日焼け止めを使って夏の日差しから敏感肌が焼けてしまわないようお肌を守っていたつもりなのに、日焼けしてしまった・・・そんなことにならないよう、正しい日焼け止めの仕方を身に付けて、あなたの敏感肌を紫外線から守っていきましょう。

肌に優しい日焼け止め！敏感肌にも安心な紫外線対策とは

敏感肌の人にオススメなのが「日傘」

長い冬が終わって、春になると毎日過ごしやすくなり、開放的な気分になりますよね。気分的にも外に出たくなるし、お出かけする機会も増えます。当然、ゴールデンウィークにはアウトドアを楽しむ人も多いのではないでしょうか？そこで、気になるのが「日焼け対策」です。

春はとても爽やかで、風も心地よく、過ごしやすいですが、実は紫外線がとても強い時期でもあるんです。５月は紫外線の強い時期と言われていて、シミの原因となるＵＶ－Ａ波の値は、冬の時期の３倍にもなるといわれています。

夏は紫外線が強いということをジリジリと照りつける太陽で感じることができますが、春先はつい紫外線対策もついつい怠ってしまいがち。4月だからまだ紫外線対策をしなくてもいいか。5月になったら紫外線対策をはじめる！という考えではちょっと遅いくらいです。

うっかりシミが出来てしまった、なんとなくシワが増えたかもしれない・・・そんなふうに思っている人は、もしかしたら紫外線対策が遅いのかもしれませんね。

あなたの周りにも一年中紫外線対策をしている方がいませんか？化粧下地にはしっかりと日焼け止め効果のあるものを使いながら、長時間外に出るときは、何度も日焼け止めをつけ直すようにしている人です。

なかなかそこまで日焼け対策をすることは難しいと思います。そんな場合は、日傘で日焼け対策することをオススメします。今は冬でも日傘をさしている人を見かけるようになりました。美意識の高い女性が増えたのでしょうか。日焼け止めを塗り忘れたり、あまり強い日焼け止めを塗るのが苦手という人に日傘はとってもオススメです。

冬から春先にかけては肌も不安定だし、乾燥しやすいので強い日焼け止めをつけて肌が荒れてしまうという人も多いですよね。そこで、日傘はとっても便利なのです。

日傘を選ぶときは、ちょっとした注意が必要です。まず、色が黒に近いほど紫外線の透過率は低くなります。しかし、ＵＶカット加工されているものなら、色の薄いものでもさほど変わらないので、自分の好きなデザインのものを選ぶようにしましょう。

今、晴雨兼用の傘というのが増えていますよね。オシャレで、紫外線対策にもなる傘はたくさん種類があります。折りたたみタイプだと持ち運びにも便利だし、サッと取り出せて屋内ではしまうことができるのでオススメです。

何本か持っていると、気分やファッションによって使い分けることができますね。

帽子＆マスク＆手袋で徹底ガード

日焼け止めを塗るほどじゃないちょっとした外出や、敏感肌で日焼け止めがぬれないという人には、帽子やマスク、手袋が便利です。

まず、帽子ですが、日傘をさすのがちょっと恥ずかしい人には便利なアイテムですね。丸めて小さくたためるようなもので、つばが広めなら日傘と同じような効果が期待できそう。しかし、髪型が崩れてしまったり、風の強いときや自転車に乗るときなどは飛ばされてしまいますので気をつけたいですね。

マスクも、今はＵＶカット加工されているものが売られています。レース付きでデザインのかわいいものもあります。

帽子をかぶるときは、顔の下半分は帽子では影にならない場合もあるので、マスクを併用するといいですよ。夏にはちょっと暑いかもしれませんが、春先にはマスクで紫外線対策をするのもオススメです。

手袋も、紫外線対策のアイテムとして多くの女性に重宝されています。一年中、外出するときは手袋を欠かさない人もいるくらいです。冬は防寒の意味もありますが、春夏用の手袋と秋冬用の手袋といろんな種類の手袋を持つと便利です。

春には、コットンで指先まであるショート丈の手袋がオススメ。自転車に乗るときや日傘を指すときもちょっと紫外線が気になる人は手袋をしてみると良いです。

夏になると、手のひら部分がメッシュになっているタイプや、指先のないタイプのロング手袋がオススメです。通気性が良くないと、つけていても不快なので、夏の手袋選びは慎重になりますよね。

秋は、春と同じものを使って、肌寒くなってきたら冬用にチェンジすると良いです。

手は外出先でも洗うことがあって、なかなかこまめに日焼け止めを塗るのが難しいので、手袋はいくつか用意しておくと便利です。

日焼け止めを選ぶなら「ノンケミカル」

敏感肌の人でも、やっぱり日焼け止めをつけたいというときには、ノンケミカルの日焼け止めを選ぶようにしましょう。

ケミカルというのは化学物質(chemical)という意味で、ノンケミカルというのはそれを使用していないものということになります。

肌荒れの原因になると言われている、紫外線吸収剤はケミカルなので、それが含まれていないものを選ぶようにすると、敏感肌の人でも肌荒れを起こしにくくなります。

少し前までは、ノンケミカルの日焼け止めって数も少なく、お値段も高かったのですが、最近は種類も増えて、手頃な価格なものが多くなってきました。ノンケミカルの日焼け止めという感じで調べてみるとネットでもたくさん出てきますし、気になるようなら薬局で店員さんに聞いてみるのもいいですね。

市販のケミカルな日焼け止めを使って肌が荒れてしまったという人は、一度皮膚科に行ってお医者さんに相談してみるのもいいかもしれません。お医者さんが、あなたの肌に合う日焼け止めを提案してくれるはずです。

賢く選べば、日焼け止めもそれほど害になるものではないので、自分に合うノンケミカルの日焼け止めを探してみてくださいね。

正しい日焼け止めの塗り方

自分に合う敏感肌用の日焼け止めが見つかったら、今度は正しい塗り方をマスターしましょう。

一度、日焼け止めで肌が荒れてしまった人は、どうしても塗るのが怖くなってしまうかもしれません。しかし、日焼け止めはたっぷり塗らないとその効果が半減してしまうということなのです。

目安はだいたい５００円玉一個分くらい。手の平に出してみるとわかりますが、なかなか多い量です。こんなに！？って思ってしまうかもしれません。しかし、その量を守らないとあまり意味がないのです。

塗るときは、一度にその量をベタっと塗ってしまってはなかなか馴染まずにうまくいきませんので、少量ずつ馴染ませるようにつけてみてください。

白浮きしてしまってとてもじゃないけれど、その量を塗ることができないというなら、ジェルタイプのものを選んでみてください。

白っぽい重めのテクスチャーの日焼け止めだとどうしても白浮きしてしまいます。ジェルでスーッと浸透するものなら、その量を塗っても大丈夫です。どうしても白浮きが気になるなら、ワントーン暗めのファンデーションを重ね塗りするなど工夫してみてくださいね。

肌が弱い人は塗らないという選択も・・・

ノンケミカルの日焼け止めを選んでも、どうしても肌に合わないという人もいますよね。日焼け止めは確かに息苦しいというか、肌に乗っている感じが苦手という人も多いみたいです。

できれば塗りたくはないですが、日焼けしてシミになったりシワになったりするのだけは避けたいし、できるだけ肌の老化は遅らせたいですよね。

しかし、合計して１５分以上紫外線に当たらなければ、日焼けすることはないようです。つまり、１５分以内の外出なら日焼け止めは必要ないかもしれないということです。日焼け止めを塗らずに、日傘や手袋、帽子などを活用して短時間の外出なら肌に負担をかけないというのも一つの選択ですね。

今日のまとめ