別れ話を電話ですると、相手が別れ話に応じてくれないことが多く、その結果、別れ話がこじれる・別れた後にトラブルが起こるなど、困った事態に陥りやすいです。
最悪、元恋人がストーカーになっちゃうということも!今は愛情を感じない、別れたいけれど別れ話のために顔を合わせるのも嫌という恋人でも、恋人同士になった頃は楽しい時期を過ごしたことがあったはずですよね。
その頃の思い出を美しいままにとどめておくためには、恋人をストーカーなぞにしてはいけません。恋人をストーカーにしないためには、別れ方が大切です。
ここでは別れ話を電話でするとトラブルになりやすい5つの理由をお伝えします。別れ話を電話でしようと思っていた方、これを読んで、誠意ある別れ方とは何ぞやということをもう一度よく考えてみてくださいね。
別れ話を電話ですると
トラブルになりやすい5つの理由
電話という手段そのものが姑息・卑怯というイメージがあるため。
「別れ話くらい面と向かって言え」という気持ちは、別れを経験したことのある方の多くが持っているでしょう。別れ話を電話でするとトラブルになりやすい理由の一つ目は、「電話という手段そのものに誠実さが見えないから」です。
「電話」という手段そのものがマイナスイメージなのですから、電話口でいくら言葉を尽くして、誠実さを示したとしても、相手にはその誠実さは伝わりません。電話という手段を選んだ時点で、もうトラブルの種が生まれているのです。
言葉だけでは言いたいことの半分も伝わらないため。
会話をしていても、言葉や声で伝わっているのは言いたいことの半分以下です。残りの半分は、目や表情、手振り身振りが担っています。
しかし、電話では残りの半分部分が全く欠落してしまいます。これが別れ話を電話でするとトラブルになりやすい理由の二つ目です。
言いたいことが半分も伝わらない電話では、相手に別れの理由や誠実な気持ちを伝えることはできません。相手に伝わるのは「別れたい」という、ただその一言だけです。しかも、相手はあなたがどんな表情でその一言を口にしたのかを見ることはできません。
見えないものはイメージするしかないわけで、そのときのイメージは大体、あなたが「薄ら笑いを浮かべながら」「せいせいしたという顔つきで」「なんなら、隣に新しい恋人を侍らせて」というものになります。これでは穏便な別れになるはずがありませんよね。
言葉は正確さを増すほど、胸に突き刺さるため。
言いたいことの半分も伝わらない電話で、言いたいことの全てを相手に伝えようとすれば、その分言葉数は増え、理性的で論理的な言葉選び・話し方になりますよね。
感情を交えると、こちらの意図を正確に伝えることはできませんから、電話口での別れ話は直接会っての別れ話よりも、感情を排除した話し方になりがちです。
そして、そのような言葉や話し方は、感情的なやりとりよりも相手の胸に突き刺さります。感情的なやりとりで「馬鹿」「嫌い」と言われるよりも、「君が○○で、それに対して僕は○○だと思ったから、嫌いになったんだ」と切々と説明された方が胸にぐっさりきますよね。
胸にぐっさり突き刺さったまま、受話器を置くことはできません。傷つけられた分は仕返しをしなければ気持ちはおさまりません。
この結果、電話を挟んでの言葉の応酬、傷つけ合いが繰り広げられ、結果的にトラブルになりやすくなります。また、相手の顔が見えない分、電話口では相手を傷つける言葉を選びがちです。これも別れ話を電話でするとトラブルにないやすい理由の一つです。
別れ話を電話でしても相手を納得させることはできないため。
上記のように、「電話」という手段そのもの、または言葉足らずだったり言葉が多すぎたりなどの理由が重なるため、別れ話を電話でしても相手を納得させることはできません。
電話なので、相手が納得していなくてもあなたが受話器を置きさえすれば、ひとまずその電話を切ることはでき、あなたの中では「別れ話は終わった」ということになるでしょう。
もう一度電話がかかってきてもとらなければ、終わった話が再開することはありません。しかし、人の気持ちは受話器を置くように簡単に切れてしまうことはありません。
納得していないのに、一方的に別れを告げられても万事解決!とならないのは当たり前ですよね。別れ話を電話でするとトラブルになりやすいのは、電話では相手を納得させることができないためです。別れ話を電話なんかですることは、トラブルを招いているようなものなのですよ。
電話は電話番号を押せば相手にかかってしまうため。
納得できない別れ話、もう一度ちゃんと話し合いたいと思っても、相手が応じてくれなければ直接会って話すことはできませんよね。
待ち伏せも、相手が警戒していれば成功しません。しかし、電話は別です。相手の電話番号さえ知っていれば、相手の気持ち関係なく、何度でもかけることができます。着信拒否されても平気、違う電話や公衆電話からかければよいのです。
「電話番号を変えたら?」電話番号を調べるのは簡単ですし、何なら、職場に電話すればよいので電話番号を変えられても痛くもかゆくもありません。
元恋人がストーカーになった瞬間です。元恋人をこのような行動に走らせたそもそもの原因は、別れ話を電話でしたことです。
別れ話を電話でするということは、つまり、「もう会うつもりはない」と告げたのと同じこと。こんなことをされれば、ふられた方としては電話であなたを翻意させるしかありませんよね。
別れ話に電話を選んだ時点で、電話でのやり取りしかしないと相手に告げたも同然、あなた自らストーカーをされる隙を与えてしまうのです。
いかがでしたか。以上が、別れ話を電話でするとトラブルになりやすい5つの理由でした。「終わりよければすべてよし」の言葉通り、終わりを迎えた恋愛が美しい思い出のままあなたや恋人の胸に残るのか、それともかつての恋人が憎むべき相手になるのかはひとえに別れ方にかかっています。
恋人に面と向かって別れを告げるのは気が重いことでしょう。できれば顔を合わせずに別れてしまいたい、これは誰しも考えるものです。
しかし、思い出を大切にするのなら、あるいは、恋人に誠意ある態度を見せたいのであれば別れ話を電話でするのは避けましょう。別れ話を電話でしないのは、あなた自身のためでもあります。
終わらせたい恋愛、こじれたりトラブルが起こったりして長引いてしまうのは本意ではありませんよね。すぱっと終わらせたいのであれば、電話はだめ!きちんと相手の目を見て、別れを告げてください。
まとめ
別れ話を電話でするとトラブルになりやすい理由
・ 電話という手段そのものが姑息・卑怯というイメージがあるため。
・ 言葉だけでは言いたいことの半分も伝わらないため。
・ 言葉は正確さを増すほど、胸に突き刺さるため。
・ 別れ話を電話でしても相手を納得させることはできないため。
・ 電話は電話番号を押せば相手にかかってしまうため。