就職や転職、進学などの最後の壁とも言える面接、一度でも悪い通知が届くと、自信をなくしてしまいますよね。面接のコツを掴んで、良い結果につなげましょう。
面接前は、誰もが緊張するもの。緊張し過ぎると、失敗につながりやすくなってしまうので、多くの人が緊張しない方法を模索しますが、実は、緊張しない方法を探すよりも、事前に面接の準備をしっかりと整えておくことの方が大切なんです。
それは、面接官が「少しでも優秀な人を採用したい」という考えを持っているから。これは、面接は何の準備もせず、行き当たりばったりでどうにかなるほど甘いものではないということです。
事前準備がしっかりできていれば、それが自信となり、緊張も和らぎます。適度な緊張は、パフォーマンスを向上させる効果があるので、良い結果にもつながりやすいんです。さっそく、自信を持って本番に臨むために知っておきたい面接のコツをお伝えします。
面接のコツを極めて
自信をもって本番に臨む為に必要な事
第一印象がカギ!清潔感のある身だしなみを心がける
出会ってからほんの数秒で決まると言われる第一印象。その多くが視覚からの情報を元にしているんです。一度決定づけられた第一印象を変えるのはとても難しいこと。
面接を受けるときは、マナーにばかり気を取られがちですが、面接でも、第一印象が重要になってくるので、身だしなみにも気を配ることがもっとも基本的な面接のコツです。
基本的に、面接を受ける人すべてが同じような服装をしています。だからこそ、少しでもだらしない部分があると、目につきやすくなってしまうんです。
これが第一印象を悪くする原因にもなるので、スーツに汚れやシミ、糸くずなどがついていないか、ワイシャツやブラウスは、しっかりとアイロンがけされているか、ネクタイは曲がっていないかなど、細かな部分までチェックして、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
相手のことをよく調べて繰り返し面接の練習する
「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆(危)うからず」という孫子の言葉を知っていますか?これは、相手と自分をしっかりと把握していれば、何度戦っても負けることはないという意味です。
言いかえれば、相手を知ろうとせず、自分の力量だけで戦えば、負けることもあるということ。このことからも分かるとおり、「内定」という成功につなげるためにも、相手のことをよく知っておくことが面接のコツにつながります。
自分自身のことだけでなく、面接を受けようとしている企業(学校)のことも研究しましょう。まずは、主力商品は何なのか、どんなところが強みなのか、将来的にどんなビジョンを持っているのかなど、集められる情報をすべて集めます。
その上で、志望動機と自分をアピールする方法を決めて、繰り返し何度も面接の練習をしましょう。練習はあなたを裏切りません。
練習すればするほど、自信につながります。人にチェックしてもらったり、動画で撮ったりなどすると、改善点が見つけやすくなるのでおすすめですよ。
印象が良くなる目線のテクニックを覚えておく
面接中は、常に面接官の目を見ながら話すことが大切だと言われていますが、目を見て話すのが苦手な人も多いですよね。
確かに面接中は、話すときも聞くときも面接官の目を見ていることが基本ですが、目線のテクニックさえ覚えておけば、ずっと面接官の目を見ていなくてもいいんです。
面接官の目をずっと見ていられない人は、相手の眉間を見るようにしましょう。実際に目を見るときと比べると、角度はほんの少し上がりますが、面接官からは、目を見ているように見えます。
ずっと目を見ていると、相手に圧迫感を与えてしまうので、自分が話をしているときは、相手の口元へ目線を反らしてもOK。ただし、長時間目線を反らしているとかえって印象を悪くしてしまうので、注意しましょう。
また、熱意や真剣さを伝えようとし過ぎると、視線が鋭くなってしまうことがあります。これでは、睨みつけているように見えてしまうので、いつもより少し真剣な目つきを心がけるのが、印象が良くなる面接のコツです。
面接官が複数人いる場合は、できるだけすべての面接官と目を合わせられるように、順番に目線を送っていきましょう。
話を始めた面接官がいれば、その人を見ます。質問に答えるときも、質問してきた面接官を見る。これが、面接官が複数人いる場合の面接のコツです。
大きな声で明確に受け答えする
声が小さいと、なんとなく自信がないように見えますよね。反対に、ハキハキと大きな声で話す人は、自信があるように見えるもの。
面接中は、緊張するので、いつもより声が小さくなりがちですが、これでは、自信のなさや不安が面接官に伝わってしまうので、大きな声でハキハキと話すよう心がけましょう。
ひとつの質問に長々と答えると、まとまりのない印象を与え、印象が悪くなってしまうので、要点を絞って端的に話すことも大切な面接のコツです。
また、事前に答えを準備しておいた質問には、自信を持って受け答えできるものですが、準備していない質問をされると、急に自信をなくしてしまう人がいます。
これでは、面接官の印象を悪くしかねないので、予想外の質問をされたときには、慌てずに結論から先に答えるよう心がけましょう。
無理に緊張をほぐそうとするのはやめる
面接は、見ず知らずに人に会うだけでなく、何を聞かれるのか分かりません。将来を左右することもあるのですから、緊張して当たり前。でも、多くの人が「緊張は良くないもの」だと認識しているので、なんとかして緊張をほぐそうとしてしまうんです。
確かに、緊張し過ぎると、手足や声が震えたり、頭の中が真っ白になったりなどして、パフォーマンスが大幅に低下してしまうので、緊張をほぐしたい気持ちになるのも無理はありません。
でも実は、適度な緊張は、パフォーマンスを向上させる効果があるので、緊張そのものがいけないことではないんです。緊張をほぐそうとすればするほど、余計に緊張してしまうもの。
「緊張」を意識しているのですから、当然ですよね。面接前に緊張している自分に気づいたら、無理に緊張をほぐそうとしないことも面接のコツ。練習を積み重ねてきた自分に自信を持って本番に臨みましょう。
いかがでしたか。就職や転職、進学など、試験として行われる面接って緊張しますよね。何を質問されるか分からなかったり、将来が大きく左右されたりすることもあるのですから、緊張するのも当然です。
でも、面接では、自信を持って本番に臨めるかどうかが大きなカギを握っています。良い結果につなげるためにも、面接のコツを知り、しっかりと準備しておきましょう。
面接は、あなたという人がどんな人なのかをアピールするだけでは不十分です。意欲もアピールする必要があるので、相手のことをよく調べ、それに合わせた動機やアピール方法を考えて、繰り返し何度も練習しておきましょう。
面接では、相手の目を見て受け答えするのが基本ですが、目を見て話すのが苦手な人も多いもの。そんな人は、相手の眉間を見たり、自分が話をするときに、相手の口元を見たりなどの目線のテクニックを覚えておくと良いですね。自信を持って本番に臨むためにも、ここにご紹介した面接のコツを参考にしてみてください。
まとめ
自信を持って本番に臨める面接のコツは
・ 第一印象がカギ!清潔感のある身だしなみを心がける
・ 相手のことをよく調べて繰り返し面接の練習する
・ 印象が良くなる目線のテクニックを覚えておく
・ 大きな声で明確に受け答えする
・ 無理に緊張をほぐそうとするのはやめる