街でキレイな女性を見かけると、同じ女性でもハッと目を奪われてしまうことは誰でも経験があるでしょう。キレイになりたい!と思ったら、お化粧などの外見に気をかけるのと同時に内側からのケアがとても重要になってきます。例えば女性ホルモンを増やせば、メリハリのある体型、潤いのある若々しい肌、艶やかな髪など…さまざまな嬉しい効果が期待できます。事実、美しく魅力的な女性ほど女性ホルモンが活性化しているのです。
しかし女性ホルモンは20代から30代をピークに徐々に減少してしまいます。では、女性ホルモンを増やすにはどうすればよいのでしょうか?今回は、ホルモン剤やサプリなどに頼らない、ナチュラルに女性ホルモンを増やす方法をお伝えします。
メリハリボディと美肌のもと☆
女性ホルモンを増やす5つの方法
その1 ナチュラルなヘアケアを使う
最近は、ノンシリコンシャンプーなどの天然成分にこだわったオーガニックシャンプーが話題ですね。ヘアケアをナチュラルなものにすると、髪自体の健康だけでなく子宮にも良い影響があります。女性ホルモンを増やすにはキレイな子宮を保つことは欠かせません。
アーユルヴェーダや東洋医学では、頭皮と子宮はとても密接に関係しているとされています。最近は「妊婦さんの羊水からシャンプーの香りがする!」といった助産師さんの声も聞かれるように、シャンプーなどに含まれる化学物質は頭皮から吸収され全身をめぐり、最後に子宮でどんどん蓄積されていきます。
ヘアケアを良質でナチュラルなものに変えることはそのまま子宮に優しいケアにつながります。
アーユルヴェーダでは天然ハーブのヘナが推奨されています。ヘナはヘアカラーとして使用することができ髪の健康だけでなく、生理のリズムを整えたり、今まで蓄積された有害な物質をデトックスさせる作用もあります。子宮をキレイな状態に保つためにも、なるべく有害化学物質を頭皮から吸収させないようにすることが大切です。
その2 女性ホルモンに効くアロマテラピーを利用する
香りの情報は、脳にダイレクトに作用し即効性があります。アロマオイルには女性ホルモン様物質を含むものがあるため、女性ホルモンを分泌する卵巣を元気にすると同時に、分泌の指令を出す脳をリラックスさせる効果があります。女性ホルモンが十分な時は特に作用せず、不足している時だけ作用するので安心です。アロマオイルは、好きな香りや心地よいと感じる香りで100%天然のものを選びましょう。合成の香りでは効果はありません。
女性ホルモン様物質を含むアロマオイルは、ネロリ、ロ-ズ、ゼラニウムなどがあります。女性ホルモンを活性化し、調節してくれる作用のあるジャスミンやイランイランは日常的に使うと効果的です。
生理痛や生理前のPMS、更年期症状対策には、ベルガモット、カモミール、グレープフルーツ、ラベンダー、クラリセージが効果的です。これらは、神経の緊張の鎮静効果があり、ホルモンバランスを整えます。月経過多であればオイルでお腹周りをマッサ-ジしてみましょう。
その3 女性ホルモンに効くツボを押す
女性ホルモンを増やすことのできるツボを二つ紹介します。
「三陰交」
足の内くるぶしから指4本分上にある部分を押してみましょう。 痛かったら、女性ホルモンは弱まっています。冷え性などにも効果的です。「だん中」
左右の乳首と乳首の間の真ん中部分(胸の谷間)です。3秒間ぐっと押すのを5回繰りかえしましょう。このツボを押したりこすったりして女性ホルモンが活性化されると、グレープフルーツの香りがしてきて、段階的にグレープフルーツ→トマト→ザクロと変化するそうですよ。
その4 女性ホルモンを補うおすすめの食べ物
豆類に含まれるイソフラボンという成分が女性ホルモンのエストロゲンにそっくりな働きをします。食事で摂れば、適度に女性ホルモンを補い、過剰な分泌は抑えるように働き、バランスを整えてくれます。さらに、ビタミンEの豊富な食材は女性ホルモンが作られる卵巣の働きを元気にしてくれます。
女性ホルモンを増やす食材:
大豆食品(豆腐や味噌、納豆など。中でも豆乳は含有量が多い)、豆類、ざくろ、ゴマなどビタミンEの豊富な食材:
かぼちゃ、アーモンド、松の実、落花生、アボカド、玄米などホルモンバランスを整える食材:
ブロッコリー、キャベツ、グレープフルーツ、いちごなど
(余談ですが、トルコの研究ではスペアミントティーは男性ホルモンの働きを抑え、にきびや毛深さを緩和させる効果があるとされています。女性ホルモンを増やす以前に、自分は男性性が強いなと感じる方にはおすすめです。)
その5 骨盤を整えるストレッチをする
股関節を柔軟にし、骨盤の動きをスムーズにすると、内部の子宮や卵巣が正しく働くようになるため、女性ホルモンを増やすのに効果的です。普段、悪い姿勢の習慣があればすぐに骨盤にゆがみがでてしまいますが、ストレッチを習慣にすれば正しい位置に保つことができます。具体的な3種類の簡単ストレッチ法を見ていきましょう。
床に座った状態で両脚を肩幅に開き、背筋を伸ばします。かかとを前に押し出すよう意識しながら、両足を内側に閉じるように倒します。次に、外側に開くように倒します。ポイントは足先だけでなく、股関節から回すイメージで。内、外、内、外…と、リズミカルに。
座った状態のまま、膝を曲げ両方の足の裏を合わせます。両手で両足をつかみ、曲げた両脚をパタパタと上下にゆすります。
座った状態のまま無理なく開脚し前屈します。コツは、「背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識すること」と「勢いをつけずにじっくりイタ気持ちいい状態をキープする」こと。誰もが知る開脚のストレッチですが、股関節の柔軟性には一番効果があります。
お風呂上がりなど体が温まっている状態で、無理なく気持ちがいいなと感じる程度で行いましょう。
いかがでしたでしょうか。まず基本は規則正しい生活をすることが大切ですが、お伝えした5つの方法の中で意識して何か一つでも実践し、女性ホルモンを増やしメリハリボディと美肌を目指してみましょう。
まとめ
- その1 ナチュラルなヘアケアを使う
- その2 女性ホルモンに効くアロマテラピーを利用する
- その3 女性ホルモンに効くツボを押す
- その4 女性ホルモンを補うおすすめの食べ物
- その5 骨盤を整えるストレッチをする