何か目標を立ててそこに向かって前進していくときに、ビジョンボードは途中で目標を見失ったりモチベーションが下がって行き詰ったりしないための、最高のツールです。
映画「ザ・シークレット」の引き寄せの法則をきっかけに、多くの人がビジョンボードを作成するようになり、ブログなどにアップされるようになりました。
しかし、ほとんどのビジョンボードには欲が多すぎたり、本当に欲しいものではなかったり、目標が大きすぎたりする写真が貼られていて、一年経っても二年経っても全然目標を達成できていない人たちがたくさんいることは事実です。
そこで今回は、少しでも前進して最終的に大きな夢を叶えるために、一年ごとの目標にフォーカスしたビジョンボードの作り方をお伝えします。
ビジョンボードを作成して一年間の目標を達成しよう!
ビジョンボードを作成する前の事前準備
Step1 願望を紙に書き出して一年間の目標を決めよう
自分にはどのような願望があるのかを認識してそれをビジョンボードにするために、まずは欲しいものややりたいこと、なりたいものなどを全て書き出します。
次に、それらを下の8つのカテゴリーに分けます。願望をカテゴリー別にすることで頭の中が整理され、より目標が達成しやすくなります。
1 収入・お金
2 ビジネス
3 健康・肉体
4 教養・趣味
5 暮らし・生活・家庭
6 目標とする人
7 手に入れたいもの
8 やりたいこと
カテゴリー別にしたら、一年間の目標とするものを各カテゴリーで一つずつ選びます。
一年経ったときに、結局何の目標も達成できなかったとならないためにも、ちょっと頑張れば達成できるレベルのものにしましょう。
例えば、「肉体美になって異性からモテる」という願望があったとしたら、それを「週2回ジムに通って体力をつける」や「筋トレに関する本を読んで実践する」など、大きな願望からちょっと頑張れば現実可能な目標レベルに落とし込むことで一つずつステップアップでき、目標を達成することができるようになります。
Step2 マインドマップを作成して行動を見える化しよう
マインドマップは自分の中にある能力を見つけ出してくれるツールで、それを作成することにより、目標が明確になります。
Step1で紙に書き出した内容よりもさらに新しい発見があるかもしれませんし、目標と行動リストを一つの図に表すことで、頭の中が整理されて目標を達成しやすくなります。
マインドマップ作成方法
①真ん中に自分のイメージ(セントラル・イメージ)を描きます。
②セントラルイメージから8つのカテゴリーの道(メイン・ブランチ)を描きます。
③それぞれのメイン・ブランチからさらに枝分かれ(サブ・ブランチ)を作っていき、目標や行動リストを記入します。
ビジョンボードの作成の仕方や注意点
Step3 目標を見失わないためのワクワクドキドキする写真を選ぼう
いよいよ写真を選ぶ作業に入りました。この作業はとても楽しいです。
写真を眺めることにより、潜在意識に願望や目標が刻み込まれて欲しいものややりたいこと、なりたいものなどがより早く実現できますので、このステップでは目標にあった写真を選んでいきます。
ビジョンボードは人に見せびらかすものではなく自分だけの世界ですので、見ているとワクワクドキドキして人に見られると恥ずかしいくらいの写真が目標を達成するのにちょうどいいのです。
どこから探してきてもかまいませんので、自分が気に入った写真を見つけましょう。
写真の探し方
①Googleやyahoo!を使ってフリーの写真を見つけ出す
②自分好みのジャンルの雑誌から探す
③フリー素材サイトを利用する
④風景や建物などを自分で撮影する
⑤有料サイトで勝負写真を購入する
Step4 選んだ写真を一枚のボードにしよう
選び終わった写真は一枚のボードにまとめます。ただし、写真の大きさや場所がバラバラでは潜在意識が認識してくれず、なかなか目標が達成されなくなってしまうため、次の4つに注意してボードを作成しましょう。
①写真を黄金比(1:1.618≒5:8)にする
写真は同じ大きさにそろえて見やすくしますが、大きさをそろえるときは、私たち人間にとって最も美しいと称される比率である黄金比にするといいでしょう。
