集団面接の質問、ただでさえ緊張する面接なのに、ライバルと一緒の面接となるとさらに緊張が高まるのは必然!何を答えてよいのかわからなくなってしまうことがありますよね。
また、集団面接特有の罠といえばせっかく回答を用意していたのに前の人に先を越されてしまうというケース、これは焦ってしまいます。
このような集団面接の質問の緊張やアクシデントを克服し、落ち着いて面接を受けるためにはどうすればよいのでしょう。冷静に面接を受けるだけでなく、さらに一歩進んで、ライバルたちに差をつける回答をするためには?
ということで、今回は集団面接の質問で困らない為に練習しておきたいポイントについてお伝えします。集団面接を控えて不安を覚えている方、ぜひ参考にしてください。
集団面接の質問で困らない為に
練習しておきたいポイント
自己紹介は90秒以内!簡潔な回答を用意しておくこと
集団面接の質問の最初は、自己紹介から始まります。集団面接では、1グループの面接時間は数十分あったとしても1人あたりの持ち時間は5~10分間!集団面接の目的は就活生を一気に足切りすることですから、1人あたりに多くの時間をかけません。
そのため、集団面接の最初の質問である自己紹介に対して長々と話していたのでは、あなたの持ち時間が終わってしまい、他の就活生にも迷惑をかけてしまいます。
もちろん、他の就活生はライバルですから彼らに迷惑をかける分はちっともかまわないのですが、面接官の見ている前では×!面接官の心証が悪くなってしまいます。集団面接で持ち時間内に質問に答えられるよう、最初の自己紹介は90秒で答えられるように回答を用意しておきましょう。
自己紹介といっても、どこまで答えるのか(大学名までか、学部や専門も説明するのか)は集団面接本番になってみないと分かりません。いくつかの回答パターンを用意しておくとどんな質問が来ても、慌てなくて済みますよ。
志望動機は被りがち!複数の回答を用意しておくこと
集団面接の質問で必ず訊かれるのが志望動機!志望動機は他の就活生と被りがちなので、いくつかの回答を用意しておきましょう。
このとき、エントリーシートの志望動機とかけ離れた回答をするとかえって面接官にマイナスの印象を与えてしまうので、エントリーシートに沿った形で、言い回しや切り口を変えた回答を複数用意しておくとよいです。
また、万が一用意しておいた志望動機が他の就活生と丸被りしてしまったとき、その場で新しい志望動機をひねり出すのは失敗の元!
それよりも「先ほどの○○様の志望動機と被るのですが」と最初に付けて、用意しておいた答えを言うのがよいです。他の就活生と被ったときの言い方もいくつか用意しておくとよいですね。
「結論」から答えを組み立てること
集団面接は上記の通り、1人あたりの持ち時間はとっても短い!集団面接ではどの質問に対しても簡潔で要領よくまとまった答えが要求されます。
「簡潔で要領よくまとまった答え」のためには、まずは質問に対する「結論」を答えること、そして結論の理由や根拠はその後で付け加えるという答えの組み立て方をしなければいけません。「私の意見は○○です。その理由は~です」という答え方ですね。
「~だし、~という意見もあるし、見方によっては~ということもあるけれど」というような答え方や、あなたの意見や結論が一体何なのか分からない答え方にならないよう、集団面接前は答えの組み立て方の練習をしておきましょう。
大きな声ではきはきと話す練習をすること
大人、それも面接官を務めるようなある程度年齢のいった大人は、明るく元気というだけでその若者に好印象を持つもの!内容はなくとも、大きな声ではきはきと話すだけで、面接官のあなたに対する印象はぐっと高くなります。
反対に、どれだけ立派な内容でも、下を向いてぼそぼそと話していてはよい評価を得ることはできません。特に、集団面接のように他の就活生と比べられやすい面接では、声の大きさや話し方はとても大切!面接官の印象に残るのは「あの子、なかなか立派なことを言っていたなあ」よりも「あの子は元気があってよかった」です。
声の大きさで他の就活生に負けないよう、集団面接本番では大きな声ではきはきと話しましょう。集団面接前は、発声練習やはきはきと話す練習をしてください。
特に緊張しやすい方、面接本番で出る声は練習時の半分と心得、練習のときから大きな声を出すようにしましょう。
質問やディベートに必要な思考の瞬発力を磨くこと
集団面接では就活生同士でディベートをしたり他の就活生の意見に対するあなたの意見を求められることがあります。このとき、必要なのが思考の瞬発力!面接前に回答を用意しておくことはできませんから、その場で答えを考えなければいけません。
すぐに適切な回答ができるよう、集団面接前は思考の瞬発力を磨きましょう。練習の方法は、友達同士でニュースや時事問題についてディベートをしたり、時事問題に対する自分の意見を簡潔に述べる練習をしておくことです。
たとえば、新聞の社説を読んだらその場で社説に対する意見や取り上げられている時事問題に対する意見をぱっと書き出してみてください。
このとき、下調べをする必要はありません。正しいか正しくないかは問題ではなく、あなたの意見をぱっと述べることができればよいのですから、その場で思いついたことを書いてみましょう。
まずは何かを思いつくということが大切です。この訓練を毎日繰り返すことで、どんな質問に対してもすぐに回答を用意することができますよ。
いかがでしたか。以上が、集団面接の質問で困らない為に練習しておきたいポイントでした。集団面接の質問で必ず訊かれる自己紹介や志望動機については、あらかじめ答えを用意しておいてください。
集団面接の質問では他の就活生と答えが被るということがあるので、答えはいくつか用意しておくと安心ですよ。その場で答えを考えなければいけない質問も集団面接では訊かれます。
このとき、質問に対しては「結論」から答えること!頭の中で答えがまとまっていなければ結論を先に述べることはできません。質問に対する答えを瞬時にひねり出せるように、思考の瞬発力を磨いておきましょう。
さらに集団面接の質問に答えるときに最も大切なことが、大きな声ではきはきと話すことです。「他の就活生に比べて覇気がないな」と面接官に評価されないよう、集団面接前は発声練習とはきはきと話す練習をしておきましょう。
まとめ
集団面接の質問で困らないためには
・ 自己紹介は90秒以内!簡潔な回答を用意しておくこと
・ 志望動機は被りがち!複数の回答を用意しておくこと
・ 「結論」から答えを組み立てること
・ 大きな声ではきはきと話す練習をすること
・ 質問やディベートに必要な思考の瞬発力を磨くこと