勝沼ワイナリー巡りをする前に知っておきたい5つのこと

勝沼ワイナリー巡りをする前に知っておきたい5つのこと
勝沼ワイナリー巡りに興味がある人に、行く前に知っておくとワイナリー巡りがより楽しめる情報をお伝えします。私たちが日頃美味しく食べているぶどうやワインはどのように作られているか気になりますよね。

日本にはぶどう栽培をしている農家やワインを醸造しているワイナリーが多数あり、見学や体験ができる施設があります。特に、山梨県にはたくさんのワイナリーがあります。その中でも甲州市の勝沼地域はとっても有名で、国内ワイナリーベスト10内に4つのワイナリーが入っています。そんな有名なワイナリーがたくさんある勝沼、一度は行っておきたいところです。

今回は、勝沼ワイナリー巡りをする前に知っておきたい5つのことして、事前に知っておきたい勝沼発祥のぶどう品種から見学・体験ができる勝沼ワイナリーや毎年行われているイベント情報を合わせてお届けします!

 

勝沼ワイナリー巡りをする前に
知っておきたい5つのこと

 

勝沼ワイナリー巡りはぶどう収穫量が多いところです

日本でぶどう栽培が行われている都道府県はたくさんありますが、ぶどうの収穫量が多い3つの県は、山梨県、長野県、山形県の3県です。中でも、山梨県が日本一になります。続いて、巨峰が有名な長野県、3位が山形県となります。

山梨県の収穫量が多い理由は、土壌がぶどう栽培に適していること、気候も寒暖の差が大きく、降水量が比較的少ないことなどが上げられます。『甲州』というぶどうの発祥の地でもあり、1300年も前からぶどう栽培が続いているんです。

特に勝沼では、サントリーやメルシャンなど大企業がワイナリーをリニューアルし、日本ワインも大量生産されています。町を挙げてワイン生産に取り組んでいるってことも、有名になった理由の1つですね。

 

勝沼ワイナリー巡りで人気のぶどうの品種があります

ぶどうは大きく分けて、フルーツとして食べる生食用ぶどうとワインを造るぶどうに別れます。以下に、勝沼で生産されているぶどうの中で、人気があり有名なものから3種類づつピックアップしました。中には勝沼周辺が発祥の地として有名な品種もあります。

生食用ぶどうの品種(フルーツとして食べるもの)

・巨峰 収穫時期は8月中旬~9月上旬
極上の甘さで私たちを魅了するぶどうの王様。大粒で一つ一つの果実がしっかりしているのが特徴。

・デラウェア 収穫時期は7月下旬~8月下旬
小粒の実がたくさんついた食卓で良く見かける身近な品種で、種なしの食べやすい大きさから子供にもオススメ。

・マスカット(正式名:マスカット・オブ・アレキサンドリア) 収穫時期は9月上旬~10月中旬
大粒の美しいエメラルドグリーンで果肉は甘味と共に適度な酸味があり上品な美味しさを感じることができ、マスカット特有の香りが強く、そのエレガントさからぶどうの女王とも呼ばれています。

ワイン用ぶどうの品種

・カベルネ・ソーヴィニヨン
フランス ボルドー地域生まれの赤ワイン用ぶどう品種で深みのあるルビー色が特徴で、日本でもこの品種のぶどう栽培を行っているワイナリーもあります。

・シャルドネ
世界的に最も名の知られた白ワイン用品種の1つで、フランスのブルゴーニュやシャンパーニュ地方でぶどう栽培が行われている。

・甲州
勝沼周辺が発祥の地として名高い日本固有の品種で1300年以上の歴史がある伝統ぶどうで、山梨県を中心にこのぶどう品種で栽培が行われ、盛んにワインが造られています。

 

勝沼ワイナリー巡りは季節ごとに違った楽しみ方があります

日本には素晴らしい四季がありますよね、そこでぶどう栽培を四季から見てみることにしましょう。季節から勝沼ワイナリー巡りをする日程を決めるのも良いですね。

【春】
柵の掃除、雑草取りからはじまり4月の第1週目位には新芽が出始め、GW頃には一気に枝が伸び柵を覆い、5月中旬にぶどうの花が咲き始めます。ぶどうの花の香りは独特ですので一度は香ってみるのもいいですね。

【夏】
6月はぶどうの摘房(房数の制限)作業と粒抜き(粒の制限)作業を行い、その後ぶどうに袋をかけます。袋をかけることにより、病気、害虫、雨風、動物から果実を保護します。

【秋】
品種によっては夏の終わりから秋にかけて収獲を行います。この時期は勝沼の各地で収穫祭が行われます

【冬】
収獲が終わった後にぶどうの木の剪定作業があり、これが翌年の品質・収量に大きく影響するため1本1本丁寧に行う根気のいるとても難しい作業です。

収穫の時期にぶどう狩りでぶどう園に訪れることが多いですが、その他の時期に勝沼ワイナリー巡りでぶどう栽培を体験できるワイナリーに行ってみるのも良い経験になりますね。

 

勝沼ワイナリー巡りで開催されているイベントがあります

日本の全国各地でぶどう祭りやワインのイベントが行われています。山梨県甲州市で毎年10月第1土曜日に開催されている『かつぬまぶどう祭り』は60年以上の歴史があり毎年ものすごい人が集まります。

祭り会場ではぶどう食べ放題・ワイン飲み放題と様々なステージイベントがあり、中でも鳥居焼きとクライマックスの花火は感動ものです。ぶどうの収獲に感謝をするお祭りで、地元の生産者やワイナリーの方と交流できるチャンスですね。

 

勝沼ワイナリー巡りでは体験&見学ができるワイナリーがたくさんあります

日本各地でぶどう栽培の農作業やワインの製造を体験できるところはたくさんあります。ここでは、勝沼にあるおすすめワイナリーをご紹介します。

おすすめワイナリー

・丸藤ワイナリー
ワイン造りをして120年と伝統のあるワイナリー。蔵元の歴史と現在のワイナリーを順々に見て行ける見学コースが魅力的。試飲もできます。

・シャトーメルシャン
予約が必要ですが3種類のツアーがあり、ぶどう園とワイナリーの見学からテイスティングまで行うことができます。

・グレイスワイナリー
こちらも予約が必要ですが甲州種を知るツアーや農場にてぶどう栽培についてを知ることができます。

・シャトー勝沼
工場見学ができぶどう栽培からワイン製造、店舗での販売までしていますし、試飲もできます。車を運転する方やお子さまにはぶどう果汁の試飲もありますので、家族で行けますね。

ワインの製造過程を見学して普段飲んでいるワインの違った楽しみ方を発見してみましょう。

 
 
今回は、勝沼ワイナリー巡りをする前に知っておきたいことをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

勝沼でぶどうがたくさん生産される理由や、どんな品種が作られているのか、おさえたところで、おすすめのワイナリーをいくつか選んでみましょう。時期によって楽しみ方が変わってきますし、イベントに合わせて行けると、また違った楽しみもありますね。

実際に勝沼ワイナリー巡りをすることで、別の角度からぶどうやワインを楽しむことができるはず。勝沼に行ってみようと思ったら、この記事をぜひ参考にしてくださいね!

 

まとめ

勝沼ワイナリー巡りをする前に知っておきたいことは、

・ぶどう収穫量が多いのは土壌が適している
・生食用ぶどうの品種は、巨峰、デラウェア、マスカット
・ワイン用ぶどうの品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、甲州
・ぶどうの収獲は夏の終わりから秋ごろ
・「かつぬまぶどう祭り」は10月に行われる
・勝沼にはワイナリーや体験出来る施設がたくさんある

 


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