近年、断捨離がブームになっていますよね。ただ、言葉としては聞いたことがあっても断捨離のコツについては知らない方もいらっしゃるでしょう。断捨離は、単なる大掃除の方法や片付けのスキルではありません。
不要なものが入ってくるのを「断ち」、今ある不要なものを「捨て」、ものに対する執着から「離れる」という生き方、処世術なのです。断捨離する、つまり不要なものを手放してものに執着しない生き方ができれば、空間はもちろん時間的にも余裕ができますね。また、運気も上がると言われています。
ただ、誤った認識で断捨離を行ってもなかなか上手くいきません。失敗しない断捨離にはコツがあるのです。そこで今回は、断捨離すれば人生が好転していく理由と5つのやり方をお伝えします。
断捨離すれば
人生が好転していく理由と5つのやり方
断捨離に終わりは無いということを認識しましょう
本格的に断捨離に取り組む際に認識するべきことは、断捨離には終わりがないということです。冒頭でもお伝えしましたが、断捨離は単なる大掃除、片付けの手法ではなくライフスタイルそのもの。自分でこうだと決めた生き方を簡単に終わらせることはできませんね。
後でお伝えしますが、断捨離のポイントは不要なものを処分出来て、身の回りが一度整理された後にこそあるのです。ですから断捨離を始める前に、少しずつでも良いのでずっと続けていく必要があるということをしっかり認識してください。
ただ、言い換えれば、長く続けることが大切ですのでこれからお伝えする内容については、完璧主義にならずマイペースに行って良いということです。自分のペースでしっかり続けようと最初に意識することが断捨離を行うコツですよ。
断捨離する場所や時間を決めましょう
さて、具体的な断捨離の進め方ですが、まずは断捨離する場所を決めてください。そして普通に掃除をしましょう。やはりその場がきれいでなければ断捨離もはかどりませんよね。ただ、先ほどお伝えしている通り断捨離は大掃除とは違うので、無理をしてひと部屋分を一度に行う必要はありません。
部屋の一部のスペース、棚の一段だけなどでも良いですし、極端な事を申し上げれば一日に何か一つ手放すことを目標にしても構わないのです。また、普段の生活の負担にならないよう断捨離を行う時間もしっかりと決めてください。
嫌になったり、面倒になったりすると続かなくなってしまいます。少しずつでも地道に行うことが断捨離を続けるコツですよ。「今日はこの場所を〇時間する」と決めてメリハリをつけながら断捨離を進めましょう。
カテゴリーごとに手放すものを判別しましょう
断捨離の準備ができたら、その場にあるものを手放すものと残すものに判別します。その前に、持ち物をカテゴリー別に分類してみましょう。主としては衣類、本類・書類、小物類、思い出の品・頂きものなどです。
あまり細かく分類してもそれだけに時間を取られてしまいますので、カテゴリーはある程度大きめに。分類ができたら今度はそれを「現在、使用しているか」「使用していないか」を基準にして判別していきましょう。そして、使用していないものは不要であるとして手放してください。
時々使っているけど…と迷うものは保留として一時保管にします。その際、保管期間を決めておいて、それが経過した後に改めて判別をするのです。もし、保管期間内に使用していれば残し、使っていなければそれも不要として手放してください。一旦保留にするものをできるだけ減らすことも断捨離のコツの1つですよ。
断捨離中はものを増やさないようにしましょう
さて、正しい断捨離のコツをつかんで、スムーズに進めることができるようになると、かなり身の回りのものが整理されてくることでしょう。けれど、全ての場所やものについて一旦区切りがつくまでは、ものを増やさないようにしてください。
この後にお伝えするのですが、断捨離を行う上で最も大切なことはものを減らした状態を保ち続けることなのです。せっかく不要なものを減らそうとしているのに、すぐにものを増やしてしまっては意味がありませんよね。
失敗しない断捨離を行うコツとしては、できるだけものを増やさないこと、増やさないように意識することが重要なポイントです。ですから、断捨離の区切りが一旦つくまでは、できる限りものを増やさないようにしてください。
整理された状態を保ち続けましょう
先ほどもお伝えしましたが、失敗しない断捨離を行うコツで最も大切なことは、ものを減らして整理された状態を保ち続けることです。
実は、これが一番難しいかもしれませんね。例えば、部屋を整理して収納などに余裕ができれば、新しいものを増やしても大丈夫、と気持ちが緩んでしまうことは珍しいことではないでしょう。けれど、それでは断捨離はうまくいきません。
本当に必要なものでも、新しいものを1つ増やすのであれば古いものを1つ手放す。断捨離は、不要なものを判断して手放すことが終わりではなく、その状態を保っていくことが最も大切なことなのです。最初にお伝えしたように、断捨離には終わりがないということを、心に留めておきましょう。
いかがでしたか。断捨離すれば人生が好転していく理由と5つのやり方をお伝えしました。断捨離を進めたいとは思いながらも、まだ使えるものを処分することに抵抗のある方は多いことでしょう。日本の「もったいない」精神も、素晴らしい考え方には違いないのですから。
けれど、「処分」ではなく欲しい人や必要としている国や地域に「寄付」したり、フリーマーケットやリサイクルショップなどで「販売」すれば相手に喜ばれたり自分のためにもなりますよね。ものによってはデータ化してコンパクトに保存するという方法もあります。
最初から、劇的にものを減らすことはできないかもしれませんが、マイペースに断捨離を続けてください。断捨離の習慣や暮らしぶりが身についてくると、不要なものが増えてしまう原因やどうすれば不要なものが増えないかという対処の方法もだんだんわかってくるはずです。
それと同時に、自分にとってなにが本当に必要なものかを判断する、ものを見る力も養われます。今回お伝えした方法を参考に本当の断捨離を続けてくださいね。
まとめ
断捨離で人生が好転する5つのやり方
・ 断捨離に終わりは無いということを認識しましょう
・ 断捨離する場所や時間を決めましょう
・ カテゴリーごとに手放すものを判別しましょう
・ 断捨離中はものを増やさないようにしましょう
・ 整理された状態を保ち続けましょう