友達からコミュ障と言われ、本当にそうなのかコミュ障チェックをしてみたことがある人もいるかもしれませんよね。そのコミュ障チェックの結果を見て、自分がコミュ障かもしれないと思った人もいることでしょう。実はコミュ障の人の多くがアダルトチルドレンと言われています。
アダルトチルドレンとは、機能不全家庭で育った結果、大人になってからも心に傷を抱え生きづらさを感じている人たちのことを指します。このアダルトチルドレンは5つのタイプに分かれ、コミュ障の人はほとんどがこの5つのどれかのタイプに当てはまります。
コミュ障チェックを行うことで、自分がどのタイプなのか知ることができるんですよ。自分のタイプを知っておけば、友達関係でつまずくポイントもわかるので対策が取りやすくなるでしょう。そこで今回は、コミュ障チェックを活用し友達関係を円満にする方法についてお伝えします。
無条件で自分を肯定しよう
コミュ障チェックで知るアダルトチルドレンのタイプ、一つ目は「ケアテイカ―」です。ケアテイカ―は、誰かの世話を焼き続けることで自分の存在意義を見いだしている人のことを言います。周りから見ると面倒見の良い人に映ります。
しかしケアテイカ―の多くは、アルコールやギャンブルに依存している人など問題を抱えた人に対し、過剰に世話を焼き続けてしまいます。その結果DVに巻き込まれたり、相手の都合が良いように扱われることも。特に相手が何らかの依存性が強い人だと、共依存の関係に陥ることも少なくありません。
そうならないためには、何もしなくても自分には価値があることを知りましょう。あなたが心を削ってまで世話をしなくても、誰もあなたを見捨てたりはしません。あなたはそのままで十分愛されるべき存在なのです。
程よい距離感を保ち聞き役に徹しよう
コミュ障チェックで知るアダルトチルドレンのタイプ、二つ目は「ロストワン」です。ロストワンの人は、自分の気持ちや意見を言わなかったり、自分をアピールしません。なぜなら、自分は必要ない人間で見捨てられたと感じているからです。
ロストワンの場合、子供時代は大人しい良い子と捉えられますが、社会に出た途端に生きづらさを感じてしまいます。中には、自分の意見を求められてパニックに陥る人も。しかし、ロストワンには社会で楽に生きていける長所があるんですよ。
それは、必要以上に干渉せず相手に自然体で接することができるという点。本当の自分をわかってくれる人とは、程よい距離感を保つことができます。また自分の意見を言わない分、聞き役に徹することができるので、円満な友達関係を送ることが可能です。
この世の中に何も恐れるものはない
コミュ障チェックで知るアダルトチルドレン、三つ目のタイプは「マスコット」です。マスコットにはお調子者が多く、周りを笑顔にしてくれる存在です。しかし、自己評価が低く孤独感や不安でいっぱいなので、ちょっとしたことでパニックになったり、心が折れてしまいます。
常に周りに気を使い、何事も起きないよう必要以上に頑張ってしまうのがマスコットの特徴なんですよ。ですから、マスコットの人は周りが笑っていると安心しますが、誰かが怒っていると自分のせいだと思い込んでしまい、最悪の場合うつ状態になることも。
それほど心の中では恐れを感じ、常にビクビクしているのです。ですがこれからはもう、何も恐れなくても大丈夫。誰もあなたを嫌ったりはしません。あなたが自分の人生を自由に生きることで、あなたは輝きを放ち友達関係も円満なものになることでしょう。
自分には愛される価値があることを知ろう
コミュ障チェックで知るアダルトチルドレンのタイプ、四つ目は「スケープゴート」です。スケープゴートとは身代わりの意味で、問題を起こすことで家族をつなげているという状況を作り出します。
アダルトチルドレンのタイプの中でも、かなり自己否定感が強く自分の存在意義を感じられない人が多いでしょう。自分が生きているということを実感するために、自傷行為や依存症など自分を傷つける行為をしてしまうことも特徴の1つです。
また周囲の犠牲になりやすく、犯罪に巻き込まれたり、気づかぬうちに被害者的な役割を背負ってしまうことも。実はスケープゴートの人は、はじめから自分が愛されるわけがないと諦めてしまっています。
友人関係を円満にするためには、あなたは一人ではないことを知りましょう。そして、あなたはそのままでも十分愛される価値がある人間だということを知ってください。
失敗しても大丈夫
コミュ障チェックで知るアダルトチルドレン、最後のタイプは「ヒーロー」です。ヒーローは周りの期待を一身に受けて、その期待に応えようと過度に頑張ってしまう存在です。自分自身が完璧を求められて育っているので、完璧にできない人を軽視する傾向があり、友達関係がうまくいかないことも。
特に失敗が許せないので、一度の失敗がきっかけとなり人生が終わった感じを抱えてしまうこともあります。また、強い存在であろうとする気持ちが強く、周りが置いてけぼりになっているにもかかわらず突き進んだ結果、自分の周りには誰もおらず一人ぼっちになってしまう傾向があります。
そうならないためには、失敗が人を成長させることを知りましょう。失敗しても大丈夫、人生は終わったりしませんよ。
さて、コミュ障チェックは、自分がどんな人間なのかを客観的に知るための1つのツールです。今回紹介したのは、アダルトチルドレンのタイプについてでした。アダルトチルドレンに共通するのは、自分への評価が低いこと。自分の評価はいつでも変更ができます。
今のあなたの評価が低いなら、これからどんどん上げていきましょう。そうすれば自分を愛することができるようになります。自分を愛することができれば、周りの人を愛することもできるので、友達関係がとても円満になり、明るく楽しい日々を過ごすことができるでしょう。
自分がコミュ障と知ることで、マイナスなことは何もありません。ぜひコミュ障チェックを活用し、あなたの人生を明るく楽しく幸せなものにしてください。
まとめ
コミュ障でも友人関係を円満にするには
・ 無条件で自分を肯定しよう
・ 程よい距離感を保ち聞き役に徹しよう
・ この世の中に何も恐れるものはない
・ 自分には愛される価値があることを知ろう
・ 失敗しても大丈夫