いつもは普通に話せているのに、緊張しやすい性格の為に、人前では全く話せなくなる人っていますよね。しかし、緊張してはいけないと思えば思うほど、逆に緊張度合いが高くなってしまうもの。
でも、緊張するという事自体、悪いものではなく、私達の祖先は、心臓がドキドキして、血圧が上がってしまう緊張するという反応で、身を守ってきて、今の私達が存在します。
瞬時に体を動かせるように血の巡りを良くし、外敵から身を守る為に、恐怖や不安を感じると、緊張という反応が起こるのです。それに、適度な緊張は、素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
つまらないミスをしないし、そう考えれば、良いことのような気がしませんか。だけど極度に緊張しやすいというのは、確かに不都合なこともあるでしょう。そこで今日は、緊張しやすい性格を改善して、人前でリラックスする方法を5つ、お伝えします。
緊張しやすい性格を改善して、
人前でリラックスする方法
鏡を見ながら笑顔の練習をしよう
緊張しやすい性格だと、人前で笑顔でいるのは難しいはず。それでも頑張って笑顔を作ろうとすればするほど、周囲から見るとぎこちない表情になってしまいます。
それを周囲の反応で感じてしまうと、更に緊張が増してきて、自分を追い込んでしまい、その間の記憶が曖昧になってしまうことも、緊張しやすい性格の人なら経験したことがあるでしょう。
そこで、リラックスする為に笑顔の練習をしてください。まず、鏡を見て自分の好きな笑顔を探します。それを何度も練習し、人前に出る直前にも笑顔のチェックをすれば自然にリラックス出来ますよ。
鏡を見ることで、自分の表情に集中出来る為、緊張しやすい状況でも、力がいい感じで抜けるので、あなたの最高の笑顔を、鏡の前で見つけてください。
ゆっくり話す練習をしよう
緊張しやすいと、早口で話してしまいがち。早口だと、内容が聞き取りにくく、その上、噛みやすいので、相手の表情も困惑したものになってしまい、余計にあなたの緊張度をパワーアップさせてしまいます。
だから、ゆっくり話す練習をしてみましょう。もともとの話すスピードにもよりますが、普段から早口の人は2テンポ、そうでない人は1テンポ位ゆったりと話すようにしてください。
すると、言葉のひとつひとつをきちんと伝えることが出来る為、相手も理解しやすく、穏やかな表情で話を聞いてくれます。
ゆっくり話すというリズムがリラックス効果をもたらし、緊張しやすいという性格の改善にもなるので、ぜひ練習してくださいね。いきなりゆっくり話そうとしても、ついつい元のスピードになりがちな為、普段からの練習がとても大切です。
体力をつけよう
普段からスポーツをしている人なら必要ありませんが、体力に自信がないとか、この頃運動不足だと感じている人は、緊張しやすい性格の改善の為にも、ある程度の体力をつけてください。理由は、緊張は、体を動かすことでほぐれるからです。
その為、人前に出る時に、エレベーターは使わずに階段で移動すれば、体が温まるので気分が上がりやすく緊張から解放されますよ。
しかし、体力が無いと息が上がってしまい、クタクタになるので疲れている感じに見えて相手に良い印象を与えるのはきっと無理でしょう。
だから、体力をつけておきたいのです。1階から3階に駆け上がっても、息を整えずに人前に出れる位ン体力は必要ですが、これで、人前でもリラックスすることが出来るようになりますよ。
成功したイメージを常に意識しよう
緊張しやすい性格の人は、失敗したらどうしようと考え過ぎてしまう傾向にあります。しかし、それが、緊張する原因のひとつで、一度失敗のイメージが頭に浮かんでしまうと、払拭することが出来ません。
だから、プレゼン等で人前に出ることが決まったら、仕事が成功して、あなたの評価が上がった姿を出来るだけリアルに想像しましょう。
成功したらいいなという希望的なものではなく、成功したという完了形のイメージが大切ですよ。すると、テンションが高くなり、緊張しやすい環境下でも平気になります。
という事は普段から、成功したイメージを意識するようにしておくと、人前での負のイメージが無くなるので、突発的な時にも対応出来、おすすめです。成功のイメージを持つことが、あなたの緊張しやすい性格を改善してくれますよ。
深呼吸を極めよう
リラックスとか、緊張をほぐすのに、深呼吸が良いという事は、ご存じのはず。私達は、緊張すると呼吸が浅く早くなり、リラックス中は呼吸が深くゆっくりになる腹式呼吸をしていて、浅い呼吸と比べると、約3倍の空気を体に取り入れています。
ゆっくりした呼吸が不安を軽減し、息をゆっくり吐くことで圧迫感や焦燥感の改善が出来る為、人前でもリラックスすることが可能になるのです。
まずは口を閉じ、鼻から息を吸うのですが、その際、お腹を膨らませながら、ゆっくり、そしてたっぷり空気を吸い込みましょう。
その後、おちょぼ口にし、吸う時間より、もっと時間をかけて、お腹を凹ませるように吐いていきます。この深呼吸を3回位行えば、人前でもリラックスするので、ぜひ試してくださいね。
いかがでしたか。どんなにリラックスしようとしても、緊張しやすい性格の人には、その想い事態が逆効果になってしまいます。だからこそ、前もって、人前でも緊張しやすい性格が出ない様に、少しずつ改善していきましょう。
今日、お伝えした方法は、簡単に出来るものばかりなので、すぐにでも始めてくださいね。特に、体力をつけるという方法は、緊張しやすい性格の改善だけでなく、忙しい時の体力保持や生活習慣病の予防にもなるのでお奨めです。
他にも、深呼吸も習得しておくと、人前でリラックスする以外にも、イラついたり、気分転換が必要な時に活用出来ますよ。緊張しやすい性格の人は、周囲の反応に敏感になり過ぎる傾向がある為、深呼吸を極めて、気分の切り替えを上手にしてください。
まとめ
緊張しやすい性格を改善するには
・ 鏡を見ながら笑顔の練習をしよう
・ ゆっくり話す練習をしよう
・ 体力をつけよう
・ 成功したイメージを常に意識しよう
・ 深呼吸を極めよう