会話が続かないとき、相手は一生懸命話しかけてくれているのに気の利いた返しができない自分が情けないと悩んでしまいますよね。「相手を退屈させているのでは」という不安からどうにか会話を盛り上げようとして空回り、さらに気まずい沈黙を招いてしまうなんてこともあります。
人見知りや口下手、人に比べて頭の回転が遅いなどで、他人との会話が続かない、すぐに途切れてしまうという方にとっては、他人との会話そのものが苦痛になってしまうでしょう。意識的、あるいは知らず知らずのうちに他人との会話を避けてしまうようになることもあります。
会話が続かないという悩みは深刻ですが、それだけで他人との会話や他人と仲良くなることを避けるのはもったいないですよ。ということで、今回は会話が続かない悩みを解消する5つの話し方をお伝えします。
会話が続かない悩みを
解消してくれる5つの話し方
「あなたはどう思う?」と相手の意見や感想を引き出すこと
あなた一人ががんばっても会話は成り立ちません。一人相撲の会話が続かないのは、当たり前のことです。会話が続かないと悩んでいる方、「自分が会話を盛り上げなきゃ」という責任感が強すぎて空回りしてしまっているかもしれません。
少し落ち着いて、相手の話を聞いてみましょう。自分の話が終わったら「あなたはどう?」と相手の意見や感想を求めてみてください。こうすることで自然と会話が続きますし、「自分が会話を盛り上げなきゃ」というプレッシャーから解放されますよ。
「今、考えているからちょっと待って」と相手に待ってもらうこと
会話の最中、意見を求められてもすぐには答えられない、考えがまとまらないこともありますよね。答えられないがために会話が途切れてしまうこともあれば、何か言わなきゃと焦った結果心にもないことをぺらぺらとしゃべり、後で「自分の考えと全く違うことを言ってしまった」と自己嫌悪に駆られることもあるでしょう。
意見を求められたとき、会話を続けなきゃと焦る必要はありません。「ちょっと待ってね。今考えているから」と一言断ってから、頭の中で考えをまとめてください。
この一言がないと、気まずい沈黙が訪れるのでそこは要注意!しかし「待ってね」と言っておけば、会話が途切れても気まずくなりませんし、あなたも自分の発言に後悔しなくて済みますよ。
ゆっくり話すこと
焦って早口になると、すぐに話すことがなくなってしまいますし、頭は口に追いつこうとフル回転!すぐに疲れて次の話題が思いつかなくなってしまいます。会話が続かない方、少し話すペースを落としてみましょう。
普段よりもゆっくり話すようにしてください。自分の意見を話すときは前のめりで話すのではなく、口を開く前にまずはコーヒーを飲んだり息を吸って気持ちを落ち着かせてから話し始めるとよいですよ。
特に、緊張や人見知りで頭が真っ白になればなるほど口先だけでぺらぺらと話してしまう、自分自身何の話をしているのかわからなくなってしまうという方、気持ちを落ち着かせてゆっくり話すようにしてください。
ゆっくり話せば、話しているうちも頭が回り、次の話題や相手の意見に対するあなたの考えをスムーズに会話にのせることができます。
相槌は首を振るだけでなく声も出すこと
会話が苦手な方は、会話の最中に一度黙ってしまうとなかなか次に口を開くタイミングを見つけることができません。そうすると、相手の話が尽きた時点で、話の種がなくなった相手と貝になったあなた、会話が終わってしまいます。
なので、会話が続かないと悩んでいる方、会話の最中に長い時間だまり込まないようにしましょう。マラソン選手がレースの最中に足を止めると、まだ数キロしか走っていなくても、もう走れなくなってしまうのと同じこと、一度だまり込んでしまうとまた話し始めてもなかなか前のように舌は滑らかに動きません。
だまり込まないことが会話を続けるコツです。相手の話の最中は首を振って頷くだけでなく、「そうよね」「そうそう」「そりゃあ、そうだ」と声つきの相槌を打ってください。
会話が止まったら、前の話題に戻ること
会話が続かないときの奥の手、それは最初に戻る!です。一つの話題が尽きた、結論が出てこれ以上話すことがなくなったときには、前の話題や前の前の話題、その日の会話のスタート時点まで戻ってもいいですよ、前の話題に戻って会話の糸口を見つけましょう。早い話が「話を蒸し返す」ということです。
「さっきの話だけど~」と話し始めてもよいですし、今日この話していないよねというボケを装ってもよいですよ。老人同士の会話を参考にするとよいでしょう。
おばあちゃん同士の会話は、えんえん同じ話題をループしていますが、それでも楽しそうに会話しています。会話が続かないときは、同じ話題のループ!一生使える会話術ですよ。
いかがでしたか。以上が会話が続かない悩みを解消する5つの話し方でした。会話が続かない方、あなた一人でがんばる必要はありません。
「あなたはどう思う?」と相手に意見や感想を求め、次の会話の主導権を渡してください。会話のスピードに追いつけなくなったら、話すペースを落としたり、「ちょっと待って、今考え中」と言うなどしてあなたのペースで会話を続けるようにするとよいですよ。
会話に追いつけないからと、完全に聞き役に回ったり頭を上下に動かすだけの人形にはならないように!相槌を打つ間も、「そうよね」「そうそう」と声を出していきましょう。いよいよ会話が続かなくなったら、前の話題に戻ること!これで、会話が途切れることはありません。
まとめ
会話が続かないときは
・ 「あなたはどう思う?」と相手の意見や感想を引き出すこと
・ 「今、考えているからちょっと待って」と相手に待ってもらうこと
・ ゆっくり話すこと
・ 相槌は首を振るだけでなく声も出すこと
・ 会話が止まったら、前の話題に戻ること