仕事を辞めると決めた時に知っておきたい5つのポイント

仕事を辞めると決めた時に知っておきたい5つのポイント
社会人なら、仕事を辞めるかどうか悩んだりしたことがありますよね。仕事は好きだけど、会社の体質が嫌いだとか、思った仕事をさせてもらえないなど、理由は人それぞれ。ですが、仕事を辞めるということは、勇気が必要です。

今後の生活や今までの人間関係、様々なことを考えて、仕事を辞めるという決断が出来ない人も多いはず。しかし、それでも仕事を辞める決意を固めた場合、そうやって話を切り出せば良いのか、どのように退社まで過ごすのかなど、気になることもたくさんあるでしょう。

実際、退職する際に、知っておかないと、損してしまうこともあります。今まで頑張って働いたのなら、後から後悔しないように、仕事の辞め方を知っておいて損はありませんよ。そこで今日は、仕事を辞めると決めた時に知っておきたいポイントを5つ、お伝えします。

 

仕事を辞めると決めた時に知って
おきたい5つのポイント

 

健康保険について知っておこう

会社が給与から天引きしてくれているので、毎月の支払額を、あまり意識していないという人も多いのではないでしょうか。しかし、会社を辞めると決めたのなら、この健康保険のことも、きちんと理解しておかなくてはいけません。

理由は、社会保険の加入の場合、保険料を会社とあなたが折半して支払っています。その為、所得にもよりますが、国民健康保険よりも支払額が抑えられているのです。だけど、会社を辞める際、健康保険も脱退することになるのですが、退職日によって、保険料の支払額が違うので気を付けましょう。

退職日は、月の末日にしてください。土日であろうが、曜日は関係ありません。仮に末日の1日前の退職だと、会社が支払っている保険料もあなたが支払うことになるので、損をしてしまいますよ。会社がなんと言おうと、末日にするのがおすすめです。

 

有給休暇について知っておこう

有給休暇の消化について、積極的な会社と、何となく取りにくい会社があるのが現実です。その為、気付けば、毎年、有給が消滅している人が多いのではないでしょうか。そもそも、有給休暇は、働いている人が取得できる当然の権利です。

しかし、今まで取れていないのであれば、有給を全部使ってしまって、会社を辞めることにしても罰はあたりませんよ。まず、有給の残り日数を確認してください。

ちなみにその月の公休を全て消化しないと有給を取得することが出来ない為、会社を辞めると決めたのなら、引き継ぎの日数と公休、それに有給を足してみて、退社する日を決めるのもおすすめです。ある程度の勤続年数があれば、2ヶ月近く、休めることもあるので、それを計算して退職願を提出してくださいね。
 

 

ボーナスについて知っておこう

あなたが会社を辞めることを決め、あと2~3ヶ月で、ボーナスが支給される月になるのであれば、すぐ辞めてしまうのは、もったいないですよ。何故なら、ボーナスの査定期間は、支給される2ヶ月位は前なので、その期間に働いていれば、ボーナスをもらう権利があります。

その為、ボーナスの支給が7月15日だとすると、有給休暇中であれ、その日に在籍していれば、きちんと支給されるので、もらってからでも遅くないのであれば、今後の生活のことを考えて、頂いてから会社を辞める方が得策です。

ということは、健康保険のことを合わせて考慮すると、7月31日に退社ということにすれば、損はしないということになりますね。今まで頑張ってきたご褒美や軍資金と思い、遠慮なく頂きましょう。

 

失業保険について知っておこう

失業保険とは、給与明細に載っている雇用保険のことを言います。本来の目的は、失業中の生活維持、そして再就職の活動に専念出来るようにする為のものです。

明細に雇用保険の金額が書いてあれば、加入しているはずですが、加入している期間や労働時間などで、支給対象になっていないことがあるので、確認してから会社を辞める手続きを始めた方が良いでしょう。

まだ転職先が決まっていない状態で、支給対象になるまで後1~2ヶ月位なら、辞める時期を少しずらした方がおすすめです。

もちろん、自己都合で会社を辞めた場合は、すぐに手当は支給されませんが、公共職業訓練を受ければ、テキスト等のお金は必要ですが、学費や交通費などが不要で、再就職の為のスキルを得ることも可能になります。会社を辞める前に、失業保険の支給対象か、必ず確認しておきましょう。

 

就業規則について知っておこう

あなたは、今、働いている会社の就業規則をきちんと読んだことがありますか。常時10人以上の従業員を使用する会社には、就業規則を作成して、労働基準監督署長に提出しなくていけないことになっています。

就業規則は、従業員がいつでも見ることが可能な場所に置き、その場所をきちんと知らせることが義務なので、あなたが知らないとか、特定の場所に行かないと見ることが出来ないという場合、会社は義務を果たしていないということになるのです。

そして、その就業規則には、会社でのルールが細かく書いてあり、会社を辞める時のことも記載されています。それを理解した上で、辞職の話をしないと、後々面倒な事にもなりかねませんよ。

後で、知らなかったと言っても、会社が就業規則を守っていれば、あなたが困ることになってしまうので、きちんと確認しておきましょう。

 

いかがでしたか。せっかく入った会社を辞めると言うことは、ひとつの縁を切ってしまうことにもなる為、決断するのは簡単ではありません。しかし、労働条件や人間関係、きっと様々なことを我慢したり、悩んだ結果が会社を辞めるという判断に繋がったのでしょう。

ならば、立つ鳥跡を濁さずではありませんが、キレイに会社を辞めたいですよね。まずは、会社を辞めるということを伝える前に、知っておかなくてはいけないことがたくさんあります。今日、お伝えしたことを最低限と考え、あなたが損したり、悪く言われない様に、対策をしておきましょう。

そして、どんな理由であれ、辞める時に、会社や人を悪く言うのは止めてくださいね。いじわるされた人やどんなに憎たらしい人にも、笑顔で「お世話になりました」と言って、会社を去ることが出来れば、新たな会社でも頑張れます。必ず、最後は笑顔でということを忘れないでください。

まとめ

仕事を辞める前に知っておきたいこととは

・ 健康保険について知っておこう
・ 有給休暇について知っておこう
・ ボーナスについて知っておこう
・ 失業保険について知っておこう
・ 就業規則について知っておこう


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編集部

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