断捨離の難関といえば、服の処分ですよね。とにかく服と本は、数が数だけに、気持ちに踏ん切りをつけるのが難しい場合が多々あります。
加えて、断捨離で服にとりかかろうとしても、進める基準がわからずに、ついつい取っておいてしまって「結局思ったほど整理できなかった」なんてことも。ですが、逆に言えば明確な基準さえわかっていれば、断捨離で服の山を目の前にして、悩むこともなくなるわけです。
一気に片づけることができれば、勢いづいて他の断捨離もスムーズになりますし、気持ちもスペースもすっきりします。そこで今回は、快適な部屋づくりの第一歩として、断捨離で服を整理して心地よい空間を生み出すために覚えておきたいポイントについてお伝えします。
断捨離で服を整理して、
すっきり快適な部屋をつくるコツ
どれだけの服を持っているのかを把握する
断捨離で服を整理するには、なにはともあれ全体量を把握しなくてはなりませんよね。断捨離で服を仕分けるために、まずは手持ちの服をすべて外に出すことから始めましょう。
クローゼットやタンスはもちろん、引き出し、押し入れの中のものまで1つ残らず出して一か所に集めます。思っていたより量が多かったり、しまったままのものがたくさんあるのを実感できるでしょう。
この「実感」が断捨離に対するやる気スイッチをオンにしてくれるのです。やる気になったところで今度は、トップス・ボトムス・スカートなど種類別に分けて山にしていきましょう。ここからいよいよ、本格的に仕分けに入っていきます。
傷んだ服や古い服は優先的に処分する
断捨離で服を仕分けるのにもっとも注目したいポイントが「古くなっていないか」です。いくらお気に入りでも、生地が薄くなっていたり、傷みがひどくなっているものをおいそれと着て、外を歩けないですよね。
毛玉だらけの服を着てデートや女子会・仕事に行けますか?という話です。さらに「時代遅れのデザイン」というのも断捨離で服を整理する際の目安になります。
そもそも時間が経過すればするだけ、体系や好み、流行りも変わってきますよね。「古いけれど思い出があって処分できない」と思うなら、写真にとることをおすすめします。
データなら場所を取りません。もしそれでも、どうしても「いつか着るから残しておきたい!」と思う場合はいつでも着られる状態で保存するようにしてください。
今現在の好みに合っているかを見極める
さて、山になっている服を見回してみましょう。「その服は、今現在のあなたの好みに合っていますか?」服の好みの傾向も、時間の経過とともに変わる場合がありますから、定期的に断捨離しないとジャンル違いの服ばかりがたまってしまい、「コーディネートが決まらない」と悩む時間を無駄に増やすことにもつながりかねません。
断捨離ついでに服のジャンルを統一すれば、コーディネートも楽になりますよ。さらに、「似たような服だらけになっていないか」もチェックするとよいでしょう。
人間ついつい、好みに合わせて似たような色合いや柄の服を選んでしまうものです。断捨離で服を減らそうと思うなら、同じような服は数着程度にとどめるようにしましょう。
1年を通して着なかった服はすっぱり処分する
なくても困らない服とは「1年を通して全く着なかった服」です。1シーズンだと短すぎて、捨ててしまった後に後悔しかねないのでちょっと待つことをおすすめしますが、さすがに1~2年着なかった服は、たいていその後も袖を通すことはありません。
思い切って断捨離する服の候補として振り分けましょう。もっとも、いくら断捨離で服を整理するといっても、スーツや冠婚葬祭のための服は、袖を通していなくても急に必要になる場合もあります。
なかなかお値段もかかるものですから、よっぽど大きく体形が変わっていないのなら、念のため必要最低限の数はおいておき、時間と金銭に余裕があるときに買い替えるくらいの気持ちでいてもよいかもしれませんね。
購入した当時のときめきが残っているかで判断する
服を購入したきっかけは当然「これを着たい!」「このデザイン素敵!」など、その服になにかしら惹かれるものがあったからこそですよね。断捨離で服を処分するかどうかの判断は「購入した時のときめきが今もあるか」も重要です。
すべて引っ張り出してきて、久しぶりに目にして「またこれを着たい」と思うか「今はそうでもないな」と思うか。あなたの直感に従って断捨離をし、服を整理していきましょう。
あなたにとって本当に必要な服は、時を越えてもあなたの気持ちを高めてくれたり、心地よさを与えてくれたりするものです。
もちろん黄ばみや色あせ、虫食いなどがあるものはいくらいいなと思っても処分することをおすすめしますが、まだ着られるものならばぜひこの機会に、再び日の目を見せてあげてくださいね。
いかがでしたでしょうか。断捨離で服を整理していく過程ですっぱりと判断できればよいのですが、どうしても迷ってしまうこともあるでしょう。そんな時は、この機会に鏡の前で実際に着てみてください。
できれば一式コーディネートしてみるのもよいですね。実際に着た姿を見て「まだまだいける!」と思えば取っておけばよいですし、「やっぱりちょっと」と思ったらその時に処分すればよいのです。
また、断捨離で服を整理した後に開放感からパーッと新しい服を購入しまくってしまう人もいますがこれはNG。処分した分買い足すこと自体が悪いわけではありませんが、必要枚数を把握し、その数より増やさないようにするのが、快適な部屋を作るためのポイントです。
まとめ
断捨離で服を整理するコツとは
・ どれだけの服を持っているのかを把握する
・ 傷んだ服や古い服は優先的に処分する
・ 今現在の好みに合っているかを見極める
・ 1年を通して着なかった服はすっぱり処分する
・ 購入した当時のときめきが残っているかで判断する