何歳であっても付き合いたての2人には初々しい部分があるものですよね。ですが、晴れて念願のカップルになれたからといって、舞い上がりすぎるのはちょっと待って!付き合いたての今だからこそ、2人の関係をよりよく、より長く紡いでいくために気を付けたい点があるのです。
人間不思議なもので、「恋人」になったとたんに、今まで気を配っていた部分がおろそかになったり、相手の好意を当たり前のように感じてしまったりする傾向があります。ですがそれでは、みすみす終焉に向かって進むようなもの。
せっかく大好きな人と想いを確かめ合えたのにこれほどもったいない話はありません。そこで今回は、順調に2人の愛を育んでいくために、心がけたいポイントについてお伝えします。
どんな時も「相手に対する礼儀」を忘れないようにしましょう
付き合いたてだからこそ、今から意識しておきたいのが「親しき仲にも礼儀あり」という言葉です。念願かなって恋人になったからといって、相手があなたの所有物になったわけではありません。幸せな恋愛は、互いの立場が対等であってこそです。
付き合いたての時に、相手を思いやる気持ちや愛しいと思う気持ちにあふれているのは当たり前かもしれません。
しかし時間の経過とともに慣れてきてしまうと、いつしか初心を忘れてマンネリ化してきたり、自己中心的なわがままを要求し、「恋人なんだからやってくれて当然」と勘違いしてしまったりすることがあります。
どんなに親しくなっても、それこそ恋人同士から夫婦になっても、「最低限の礼儀」や「相手に対して敬意を払う」ことを忘れないようにしましょう。
男女での「気持ちの温度差」を念頭に入れておきましょう
付き合いたての時期から2か月くらい経過したあたりから聞かれてくる不満が「彼氏がそっけなくなってきた」というものです。一般的に、男性は付き合いたてから3か月くらいまでの間に恋愛気分が高まり、その後は徐々に落ち着いてくる傾向があります。
反対に女性は、付き合いたてはさほどではなくても、時間の経過とともに気持ちが高まってくるという傾向が。この違いを理解しておかないと「付き合う前はあんなに熱心だったのに」と、お互いの気持ちがすれ違ってしまうかもしれません。
あなたが女性なら、やっと彼氏はあなたの前で素を出せるくらいに安心したのだと思ってください。あなたが男性なら、あなた自身は焦がれていた彼女と無事恋人同士になれて安心しているかもしれませんが、彼女は以前より熱心にアプローチしてくれないとさみしい思いをしているかもしれないと、ちょっと考えるようにしてみると、その後の交際が順調に進むでしょう。
過度の束縛・詮索厳禁!「プライバシーを尊重」しましょう
付き合いたてのうちこそ、四六時中一緒にいても苦になりませんが、関係性が落ち着いてくるにつれ、お互いに今まで通りの日常生活に改めて目が行くようになります。
ここでどちらかが「恋人同士なんだからずっと一緒が当たり前」という価値観を押し付けると、それまでの生活リズムの崩壊から破局へとつながってしまうことも。付き合いたてだからこそ「個人の尊重」を忘れないようにしましょう。2人でいる時間だけがすべではありません。
1人で過ごす時間や、それぞれの交友関係も同じように大切です。特に異性が絡んでくる場合は、やきもきしてしまいがちですが、信頼関係を裏切るに値しないのならばおおらかに見守る余裕を持ちたいですよね。
他者との「付き合い」だって大事。恋人であるあなたよりも優先しなくてはならない時だってあると理解して、別々の時間を、有意義に使いたいものです。
どうせ喧嘩をするなら「建設的な喧嘩」をしましょう
付き合いたてだろうと長く続こうと「他人」が共にいるのですから、時には意見の食い違いもあれば、それが原因でぎくしゃくしたり喧嘩になったりすることもあるでしょう。しかし、単にネガティブな感情を相手にぶつけあうだけなら、それはただのヒステリーです。
いくら恋人同士でも、言動で相手を傷つけていいわけがありませんよね。他人との意見のぶつけあいでも、意識的に「言ってはいけないこと」を選別して、そこにだけは触れないようにするでしょう?恋人になっても同じことです。
付き合いたてのうちから、自分の考えを相手にきちんと伝える癖をつけることは大事です。喧嘩だって、2人の仲を深めるには欠かせない要素です。
ただし、どうせなら「建設的な喧嘩」をすること。相手の欠点をあげつらうのではなく、どうすれば問題が解決するのかを話し合う場にするよう心がけましょう。
2人の間で「認識の共有」をはかりましょう
いくら「相手を尊重する」といっても、「相手の身勝手さをすべて容認する」のは大間違い。付き合いたての今だからこそ、2人の間にきちんとしたルールを設けましょう。といっても、どちらかが負担になったり、我慢を強いられたりするようなルールは2人のためにはなりません。
例えば「異性の友人との付き合いはどのラインまでが許容範囲で、どこからが浮気になるのか」といったようなことは、付き合いたてのうちから確認し、認識を共有しておきましょう。
順調に愛を育むためにも、お互いに、「自立心」や「自分の意思をしっかり持つ」こと、「相手の意見も尊重しつつ、2人が納得するラインを決める」ことは重要です。
恋愛は、互いの立場が対等であるからこそ成り立つものです。どちらかに振り回されるだけの関係は恋愛ではなく依存であると肝に銘じましょう。
さて、要は「恋人同士になっても、個人は個人であることを忘れない」のが大切なのです。あなた自身もお相手も、自分の意見や意思をしっかりと伝えつつ、お互いを尊重することが基本です。
付き合いたてのうちこそ、無意識でもそうしていたはずなのに、長く付き合うにつれお互いの存在に慣れすぎて、トラブルに見舞われる……なんて、よく聞く話ですよね。
いつも、突然やってくるように語られる浮気やら別れの予兆やらといったことだって、本当は、そこに至るまでの原因が積み重ねられてきた結果であることが多いのです。
付き合いたてからきちんと向き合い、話し合い、なによりめんどくさがらないことこそ、大人同士の恋愛には必要不可欠。いろんなことを乗り越えつつも、順調に関係を深めていきたいならぜひとも心にとどめておきましょう。
まとめ
2人の仲を順調に進めていくには
・ どんな時も「相手に対する礼儀」を忘れないようにしましょう
・ 男女での「気持ちの温度差」を念頭に入れておきましょう
・ 過度の束縛・詮索厳禁!「プライバシーを尊重」しましょう
・ どうせ喧嘩をするなら「建設的な喧嘩」をしましょう
・ 2人の間で「認識の共有」をはかりましょう