面接の緊張感たるや、筆記試験はもちろん実技試験以上に緊張してしまいますよね。筆記試験は得意なのに、面接では緊張に負けていつも失敗してしまう、面接の緊張のせいで就活や転職活動で思い通りの結果を掴むことができないという方は多いのでは?
また、面接で緊張しないために面接の練習を繰り返しやってきたのに、面接本番になるとやっぱり緊張してしまう、面接で緊張しないための練習や準備の方法が分からないという方も多いでしょう。
面接ですから緊張して当たり前で、数をこなしたり十分な準備をしたとしても全く緊張せずに面接に臨むことはできませんが、なるべく緊張しないで面接を乗り切る方法ならありますよ。ということで、今回は面接の緊張を消し去って見事に合格する5つの術をお伝えします。
面接の緊張を消し去って
見事に合格する5つの術
面接前に質問を想定し、答えを考えておくこと
準備をしても緊張するときは緊張する、それが面接ですが、だからといって全く準備せずに臨めばよいというものではありません。
目をつぶって全力疾走で乗り切る!というのが得意な方は、準備なしで面接に向かうのもよいでしょうが、そうでない方は、いずれ緊張するにしても、準備をしておいた方がまるでしていないときよりも緊張の度合いは小さいです。
面接の準備には、立ち居振る舞い・言葉遣sいなどのマナーに関することと、面接官の質問に対する答えを考えておくことの二つがあります。
面接のマナーは最初の面接ですでに身についているでしょうから、二回目からは面接で答えることを準備しておきましょう。就活なら志望動機や自己PRは必ず質問されるので、答えを考え繰り返し唱えてください。
資格試験や入学試験の面接なら、過去問を調べ出題傾向やどう答えるべきかを研究しておきます。このとき、面接の準備ですから紙に答えを書いたのではだめ、きちんと口頭で答えることができるよう練習しておいてください。
面接室に入る前に緊張を和らげておくこと
面接室に入れば、その瞬間から緊張感は高まります。面接室内の緊張は避けようがありません。面接の緊張を少しでも小さくするためには、面接室に入る前の緊張をいかに解消しておくかが肝心です。
面接室に入る前から緊張して、さらに面接室内でも緊張して、では緊張の上塗り、全身ガチガチになってしまいます。面接室に入る前の緊張は面接室に入る前に解消して、面接本番前に緊張を一度リセットしておきましょう。
そのためには、自分なりの緊張解消法やリラックス方法を持っておく必要があります。これは、すぐには見つからないでしょうから、面接や試験の度に、色々な方法を試してみるとよいですよ。
あなたにとってベストではないかもしれませんが、誰でもある程度緊張を和らげることができる方法は、甘いものを食べる・体操やストレッチで体を軽く動かす・大きな声を出す・深呼吸をする、などです。自分なりの方法を見つけつつ、いざとなったら万人向けの解消方法で緊張感を解消してください。
ある程度空腹状態で面接に臨むこと
緊張で調子がおかしくなるのは頭や手足だけではありません。胃腸もまた緊張に弱い臓器、緊張する場面ではとたんにおかしな動きを見せますよね。
面接の最中、胃に入っていたものが逆流を始めたり、それまで静まり返っていた腸が突然活発に動き始めたり……そこまでの悲劇は起こらなくても、胃がむかむかする、お腹が痛い、気分が悪いなどの体の不調があらわれることがあります。
ただでさえ面接の緊張で頭はいっぱいいっぱいなのに、さらに体調までおかしくなったのでは、面接の合格はおぼつきません。また、体調不良はあなたの緊張をさらに高め、あなたを悲観的にしてしまいます。
コーヒーや冷たい飲み物など胃腸を刺激する食べ物も×です。ある程度空腹状態で面接に臨むことで、空腹で胃腸の不調を防げるだけでなく、空腹による脳の興奮で緊張を和らげることもできますよ。
ただ、朝から飲まず食わずでは、面接の最中に貧血を起こしたり、逆に胃がキリキリ痛くなってしまうこともあるので、朝は食べて面接前の食事は控えめにするなど、うまく調整してください。
面接ではまず面接官と目を合わせること
面接で緊張するのは、面接官が怖いからですよね。面接官に対する恐怖を取り除くために、面接室に入ったらまず面接官と目を合わせてみてください。
面接官の目をきちんと見てにっこり笑えばきっと面接官もあなたに笑顔を向けてくれるはずです。たとえ面接官が仏頂面だったとしても、少なくとも面接官が拒絶の目で自分を見ているわけではないことは確認できるので、面接の緊張を消すことができますよ。
面接官と目を合わさないうちは、あなたにとって面接官は鬼や悪魔のまま、面接中あなたはひたすら身を縮ませて俯くことしかできません。最初に顔を上げて面接官の目を見る勇気、これさえ持てば、面接の緊張を消し去ることができますよ。
面接中はお腹から声を出すこと
大きな声を出すことは緊張を和らげる効果があります。特に、面接の緊張した場面ではついつい声が小さくなってしまいがち、小さくなればなるほど自分の声が緊張で震えていることに気付くでしょう。
その結果、ますます緊張感が高まってしまいます。面接の緊張した場面こそ、大きな声を出しましょう。しっかり息を吸って、お腹から声を出します。大きく元気な声は面接官に好印象を与えるだけでなく、あなた自身を励まし緊張を和らげてくれますよ。
大きな声を出すことを一番意識したいのは、入室のとき。「失礼します」の声は大きく元気に!を心がけてください。ここで大きな声を出しておけば、続く自己紹介でも大きな声を出しやすくなりますよ。
いかがでしたか。以上が面接の緊張を消し去って見事に合格する5つの術でした。面接で緊張しないためには、事前準備は怠ってはいけません。面接官の質問を想定し、答えを考えておきましょう。
このとき、紙に答えを書くのではなく、口頭で答える練習をしておいてくださいね。書くのと言うのとでは勝手が違いますよ。面接前は食べ過ぎに要注意!体の思いがけないところに緊張による不調があらわれることがあります。
さらに、面接前の緊張は面接前に解消しておきましょう。面接室のドアをノックするときは、できるだけリラックスした状態でいてください。そのまま面接本番の緊張が高まる前に面接の第一声「失礼します」を言えば、大きな声を出しやすいです。
顔を上げたら、今度は面接官の顔や目をきちんと見てくださいね。相手がふつうのおばさんやおじさんであることを確かめてから、面接のスタートを切りましょう。
まとめ
面接の緊張を消し去って見事合格するためには
・ 面接前に質問を想定し、答えを考えておくこと
・ 面接室に入る前に緊張を和らげておくこと
・ ある程度空腹状態で面接に臨むこと
・ 面接ではまず面接官と目を合わせること
・ 面接中はお腹から声を出すこと