試験前って、実力を発揮できるか不安になりますよね。そんな人におすすめしたいのがメンタルトレーニングです。私たちは試験に合格したい気持ちが強ければ強いほど、緊張も増してしまいます。
適度の緊張なら、実力以上の力を発揮することにもつながりますが、過剰な緊張は逆効果。毎日必死で勉強してきたのに、本番の試験では、緊張から頭が真っ白。実力を発揮できずに苦い涙をのむなんてことにもつながりかねません。
つまり、実力をフルに発揮するためには、緊張に打ち勝つことが大切だということ。そのために役立つのがメンタルトレーニングなんです。ここでは、希望の試験に合格したい人におすすめしたい、メンタルトレーニングの方法をお伝えします。
メンタルトレーニングを活用して
希望の試験に合格する方法
自分の弱さと向き合いましょう
試験で実力を発揮できないということは、緊張に弱いということ。自分では認めたくないかもしれませんが、それは心が弱いということでもあるんです。
効果的にメンタルトレーニングをするためにも、まずは自分の弱さと向き合うところから始めましょう。どんな場面で緊張するのか、どんなときに実力を発揮できなくなるのか、試験前や試験の最中はどのような心理状態になるのかを思い出し、紙に書き出します。
紙に書くことで、メンタルが強くなるわけではありませんが、自分自身と冷静に向き合えたり、冷静に自分を分析できたりするので、なぐり書きでも「書き出す」というのがポイントです。
分析することで、対処方法が分かることもあるので、自分で分析したことも書き記しておくことも忘れないでくださいね。ここでは、自分の弱さを責めることが目的ではありません。
自分の弱さを認め、受け入れることが目的なので、「こんな自分もいるんだな」「これも私の一部なんだな」「今はこれが自分なんだな」と認めるだけでOK。それ以上のことはしないようにしましょう。
思い込みに気づき反論しましょう
何があっても心が乱れない強靭なメンタルを持っている人はほとんどいません。多くの人が、さまざまに動く感情に合わせて心も乱れるので、嫌なことやつらいことがあれば落ち込んだり、何も手につかなくなるくらいネガティブになったりします。
でも、メンタルが強い人は、その感情を長く引きずることはありません。つまり、メンタルが弱いということは、さまざまな事象を深く受け止め、長期間引きずってしまうということ。これを改善するメンタルトレーニングが、自分の思い込みにその都度反論する方法です。
たとえば、目標とする試験に合格するための勉強で、なかなか理解できないことがあると、メンタルが弱い人は「やっぱり才能がないんだ」「合格するなんて無理なんだ」などと思いがち。でも、これ自体が思い込みです。
この思い込みに気づき、そのたびに「この前の部分までは理解できているから時間をかければできる!」「努力を続けていれば必ず合格できる!」というように反論しましょう。この思い込みと反論をそのたびにメモしておくと、読み返したときの励みになるのでおすすめです。
オンとオフを切り替えるスイッチを持ちましょう
試験のための勉強をしていると、途中で行き詰まったり、やる気が起こらなかったりすることってありますよね。そんなとき、「どうしてこんなことも理解できないんだ」「このままじゃダメだ」と焦ったり、自分を否定したりしがち。これではストレスが溜まるばかりです。
ストレスを抱えたままの勉強は効率が落ちてしまうので、上手にストレスと付き合っていけるメンタルトレーニングをしましょう。そのために大切なのが「オン」と「オフ」。オンは、試験勉強をしたり、試験について考えたりする時間、オフは、試験について一切考えない時間です。
このオンとオフを切り替えるスイッチとなる儀式のようなものを決めましょう。これは、好きな音楽を聴く、少し高価な紅茶を飲むなどなんでもOK!それをした後で、試験勉強を始めるようにすると、いつの間にかその儀式が気持ちを切り替えるスイッチになるので、必要以上のストレスを感じにくくなりますよ。
体をリラックスさせる練習をしましょう
緊張すると、体のあちこちに力が入ってしまうので、体が硬くなりがち。これでは、余計に緊張が高まり、試験で実力を発揮できなくなってしまいますよね。
体と心には密接な関係があるので、緊張をほぐすためには体をリラックスさせることもメンタルトレーニングのひとつです。体をリラックスさせるために、お腹で深い呼吸をすることと、首や手首、足首、腰周りなどを動かすことを意識しましょう。
このとき、これらが緊張をほぐすと思わずに、体をリラックスさせることだけに集中するのがコツ!こうすることで、自然と体のこわばりが解け、心の緊張がほぐれていきます。
試験当日に意識して緊張をほぐそうとしても、なかなかうまくいかないので、日ごろからいつでもリラックスできるように、体をリラックスさせる練習をしておきましょう。
食生活を見直して集中力を高めましょう
一見すると、食生活とメンタルトレーニングはなんのつながりもないように見えますが、実は毎日の食事は、精神状態を大きく左右しています。緊張に強くなりたい人は、食生活を見直し、グルテンが含まれる食品をできるだけ避けましょう。
グルテンとは、小麦やライ麦などの穀物の種に含まれるタンパク質の一種で、パンやパスタ、ケーキなどに含まれていますが、私たち日本人は、本来パンを食べる習慣がない上に、欧米人と比べ唾液の量が少ないため、腸や脳などに悪影響を与えることがあるんです。
このグルテンをできるだけ避けるようにすると、さまざまな病気を予防することができるだけでなく、急激な血糖値の上昇が起こらないため、集中力がアップします。
いかがでしたか。試験に合格したいと思えば思うほど緊張も高まりますよね。でも、高まり過ぎた緊張は、パフォーマンスを低下させるため、せっかくの実力も発揮できずに終わるなんてことにもなりかねません。
それまでの努力を水の泡にしないようにするためにも、メンタルトレーニングを活用して緊張に打ち勝ちましょう。効果的にメンタルトレーニングするためにも、まずは自分の弱さと向き合うことが大切です。
どんな場面で実力が発揮できなくなるのか、試験前や試験のときにはどんな心理状態になるのかなどを紙に書き出し、自分の弱さを認め、受け入れましょう。
試験前や試験勉強をする中で、ネガティブな気分になったときには、それが思い込みだということを自覚して、その思い込みにひとつずつ反論するのもおすすめです。希望の試験に合格したい人はぜひ、ここにご紹介したメンタルトレーニングを試してみてください。
まとめ
希望の試験に合格するためのメンタルトレーニングは
・ 自分の弱さと向き合いましょう
・ 思い込みに気づき反論しましょう
・ オンとオフを切り替えるスイッチを持ちましょう
・ 体をリラックスさせる練習をしましょう
・ 食生活を見直して集中力を高めましょう