランスが良いです。
栓のタイプ:コルク
合う料理:サーモンのクリームパスタ
「ビベンダ2017」の評価は5グラッポリ、「ガンベロロッソ2017」では2ビッキエリ、「ルカマローニベストワイン年鑑2017」においては99点(最高得点)と、数々の賞を受賞しているイタリアワインです。
ちょこっとガイド
ここで豆知識ですが、イタリアワインガイドで評価の基準となる名称があります。簡単に言うと「☆5つ」や「☆3つ」と言った評価の基準で、それぞれのガイドブックでは違うシンボルを使っています。
『グラッポリ』ブドウの房を使って評価
5グラッポリ:非常に卓越したワイン(91〜100点)
4グラッポリ:高レベルで際立つワイン(85〜90点)
3グラッポリ:良レベルかつ上質(80〜84点)
2グラッポリ:中レベル、好ましい(74〜79点)『ピッキエリ』ワイングラスを使って評価
ビッキエリなし:そのカテゴリー上、平均レベル
1ビッキエレ:そのカテゴリー上、まずまず〜良質
2ビッキエリ:そのカテゴリー上、非常に良質〜最高
2ビッキエリ(カラー表示):2ビッキエリの内、3ビッキエリを決める最終選考まで残ったワイン
3ビッキエリ(カラー表示):そのカテゴリー上、非常に卓越したワイン
コスパが高いイタリアワイン
ファランギーナ・ベネヴェンター/ポッジョ・レ・ヴォルピ/2015
産地:イタリア/カンパーニャ
ぶどう品種:ファランギーナ100%
容量:750ml
アルコール度数:12.5%
味わい:マンゴーやパパイヤといった南国のフルーツを思わせる濃厚でフルーティな香り。口当たりはフレッシュで調和のとれた味わいで、甘すぎることのないフルーツの豊かな果実味とほどよい酸味のバランスが良いワインです。
栓のタイプ:コルク
合う料理:牛肉のカルパッチョ
フルーティな香りとフレッシュな酸味がバランスをとっているので、魚介類にもピッタリ合いますよ。
150年の歴史が造りだすイタリアワイン
ピエロパン・ソアーヴェ・クラシコ/2015
産地:イタリア/ヴェネト
ぶどう品種:ガルガーネガ85%/トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ15%
容量:750ml
アルコール度数:12%
味わい:フレッシュな果実味、ほのかな甘みと爽やかな酸味が和食と良く合うので、豚の角煮など旨味の後味を酸味がスッキリとさせてくれます!
栓のタイプ:コルク
合う料理:和食
フルーティな果実味の中に花梨の果実香が広がり、スッキリとした辛口な酸味がとても心地よいイタリアワインです。
シチリアの太陽の恵みから生まれたイタリアワイン
フェウドアランチョ・インツォリア/2015
産地:イタリア/シチリア
ぶどう品種:インツォリア100%
容量:750ml
アルコール度数:13%
味わい:キリッと爽やかで、レモンのような酸味と洋梨やメロンのような果実味がバランス良く取れています。
栓のタイプ:コルク
合う料理:魚介類のお刺身
レモンのようなスッキリとした酸味の中に果実味が豊か、そしてエレガントな花などのアロマがいっぱいに広がるので、魚介類のお料理に良く合いますよ。
シャープな酸味の辛口イタリアンワイン
バタシオーロ・ガヴィ/2013
産地:イタリア/ピアモンテ
ぶどう品種:コルテーゼ100%
容量:750ml
アルコール度数:12%
味わい:グレープフルーツなどの柑橘系を思わせるフルーティな果実味の中に、スッキリとした辛口な酸味がとても心地よいイタリアワインです。
栓のタイプ:コルク
合う料理:白身魚のフライ
上品なフレッシュフルーツのアロマがいっぱいに広がるので、魚介類のお料理にピッタリでフライなどのコクのある料理でも辛口な酸味がスッキリとさせてくれます。
いかがでしたか、今回はお手頃イタリアン白ワインを5つ選んでお届けしました。古代ギリシャ人は、イタリアを「ワインの大地」と呼びました。南北に広がるブーツ型半島の全州でワインが造られ、しかも各州それぞれ個性豊かな品種が造られていることを表現したのでしょうね。
今回紹介したイタリア白ワイン、冷やして飲むとより美味しく飲めますよ。飲み頃の温度は大体6℃〜12℃。家庭用の冷蔵庫の一般的な冷蔵室設定温度は3℃〜6℃になっているので、飲む少し前に冷蔵庫から出しておくと良いでしょう。
「今日はイタリアワイン飲んでみよう」と思った時には、こちらの記事を参考に是非お試しください。お気に入りが見つかるかもしれませんね。
さあワインがあなたを待っていますよ!今日はどのワインで乾杯しましょうか。
まとめ
おすすめイタリアワインは
・コストパフォーマンス抜群「ドンナルーチェ/ポッジョ・レ・ヴォルピ/2015」
・コスパが高い「ファランギーナ・ベネヴェンターノ/ポッジョ・レ・ヴォルピ/2015」
・150年の歴史が造りだす「ピエロパン・ソアーヴェ・クラシコ/2015」
・シチリアの太陽の恵みから生まれた「フェウドアランチョ・インツォリア/2015」
・シャープな酸味の辛口「バタシオーロ・ガヴィ/2013」