食後に「スイーツは別腹っ♪」とお腹いっぱいに食べ過ぎて自己嫌悪したり、個装のチョコレートを2,3個だけと食べ始めたらほとんど1袋なくなっていた!という経験は女性ならありますよね。やめたいのにやめられない…そんな方は砂糖依存症になっているかもしれません。すぐにでも日々の食生活から「糖質制限」を実践することをおすすめします!
砂糖は、最も肌を老化させる元凶の一つです!シミやたるみが多い人はたいてい甘いものが大好きです。美容の観点からみると、砂糖を摂ると体内ですぐに糖分に分解され、肌が「糖化」します。糖化は、肌のハリと弾力性を保っているコラーゲンとエラスチンの生成を低下させ、たるみの原因になったり、毛細血管の炎症を引き起こします。ちょうど砂糖を煮詰めるとキャラメルになるように、消化のプロセスで肌にくすみやシミを生じやすい状況を作ってしまうのです。
では、そんな美容に大敵の砂糖依存症を克服するために、今回は5日間のゆるい糖質制限のすすめをお伝えします。
砂糖依存症を克服!
5日間のゆるい糖質制限のすすめ
5日間のゆるい糖質制限とは
本来の「完全な糖質制限」とは、糖質を含むすべての食品(炭水化物、イモ類、果物、加工食品など)を日々の食事から徹底して取り除きましょうということになります。
しかし、今回お伝えする「ゆるい糖質制限」で避けるべきものは、精製された白い砂糖や炭水化物(白い小麦粉、白米)で、5日間食べないように過ごしてみましょう。白い砂糖が使われていることの多い加工食品や清涼飲料も同様です。
5日間の糖質制限の欠点
習慣化し毎日コンスタンスに摂り続けていた糖質を止めると、とても辛い禁断症状が現れます。なんでもいいから甘いものが欲しくて欲しくてたまらくなってしまうでしょう。まさに麻薬のように中毒性があるのです。
しかし、この禁断症状は、更生が難しいと言われる麻薬ほどではありません!たった5日間を乗り越えれば、砂糖に依存してしまう症状を自然に和らげることができるのです。それでは、次にその辛い5日間の禁断症状を軽減し、糖質制限中の食事をサポートしてくれる食べ物をお伝えします。
糖質制限をサポートしてくれる食べ物
1. 食物繊維が豊富で、良質な脂質を含み、高タンパク質な食品
食物繊維が豊富で、良質な脂質を含んだ高タンパク質な食品は、栄養価が高く、お腹を長く満たしてくれます。そのため糖質を食べた後のように、またすぐにお腹がすいてしまうことがありません。少しの量で満足感が続くのです。また糖の吸収速度を緩やかに、血糖値の急上昇を避けることができます。
糖質制限中、毎食のうちだいたい4分の1は良い脂質を含む高タンパク質な食品を摂るようにしましょう。特に体内で作ることができないオメガ3必須脂肪酸は積極的に取り入れたいです。コレステロール値を下げる働きもあります。
主な食品: 卵、クルミやアーモンドなどのナッツ類、アボカド、オリーブオイル、ココナッツオイル、亜麻仁油、えごま油、チアシードオイル、サーモン、鶏肉など
2. パンやパスタなど精製された炭水化物の代わりに、緑葉野菜を摂る
精製された白い小麦粉で作られたパンは、消化の段階ですぐに糖質に変換されるため糖質の塊と言えます。カラダにとっての栄養価が低く、吸収も早いため満足感が得られずどんなに多く食べてもすぐお腹がすいてしまうのです。
糖質制限中は、代わりに緑葉野菜を摂るようにしましょう。青汁などで知られるように、栄養価がとても高く、カラダの満足感が続くだけでなくデトックス効果があります。
健康志向の高まるアメリカでは、日本の青汁(緑葉野菜のジュース)に注目が集まりじわじわブームになっています。毎朝、朝食は通勤前にジューススタンドで、青汁を一杯!というのが健康でエネルギッシュになれるという認識なんだそうです。
おすすめ緑葉野菜: ルッコラやケール、ほうれん草、小松菜
3. 発酵食品などの酸っぱい食品
糖質制限中は、梅干しやキムチ、最近話題のドイツの発酵食品ザワークラウトなどの酸っぱい食品をたくさん摂るようにしましょう。酸っぱい食品は、砂糖への依存心を断ち切り、自然に甘いものを欲する気持ちを抑えることができます。
キムチが毎日の食卓に並ぶ韓国では、日本ほどスイーツを好んで毎日甘いものを食べている女性は多くありません。そのおかげか韓国の女性は肌がキレイな方が多いですよね。
4. ダークチョコレート
デザートを食べる習慣がある方には、糖質制限中には、カカオ70%以上含有のダークチョコレートがおすすめです。糖質が含まれるものでも、白砂糖ではなくサトウキビの糖(英:cane sugar)含有のものを選ぶようにしましょう。
白砂糖を含んだチョコレートのように、血糖値を急上昇させることなく、脳内ホルモンのエンドルフィンも放出され、幸せな満足感を得ることができますよ。
最後にアドバイス…
見えるところにお菓子を置かない!
私たちは、お腹がすいているいないにかかわらず食べ物を見たり、匂いをかいだりしたときに、食べたい欲求が出てきてしまいます。食レポ番組などを見たときに、食後なのにまた何か食べたい気持ちになりますよね。それを避けるため糖質制限中は、お菓子などはできるだけ視界に入らないところにしまいましょう。
いかがでしたでしょうか。スイーツ大好きな女性にとって、砂糖を断つことは本当に辛いでしょう。しかし、糖質制限の美容効果は計り知れません。一時の欲望や高揚感のために、老け顔になってしまうのは避けたいですよね。
今回お伝えした「5日間だけ」我慢する糖質制限を実行すれば、あとは自然にムリすることなく砂糖への依存心が和らぐので、その状態をキープしやすくなりますよ。それに伴い、肌が目に見えて良くなっていくので、モチベーションも保てます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
砂糖依存症を克服!5日間のゆるい糖質制限のすすめ
- ゆるい糖質制限とは:精製された白い砂糖や炭水化物(白い小麦粉、白米)や、白い砂糖が使用されている加工食品や清涼飲料を避ける。
- 糖質制限中の欠点:5日間を乗り越えれば、自然と砂糖を欲しなくなるが、制限中は甘いものが欲しくてたまらくなる禁断症状がどうしても出てしまう。
- 糖質制限中の食事をサポートしてくれる食べ物:
- 食物繊維が豊富で、良質な脂質を含み、高タンパク質な食品
- 緑葉野菜を摂る
- 発酵食品などの酸っぱい食品
- ダークチョコレート
- ポイント:見えるところにお菓子を置かない