人間嫌いでも、人恋しくなったり、仲間を作りたいなと思うことはありますよね。また、これまで人間嫌いで通してきたけれど、やっぱり友達や仲間、自分にとって大切な人がいてくれたなと思うこともあるでしょう。
人間嫌いを改善して他人と触れ合うことはよいことです。よいことではありますが、これまで人間嫌いで他人と積極的に関わってこなかった方が、ある日いきなり他人に対してフレンドリーになったり新しい友達をどんどん作るのはとても難しいことです。
人間嫌いは一朝一夕でなおすことはできませんが、何事も気持ちが一番大切!人間嫌いをなおしたい・改善したいと思った時点で、あなたの人間嫌いは半ばなおったも同然です。
あとは、仲間作りのための実践的なコツを掴むだけ!ということで、今回は人間嫌いを改善して仲間と共に豊かな人生を送る秘訣をお伝えします。
人間嫌いを改善して、
仲間と共に豊かな人生を送る秘訣
他人を好き嫌いだけで判断しない、「普通」というカテゴリーを作ること
人間嫌いの方は、他人を好きか嫌いかだけで判断しがちです。そして、あなたにとって一緒にいて楽しい、居心地のよい人間なんてそう多くはありませんから、自然と「嫌い」と分類する他人が多くなり、気づくと自分の周りは嫌いな人間ばっかりになってしまうということになります。
嫌いな人間ばかりだから「自分は人間嫌い」と思っている方、他人を好き嫌いで分類するとき、好きか嫌いかに加えて「普通」というカテゴリーを作ってみてください。
するとあら不思議、自分の周りのほとんどの人が「普通」のカテゴリーに入るはずです。食べ物だって好物と嫌いなものだけではありません。好きでも嫌いでもない食べ物がほとんどですよね。他人だって同じです。
面倒臭い付き合いを無理して行わないこと
人間嫌いの方で多いのが、人間が嫌いなのではなく人付き合いが苦手という方です。コミュニケーションをとるのが苦手、毎日顔を合わせたりSNSでやり取りをするのが面倒臭い、休日まで友達や同僚と遊ぶのは疲れるという方、あなたは自称「人間嫌い」ですが、本当は「コミュ障」もしくは「面倒臭がり屋」です。
人付き合いが苦手、面倒臭いというのも一つの個性なので、そこは無理になおす必要はありません。あなたのペースで人付き合いをしつつ、自分が人間嫌いであるという誤った認識は捨てましょう。
「こまめに連絡は取り合わない、休日に遊ぶのは嫌、だけど君のことは友達・仲間だと思っているよ」というスタンスで友達を作ったり、人付き合いを続けるのがおすすめです。
毎日連絡を取り合わないと友達とは言えないなんてことは全くないので、クールな友達付き合いを気にする必要はありません。
他人のあら探しをせず、その人の愛すべきところを見つけること
人間嫌いの方は、無意識のうちに他人の粗や嫌いなところを探して「だから、あの人は嫌いなのよ」と言っています。これでは人間嫌いを改善することはできません。
他人と向き合うときは、その人の粗を探すのではなく、良いところ・愛すべきところを探しましょう。誰しも、良いところ・愛すべきところの一つくらいはあるものです。
ただし、一つも良いところや愛すべきところを見つけられなかったときには、その人と付き合う必要はありません。愛すべきところが見当たらないということは、あなたとその人は致命的に相性が悪いということ!
無理に付き合いを続ければ、あなたの人間嫌いがひどくなるばかりです。その人と仲間になることはきっぱり諦めて、次を探してください。
他人に対しては集団ではなく一人の人間として相手を判断すること
人間嫌いの方は、他人に対してレッテルを貼ってしまう癖があります。国籍や趣味嗜好、見た目、出身地、勤め先や家族構成、結婚歴などから「彼は○○な人だから」と考えてしまうのですね。
レッテル貼りはあなたの人間関係を狭めてしまうほか、嫌いな人間を増やしてしまいます。というのも、レッテルというものは大抵、マイナスのイメージがついているものですから。
ということで、他人と向き合うとき、先入観や相手のプロフィールで「○○な人」と考えるのをやめましょう。向き合ったとき、自分の目にうつった相手の姿、受けた印象を大切にしてください。
先入観やレッテルはあなたの目を曇らせて、相手を必要以上によくない人間に見せてしまいます。人間嫌いの方、一度あなたの目の色眼鏡を外してみましょう。案外、あなたの周りにいるけれどこれまで積極的に付き合ってこなかった人はあなたと気が合う人ばかりかもしれません。
自分に余裕のないときには無理に仲間に会わないこと
人間嫌いを改善して仲間と共に豊かな人生を送りたい!ということで、仲間を大切にすることはとてもよいことですが、仕事や介護が忙しい・金銭的余裕がない・気持ちが落ち込んでいて他人と会うのが辛いというときには、無理して仲間と会ったり一緒に遊ぶ必要はありません。
もう子供ではないのですから、いつも友達や仲間と一緒に行動しなきゃという付き合い方は長続きしません。あなたにとってはもちろん、相手にとっても一番大切なものは仲間ではなく他にあるはずです。
仲間との付き合いは無理せず、できる範囲で行いましょう。無理をすると、気持ちが途切れたときに、以前よりも人間嫌いがひどくなってしまうことがあります。無理は禁物、仲間とは「楽しく」付き合うことを心がけてくださいね。
いかがでしたか。以上が、人間嫌いを改善して仲間と共に豊かな人生を送る秘訣でした。自分は人間嫌いだと思っている方、実は誰だって人間嫌い、他人との付き合いを100%楽しんでいる人なんていません。
「嫌だな」「面倒臭いな」「会いたくないな」という気持ちはお互いさま!なので、休日に遊びたくないから友達は作らないというのはもったいないですよ。
「休日に遊ばないけれど、私たち友達だよね」という友達関係を築けばよいのです。あなたと同じくらいクールな友達を作れば、人間嫌いにならずに仲間と豊かな人生を送ることができます。
ぜひ、クールな友達を探してみてください。新しい友達を作るとき、あら探しをしたり相手に対して先入観を持っていると、なかなか新しい人間関係を築くことはできません。新しい出会いに古い色眼鏡は不要!まっさらな気持ちで相手と向き合ってみてください。
まとめ
人間嫌いを改善して仲間と豊かな人生を送るためには
・ 他人を好き嫌いだけで判断しない、「普通」というカテゴリーを作ること
・ 面倒臭い付き合いを無理して行わないこと
・ 他人のあら探しをせず、その人の愛すべきところを見つけること
・ 他人に対しては集団ではなく一人の人間として相手を判断すること
・ 自分に余裕のないときには無理に仲間に会わないこと