「冷え症」の原因と改善するための5つの秘訣☆

「冷え症」の原因と改善するための5つの秘訣☆
最近、女性だけでなく男性や若い人でも「冷え性」になる方が急増しています。寒さの厳しい冬だけでなく夏でもエアコンの冷房があるため、常に体調不良で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ダルさが抜けない、眠れない、やる気が出ないなどの不調は冷えからくるものかもしれません。日々の生活が積み重なって冷えやすい体質になってしまった場合、早めの対策をしないとカラダに様々な悪影響を及ぼします。そこで今回は、カラダが冷えてしまう原因とそれに対する改善法をお伝えします。

 

「冷え症」の原因と改善するための5つの秘訣☆

 

1 インナーや靴下は「速乾性」のある素材にする

冷え性の方は、冷えないようにと厚着することばかり考えがちです。しかし冷えの原因は「内臓の冷え」である場合が多いので、やみくもに厚着をしてカラダの表面を温めてしまうと、血管が拡がり血流量が増えてカラダの熱が無駄に逃げてしまいます。そして、内側はますます冷えていく結果に…。さらに冬は厚手の服を重ね着するので熱がこもり、実は夏と同じくらい汗をかきやすい状態になっています。その「汗」が蒸発するときに体温が奪われカラダが冷えてしまうのです。

肌に触れるインナーや靴下などは「速乾性」のある素材のものを身につけるようにしましょう。「温める」服などはあくまで「その上」です。熱を逃がさないためのナイロン素材の服は、外に出る時にだけ着るようにしたいです。おススメは、「シルク」のインナーや5本指靴下です。シルクは汗を吸ったあと吐き出す力が綿よりも優れていて、肌に優しいとても注目すべき素材です。

 

2 深呼吸を意識する

寒い時期にはどうしてもカラダが縮こまり猫背になって無意識のうちに呼吸が浅くなってしまっています。私たちのカラダは呼吸によって「体圧」を変動させ、体の隅々まで血液が巡るようになっています。試しに息を大きく吸ったあと、息を止めてみてください。体の圧が上がって、内側から表面に向かって圧迫されるのがわかるはずです。ムリに運動をしようとしなくても深い呼吸を心がけているだけで血行を良くすることができます

よく「運動すると血行が良くなる」といいますが、「運動」が血行を良くするというより運動した結果、「呼吸」が大きくなり血行が良くなるという原理です。現に、動物を見ていると寒い冬には丸まってじっとしています。常に激しく動き回っている動物はいません。同じ動物の人間だけ動かないと血行が悪くなって冷えてしまうということはおかしいですよね。浅い呼吸のくせがつくと肺の機能や横隔膜の伸縮率が低下し凝り固まってしまいます。ぜひ普段から深呼吸をする意識をもちましょう。

 

3 手や足先の感覚を「意識」してみる

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冷え性の方は、「足先が冷えすぎて感覚がない!!」ということがよくありますよね?気功の世界では古くから、「意識至るところに気が至り、気至るところに血が至る」と言われている通り、「感覚がない」=「意識できていない」=「血が通わない」ということになります。

普段、私たちは自分のカラダの隅々まで正確に「認識」はしていません。例えば「今、足の小指の感覚はどう感じていますか?」と聞かれたら、その時初めて足の小指を「意識」し、感覚を感じることができるかもしれません。それは、ジンジンとした大きい感覚やジィ~とした小さくぼんやりした感覚、全く感覚がわからないということもあります。生きていれば、一つ一つの細胞が活動しているはずなので司令塔である脳がそれらを「認識」できるはずなのです。逆に言えば、この細かな感覚を感じられるようになれば冷え性を改善することができるということです。現に、気の達人や、いつも元気な人はカラダ全体の感覚を同時に認識できているため気がくるくると循環し健康なのですね。

上手く「意識」できるようになるまではトレーニングが必要になってきます。まずは、簡単な方法として、普段から外出している時でも「今、靴の中の足のつま先はどんな感覚があるだろう?」と動かして気にしてみるようにすると良いです。ただ動かすだけではなく、つま先の感覚に「意識」を向けましょう。最初は何も感じることがないかも知れませんが、辛抱強く続けていくと、どんどん繊細な感覚もわかるようになってきます。そして「意識」を向けて瞬時に感じることができるようになれば、そこに気が上手く循環し血が通うようになってきているということです。冷えも感じなくなっているでしょう。

 

4 筋肉量を増やす

現代人に冷え性が急増しているの原因の一つは筋肉量の低下と言われています。多くの方がインターネットやゲームに夢中になって外出する機会が減り、家事なども家電が助けてくれる便利な時代になりました。そのため日常的に運動量が減り筋肉量も減ってしまったのです。

しかし筋肉はカラダの熱を生み出し基礎代謝を上げる役割があり、筋肉量が少ないと血液循環が悪く冷えを感じやすくなってしまいます。改善するためには筋肉量を増やしましょう。ジムに通ったりキツイ筋トレをしなくても日常的にエスカレーターではなく階段を使うようにするなど、日々簡単なことを続けることが大切です。

 

5 甘い食べ物は控え、ショウガを摂る

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お菓子やフルーツといった甘い食べ物は、カラダを冷やします。糖質が高いものを食べると血糖値が一気に上がるとともに体温も上がりますが、その後すぐに急降下し、体温は低いままで落ち着いてしまいます。また満腹を感じにくくしてしまうためたくさん食べてしまう傾向があります。スイーツの食べ過ぎには注意しましょう。

手先・足先の血流を良くし、カラダを温めるにはショウガが一番です!ほとんどの漢方薬には生姜が含まれたくさんの効能があるとされています。冷えによる下痢や夏バテによる食欲不振にも効果がありますよ。「毎日ショウガを食べるのは無理!」という方には「乾燥ショウガパウダー」がおススメです。お茶やお料理などに入れたり気軽に摂取できます。

 

いかかがでしたでしょうか。冷え性の原因と改善方法をお伝えしました。冷えからの体調不良は対策をしないまま放置しておくと加齢とともにどんどん症状が悪化してしまいます。そうなる前に、改善法を実践して体質を変えていきましょう!

 

まとめ

  1. インナーや靴下は「速乾性」のある素材にする
  2. 深呼吸を意識する
  3. 手や足先の感覚を「意識」してみる
  4. 筋肉量を増やす
  5. 甘い食べ物は控え、ショウガを摂る

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