寂しいときの気持ちを優しくなぐさめてくれる5つの言葉


この世の中、生きていれば寂しいときもありますよね。仲の良かった友人が地元を離れた、全く不慣れな土地で独り暮らしを始めた、どうしても眠れない夜更け…寂しいときは日常のあらゆる場面に潜んでいます。

そんな寂しいとき、楽しいことや面白いことで気持ちを紛らわせるのも1つの方法でしょう。けれど、無理に寂しい気持ちを抑えようとしても、ふと我に返ってさらに寂しさが募ってしまうことも少なくありません。それでは辛い気持ちが増すだけですね。

そんな寂しい気持ちはできれば穏やかに和らげたいものです。そこで今回は、著名人や歴史上の人物の言葉、また、物語の中のセリフの中から選んだ、寂しいときの気持ちを優しくなぐさめてくれる5つの言葉をお伝えします。

 

寂しいときの気持ちを
優しくなぐさめてくれる5つの言葉

 

「寂しく思うのは当たり前と思うけど」-タモリ(森田一義)

ご存知、国民的タレントであるタモリさんの言葉です。タモリさんが司会を務めていた「笑っていいとも!」(フジテレビ)は有名ですよね。

2014年3月の放送の中で、SMAPの中居正広さんから寂しい時はあるかと問われたタモリさんは「寂しい時があるかって聞かれたら、全部寂しいんじゃないの?(人間の)ベースは全部寂しいと思う。

だから、寂しく思うのは当たり前だと思うけど」と答えました。さらに、「だから必死になって仕事したりさ、友達を作ってみたり、恋愛してみたりしてんじゃないの?」と、“寂しさ”に対するタモリさん独特の持論を披露したそうです。

博識で無二の感性を持っているタモリさんならではの言葉ではないでしょうか。寂しいときがあるのは当たり前なんだと良い意味で開き直ることができれば、くよくよしても仕方がないと思えてきますよね。

 

「他人もまた同じ悲しみに悩んでいる」-ウィリアム・シェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616年)は、最も優れた英文学作家と言われる劇作家です。歴史上の偉人として日本でもよく知られていますよね。

四大悲劇の一つである「ロミオとジュリエット」が特に有名でしょう。シェイクスピアは、内面の心理描写に長けていると評価されているのですが、それにはシェイクスピアの優れた人間観察眼が活かされています。

さて、見出しとしてご紹介した言葉は、「他人もまた同じ悲しみに悩んでいると思えば、心の傷はいやされなくても、気は楽になる」と続いています。

シェイクスピアの言葉では「悲しみ」になっていますが、寂しさに悩んでいる状況にも通じるはずです。寂しいときに辛い気持ちになっても、一人じゃないと思えるだけでシェイクスピアの言葉の通り、気持ちが楽になることでしょう。

 

「心が痛い日だってそりゃあるわ」-マ・レイニー

マ・レイニー(1886-1939年)は、アメリカの女性ブルース歌手です。ブルース好きの方はご存知かも知れませんね。

ブルースが誕生して間もない頃に活躍した“ブルースの母”と称されるクラシック・ブルース界の名シンガーです。パワフルな低音(アルト)の声で、様々な感情を豊か表現できる素晴らしい歌手だったといわれています。

いつも派手な衣装に金貨のネックレスやキラキラのヘッドバンドを身につけ、金歯を輝かせて笑っていたレイニーですが、そんな陽気で豪快な彼女が口にしたのが「心が痛い日だってそりゃあるわ」という言葉です。

人生には楽しい時もあれば、心が痛くなるような辛い時もある…色々な時があるからこそ、人生は面白いとも言えるでしょう。生きていれば、たまには寂しいときもありますよ。

 

「一番大切なことは笑顔を絶やさないこと」-マリリン・モンロー

日本でも有名なマリリン・モンロー(1926-1962年)は、セクシーでチャーミングな世界的ハリウッド女優です。その美しさは現在でも、色あせることはありませんね。

多くの男性を魅了したマリリンらしく、艶っぽくて色気のある言葉も残していますが、笑顔が美しく印象的だった彼女らしい言葉が今回お伝えしている言葉です。

その全貌は「背筋を伸ばして顎を上げて。一番大切なことは笑顔を絶やさないこと。なぜなら、人生は美しく、思わず微笑むようなことがいっぱいあふれているから」となります。

寂しいときや辛いときは、暗い表情で下を向いてしまいがちですよね。でも、そんな寂しいときこそ笑顔になって前を向いてみましょう。

目を伏せていては見えなかったものが見えてくるはずです。そして、それこそが寂しいときを慰めてくれるものかもしれませんよ。

 

「寂しさは乗り越えてなんか行かなくていい」-「ご近所物語」

「ご近所物語」(集英社)は、1995年から1997年にかけて漫画雑誌「りぼん」に連載されていた矢沢あいさんの漫画作品です。

後の代表作「NANA」と共に人気の作品ですね。物語は服飾デザイン科に通う高校生・幸田実果子の恋愛模様や夢に向かって奮闘する姿が中心に描かれています。

今回お伝えしている言葉は、実果子が恋人のツトムを残して海外に留学している際に発したセリフです。実果子は一時、ツトムと一緒にいるか自分の夢のために留学するか迷っていました。

けれど「寂しさとか切なさは乗り越えてなんか行かなくていい。受け入れて、抱えながら歩いて行けるようになればいい」と、自分なりの心の持ち方を見つけています。寂しいときの心にじんわりと響く名言です。

 

いかがでしたか。寂しいときの気持ちを優しくなぐさめてくれる5つの言葉をお伝えしました。寂しいときは、どんなに大きな成功を収めた人にも訪れるものです。

また、寂しいときは私たちの生活にとても身近なもので、物語のテーマにもなったり印象的な場面として頻繁に登場したりしますよね。

それだけに、そんな寂しいときの気持ちをなぐさめ、前を向かせてくれる言葉は星の数ほど存在しています。今回はそんな数ある言葉の中から、多くの人に馴染みのある著名人の言葉や、わかりやすい言葉を選んでお伝えしました。

どんな言葉が寂しいときの気持ちに響くかは、人それぞれにあると思いますが、今回お伝えした言葉で、寂しさがなぐさめられることを願っています。

まとめ

・ 「寂しく思うのは当たり前と思うけど」-タモリ(森田一義)
・ 「他人もまた同じ悲しみに悩んでいる」-ウィリアム・シェイクスピア
・ 「心が痛い日だってそりゃあるわ」-マ・レイニー
・ 「一番大切なことは笑顔を絶やさないこと」-マリリン・モンロー
・ 「寂しさは乗り越えてなんか行かなくていい」-「ご近所物語」


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