聞く力を鍛えると対話力がUPする5つの理由

聞く力を鍛えると対話力がUPする5つの理由
対話力とは、会話を通じて相手を納得させる能力のことです。相手に何かを納得してもらいたい場合、多くの人は聞く力ではなく、どうやって話せば納得してもらえるか自分の話し方に注意を向けますよね。

しかし、対話力とは話す能力だけでなく聞く力も重要です。対話をする際に、相手の話を聞くのをおろそかにしているという人は自分の聞く力を鍛える努力をすると良いでしょう。

さて、今回取り上げるのは聞く力。聞く力を鍛えると対話力がUPする理由についてお伝えします。聞くって受け身のように感じますが、実は話すことより難しいスキルなんです。

対話に必要なのは、単に聞くのではなく、目的意識を持って主導的に話を聞く力。そのためにどんなことができるのかお伝えします。あなたも聞く力を鍛えて対話力をUPさせて下さい。

 

聞く力を鍛えると
対話力がUPする5つの理由

 

相手の気持ちが分かる

聞く力を鍛えるメリットとして最も重要なのは、相手の気持ちが分かることです。対話をする際に、自分が何を伝えるか、どうやって伝えるかを重視している人は多いですよね。

しかし、最も重要なのは相手が何を知りたいのか、どうやって聞くかということなんです。このように相手が物事をどのように考えているのかを知ることを「視点取得」と呼びます。視点取得を意識すると合意が得られやすくなるという結果も多く報告されています。

視点取得とは、簡単に言うと、相手の立場に立って物事を考えられるようになるということですが、そのためには質問が鍵を握ります。相手がなぜそのように考えるのか見解を知る質問をして相手の立場に立って考える癖を付けましょう。

 

相手が話しやすくなる

あなたの質問に対して何でも答えてくれる人なら良いですが、相手がなかなか話してくれないというケースも多いですよね。

特に日本人は、自分の発言で「誤解されたくない」、「問題を起こしたくない」という防衛本能が働くので、なかなか自分の気持ちを話してくれないものです。このように話したがらない相手に話をしてもらうのも聞く力が重要です。

ヒトには誰しも話をしたい欲求があります。そこで、話したがらない人には聞く力のなかの共感力が物を言います。ヒトは自分のことを分かってくれると感じると途端におしゃべりになります。

初めは、「はい・いいえ」で答えられるような簡単な質問から始めて共感してあげると徐々に気持ちを話してくれるかもしれません。また、相手に興味や関心を示すことも相手が話しやすくなるために重要な要素です。

 

相手の話に振り回されなくなる

話をしたらがらない人とは逆に、自分の考えを思いつくままに何でも話してしまうという人もいますよね。傾聴は大切ですが、対話力をUPするには自分の考えも相手に納得してもらわなければいけません。

そんな時も聞く力が重要。話の主導権を持つために、どうやって聞くかに注意を払って下さい。例えば、会議のなかで自分の意見ばかりを長々と述べる人がいるなら、適度なあいづちを打って、「その点に関しては○○さんはどう思いますか」と違う人に話をしてもらい途中で話を区切ってみましょう。

また、話の初めに「何を話すか」という話の目的を共有しておけば、それ以外の話はさせないという抑止力にもなりますよ。

 

相手との関係が良くなる

聞く力を鍛えると、異なる年代、価値観、文化を持つ人たちと対話をするのに役立ちます。価値観や文化が大きく異なる人を理解するのは難しく感じることもありますが、相手は自分のことを理解してくれたと感じると相手の話を素直に聞くことができるようになります。

異なる価値観を持つ人たちと対話をする際は、まず相手を理解することを意識すると良いでしょう。

 

自分に協力してもらえる

最後に考えたい聞く力は相談力です。職場において上司や同僚に協力を求めるケースは多いですよね。自分1人では成し遂げられないことでも上司や同僚を巻き込めば、より大きな仕事を成し遂げることができますよ。

そのために、できるだけ早い段階で上司や同僚に相談して下さい。仕事の基本は「報告・連絡・相談」と言われるように相談が後回しになっている現状があります。しかし、最も重視すべきなのは「相談」です。マメに相談を行い上司や同僚にアドバイスを求めましょう。

 

いかがでしたか。今回は、聞く力を鍛えると対話力がUPする理由についてお伝えしました。対話力をUPさせるには、何を言うかと同じ位、何を聞くかが重要でしたね。

聞く力を鍛えれば、相手の考えを理解したり、相手に応じて上手に聞くことができるようになりますよ。繰り返しになりますが、対話力とは会話を通じて相手を納得させる力のことでした。

つまり、相手の行動に繋がらなければならないのです。ヒトは相手に言われたことはやりませんが、自分で言ったことはやろうとする意識が働きます。

相手の行動を引き出すために聞く力を発揮させましょう。このように、聞く力は対話において非常に重要です。今回お伝えしたことをヒントにあなたも聞く力を鍛えて対話力をUPさせて下さい。

まとめ

聞く力が必要な理由

・ 相手の気持ちが分かる
・ 相手が話しやすくなる
・ 相手の話に振り回されなくなる
・ 相手との関係が良くなる
・ 自分に協力してもらえる


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この記事を書いた人
編集部

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