仕事を辞めたいひとが見落としている、自分の評価と現実とは

現在の仕事に満足できず、仕方なく毎日通勤している人の数は非常に多いです。仕事を辞めたいと考えた経験がある方もいますよね。転職を成功させるには計画的にプランを立てないといけません。

簡単に仕事を辞めたいと思っても、時には自分が想像したように事態が進展しない場合もあるのです。次の新しい仕事にも満足できず、結局昔の仕事を辞めなければよかったと思うのは大変残念な結果です。一番の理想は毎日仕事に行くのが楽しみになるような生活を送ることです。

しかし実際には嫌々朝起きて、憂鬱な顔で通勤する人が多いのが現実です。では早速ですが仕事を辞める前にチェックしておきたい、見落としやすい自分の評価と現実についてお伝えします。

 

仕事を辞めたいひとが見落としている、
自分の評価と現実とは

 

職場にとって居ないと困る存在

仕事を辞めたいと思う理由は人それぞれ異なります。何十年も勤務したのちに辞める人もいますが、ほとんどの場合が数年、もしくは早い段階で転職を考えるようです。

もちろんどんな仕事も、はじめの印象と実際ではだいぶ違うなんてこともありますよね。給与や福利厚生など勤務条件以外にも、職場での人間関係は退職の大きな原因になっています。

辞める前に一度考えて欲しい点は、自分の存在が職場にとってどれほど大切であるかという点です。ずば抜けて成績がよくなくても、居ないと困る人って必ずいませんか。どんな理由であるにせよ、必要とされている職場で働けるのはとても幸せなのです。

 

期待以上の評価を求めている 

仕事を辞めたい、頑張ってもその分の評価がされない、そんなアンバランスを感じた経験がある方は多いでしょう。仕事ができない人ほど自分を高評価しているといわれています。

自分の成績は他人が判断するもの。価値観の違いはあって当たり前ですが、仕事場ではあくまでも上司や同僚からの評価が全てなのです。そのためには人間関係をスムーズにしないといけませんし、社会的な責任を負い仕事を全うする気持ちも大切ですよね。

必要以上の評価を求めないように、少しだけ肩の力を抜いてみませんか。そうすればもっと現在の仕事も精神的にやりやすくなると思います。

 

一時的な感情で転職を考えている 

仕事を辞めたいと一度思ったら、なかなか頭の切り替えはできなくなります。「隣の芝が青く見える」のと同じで、他の仕事が良く見えてしまうのは仕方がありません。

嫌になったからと言ってすぐに退職するのは転職が失敗する原因です。現在の仕事が嫌だから、という理由は必ず同じことを繰り返すきっかけになってしまいますよね。

本当に自分がやりたいことが他にある、キャリアアップのために転職するなど、目的をはっきりとさせて転職のプランをたてましょう。

嫌だから辞める、という気持ちを持っているとどんな仕事でも続きません。本当に転職したい正当な理由が見つかるまでは、時間をかけて現在の職場で様子をみましょう。

 

解決策が転職以外に見つからない

仕事を辞めたい人にとって「去る」ことが最大の解決策だと考えます。それ以外の方法を考えず、とにかく少しでも早く仕事を辞めることだけに集中してしまうのです。

仕事を辞めても一時的な解決策になるかもしれませんが、根本的な原因がもし自分に責任があるものだとしたら、たとえ転職をしても長続きはしませんよね。

そこで辞めることばかりを意識せず、去ること以外の解決方法を考えてみましょう。例えば現在の部署での仕事がきつい、上司とうまくいかないなどの場合、転勤や部署の移動などを希望するのも方法の一つです。せっかく積んだ経験や実績を簡単に捨ててしまうのはもったいないのです。

 

転職後のストレスを見落としている 

嫌な仕事を辞めて次の仕事を見つける。一見簡単に思える作業も、実際に始めると色々な困難が待っています。新卒で仕事を探す場合とは異なり、退職した場合はなぜ以前の会社を辞めたのか、採用する側ではとても気になるポイントになります。

退職経験があるとマイナスイメージとなる場合もありますので、転職には必ずしも役にたつとは言えません。よほどスキルがあり経験も豊富であればいいのですが、退職経験者はすぐにまた辞めてしまうのでは?と思われて不利になる場合が多いですよね。

そこで勢いで仕事を辞めてしまう前に、新しい職場で仕事を覚え、新たに人間関係を築く面倒な手間を考えてみましょう。仕事を辞めるのは簡単でも、次の仕事を見つけて慣れるまでは大変ストレスになります。

 

いかがでしたか。

仕事を辞めたいと一度考え始めると、本当は自分にピッタリの仕事でも価値が見えなくなってしまいます。辞めるメリットと継続するメリットのどちらが多いのか、よく考えてから転職をしましょう。

仕事を辞めたい人は、現在の職場のありがたみをついつい見落としがちになります。辞めたいという行動をとる前に、もう一度考え方を少し変えて仕事に取り組んでみましょう。

新しい仕事を見つけても慣れるまでには時間もかかり、必ずその職場の雰囲気になじめるという確約はありませんよね。

そんなリスクを負ってまでも現在の仕事を辞めたいのか、よく考えてくださいね。想像している以上に自分は職場にとって欠かせない存在になっているかもしれません。

 

まとめ

仕事を辞めたいひとが見落としている自分とは

・ 職場にとって居ないと困る存在
・ 期待以上の評価を求めている
・ 一時的な感情で転職を考えている
・ 解決策が転職以外に見つからない
・ 転職後のストレスを見落としている


連記事
退職仕事
この記事を書いた人

来月向上委員会では、知りたい人と伝えたい人の架け橋となり、私たちの生活の中にある小さな悩みや大きな疑問にお答えし、皆が抱える問題を解決する方法や、今日より明日をもっと明るくする為のあれこれをお届けします。

編集部をフォローする
来月向上委員会