縦:横でも横:縦でもどちらでも構いませんが、8枚ともすべて向きをそろえる必要があります。そうすることで、頭の中が整理されて潜在意識に刻み込まれやすくなります。
②写真同士の間を空ける
写真はピタッと重ねて貼らずに、間を空けましょう。私たち人間の脳は、空白があると埋めたくなるため、間を空けて写真を貼ることにより、行動しやすくなって目標に近づくことができます。
③写真は上4枚下4枚の形にするか3×3のマンダラチャートにする
潜在意識に目標を刻むこむためには、とにかく写真が整理されていて、脳が目標を認識しやすくする必要がありますので、上のどちらかのタイプでボードを作成しましょう。
④目標を達成していく順番に左上から並べる
私たちは、写真や広告を見た時、自然とアルファベットの「Z」のように目を動かしますので、最初にやるべきこと、必要なもの大切なものの写真を左上から順番に並べていきましょう。
ビジョンボード活用法
Step5 目につくところすべてにビジョンボードを貼ろう
ビジョンボードを作成して満足では、目標を達成することができません。目標を潜在意識に刻み込んでより早く実現するためにも、ビジョンボードを常に見られる状態にしましょう。
例えば、寝室、台所、冷蔵庫、洗面所、トイレ、スマホの壁紙、パソコンのデスクトップ、お風呂場、手帳、車の中などに貼って1分刻みで脳に焼き付けると、潜在意識に浸透しやすくなり、目標を早期に達成することができるようになります。
Step6 目標の行動リストに従って前進しよう
毎日何もせずにただじっとビジョンボードを眺めているだけでは、残念ながら目標は達成されないでしょう。
一日に一歩だけでも1ミリだけでもいいですので、とにかく足を動かして自分から目標を追いかけていく必要があります。そうすれば、はるかに早く目標が現実のものとなりますよ。
マインドマップを作成したときの行動リストを確認したり、手帳などに同じ内容を記して毎日フィードバックしたりしながら、少しずつ、でも確実に前進していきましょう。
どうしても行動を起こせない…そんなときの対処法
Step7 プッシュマンを見つけよう
ビジョンボードを作成したときは、「よし、やるぞ!」と気合が入って行動を起こすことができます。しかし、私たちには感情の起伏がありますので、毎日ハイテンションのまま過ごすことはできません。
さらに、目標を次々に達成する私たちに対し、邪魔をしてくる人たちが必ず出てきます。私たちの近くで、ネガティブな発言をしたり遊びに誘ったり無理難題を押し付けたりして、あらゆる方法で私たちの足を引っ張って自分のレベルにまで落とそうとする人たちです。
目標を達成するためには、そのような人たちとは距離を置く必要があります。そして代わりに、「大丈夫だよ」、「あなたならできるわ」、「応援しているぜ」と励ましてくれる人たちを私たちの近くに置き、その人たちにプッシュマンになってもらいます。
私たちを励ましてくれる人たちに背中を押してもらうことにより、目標がより達成しやすくなりますよ。
いかがでしたか。
ビジョンボードは私たちの願望や目標を叶えるためのツールとして存在し、それを常に眺めることで願いをより早く実現させることができます。
しかし、ビジョンボードを作成するときは、様々な大きさや種類の写真を何でもかんでも貼ればいいというものではなく、きちんとルールに従って作成しないと、目標から逆に遠ざかってしまうこともあるのです。
自分の目標を次々と達成し、願望を叶えて豊かな人生を送るためにも、今回お伝えした方法を使ってさっそくビジョンボードを作成してみましょう。
おさらい
ビジョンボードを作成して一年間の目標を達成しよう!
・ビジョンボードを作成する前の事前準備
Step1 願望を紙に書き出して一年間の目標を決めよう
Step2 マインドマップを作成して行動を見える化しよう・ビジョンボードの作成の仕方や注意点
Step3 目標を見失わないためのワクワクドキドキする写真を選ぼう
Step4 選んだ写真を一枚のボードにしよう・ビジョンボード活用法
Step5 目につくところすべてにビジョンボードを貼ろう
Step6 目標の行動リストに従って前進しよう・どうしても行動を起こせない…そんなときの対処法
Step7 プッシュマンを見つけよう