就職活動での面接で、質問対策や自己分析、会社情報収集は頑張ったけど結果が残せない・・・なんて人も多いのではないでしょうか。
面接官が候補者を採用するか決めるポイントは、質問に対する回答だけではありません。就職活動の面接では、一緒に働きたいと思えるか入社後に頑張ってくれるのか、という「印象」もしっかり見られています。
印象はちょっとした工夫やテクニックで良くできます。当記事では就職の面接官に対するあなたの印象を上げるために、すぐ実行できるテクニックを解説します。ぜひ実践して面接での印象を上げましょう。
就職活動の面接で良い
印象を与える３つのテクニック
視線を意識しよう
話し相手の視線が気になったことはないでしょうか。視線によって「あ、この人は話しを聞いてないな」だったり「なにか別のことを考えているな」、「嘘をついている気がする」と感じたでしょう。就職の面接ではこの視線を上手に使って良い印象を与えましょう。
視線は考える内容によって特定の方向に動きます。例えば、「過去を思い出す」時、視線は面接官から見て右上（あなたの左上）になり、今までに「見たことのない場面を想像している」時は視線が面接から見て左上（あなたの右上）になります。これは右脳・左脳の違いによって変わるものです。
面白いことに視線と思考の関係を知らなくとも人は経験的に相手の視線から相手の思考パターンを感じていますので、就職面接ではそのことを上手に利用し、特に「未来のこと」などの想像が必要な質問をされた場合は視線を意識して面接官から見て左上（あなたの右上）にしましょう。
質問の答えを事前に準備している場合、「未来のこと」を聞かれた場合にも準備した答えを思い出し視線が面接から見て右上になってしまっている人がいます。このとき面接官は、「この人は未来のことを聞かれているのに過去のことを思い出して話しているな」といった違和感を持ってしまいます。
準備した答えを思い出して話す場合も未来のことを答えるときは視線を面接官から見て左上（あなたの右上）に向けて話すようにすると、相手にはきちんと考えて話しているという印象を与えることができます。思考と視線の向きの関係を意識して就職の面接で良い印象を与えましょう。
Ｉメッセージで発信しよう
どんなに内容が素晴らしくても伝え方によってはマイナスの印象を与えることがあります。思い当たることがある方は「Ｉメッセージ」という方法を意識してみると効果的です。
「Ｉメッセージ」とは自分を中心にしたメッセージという意味で、 自分の要求を相手にマイルドに伝える方法です。これとは逆のものとして「Youメッセージ」があり、就職の面接におけるYouは企業のことになります。「Ｉメッセージ」では企業（You）ではなく自分（Ｉ）を主語にして伝えるようにしましょう。特に就職の面接における「候補者からの質問」では「Ｉメッセージ」を意識しましょう。
△：「御社ではｘｘｘｘといった仕事をすることはありますでしょうか？」
○：「私はｘｘｘｘｘという仕事にも興味はあり、（私は）ｘｘｘｘｘをやってみたいのですが機会はありますでしょうか？」
「Ｉメッセージ」を使って、就職の面接での受け答えを印象を良くしましょう
質問で自己アピール
就職の面接では最後に質問の時間があります。ここで質問力をみる企業もありますが、基本的には候補者とのアンマッチを防ぐために疑問を解消してあげたという場になっていますので、ここで上手に質問をして面接中にできなかった自己アピールをしましょう。
例えば、自分がアピールしたいスキルや経験があるのならば以下のような質問をしてみましょう。
・私はｘｘｘｘという経験もあるのですが御社の業務で活用できる場面などありますでしょうか？
実はこの質問には２つの効果があります。１つは、質問を投げることによって自己アピールとして経験やスキルを伝えることができ、もう１つは就職の面接担当者にあなたが会社で働いているとこを想像してもらえる点です。就職の面接担当者は管理者だけではなく現場で実際に活躍している人も多く、そういう方に「一緒に働くイメージ」をしてもらえれば、あなたの印象は強いものになります。
就職面接の質問時間では、質問を通して自己アピールをしてあなたの印象を強めましょう。
就職の面接で良い印象を残すためのテクニックを解説してきました。面接での受け答えの際には、自分の視線を意識し、「私」を主語としたＩメッセージで発信し、面接最後の質問時間で自己アピールを上手に取り入れて、面接官の印象を上げましょう。
いずれも、ちょっとしたテクニックですが実践するかしないかで就職の面接結果に大きな違いが生まれます。これらのテクニックを使って、就職の面接で良い印象を残しましょう。
まとめ
面接官に良い印象を与える３つのテクニック
・視線を意識しよう（過去のことは左上、未来や想像は右上を向く）
・主語が「私」のＩメッセージで発信しよう
・質問の中で自己アピールをしよう