人間嫌いを根本から改善してくれる5つの考え方


会社や学校、近所付き合いなど、人と関わる機会って多いですよね。そんな中、人と関わることに苦痛を感じる「人間嫌い」な自分に悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

実は、自分は人間嫌いだと自覚している人の多くが、人間という存在すべてを嫌っているわけではありません。育った環境や裏切られた過去などのきっかけがあって、人間関係に行き詰まった結果なんです。

その反面、自覚している、していないに関わらず、実際には、誰よりもずっと人とのつながりを求めているもの。だからこそ、人間嫌いな自分に悩んでしまうんですね。

でも、人間嫌いになった理由があるのですから、改善することも可能だということ。そこで今回は、人間嫌いを根本から改善する考え方をお伝えします。

 

人間嫌いを根本から
改善してくれる5つの考え方

 

人間のどんなところが嫌いなのか考えてみましょう

人間嫌いを改善していくためには、人間のどんなところが嫌いなのか、なぜ嫌いなのかを明確にすることが大切です。ここを明確にすることで、人間が嫌いなのではなくて、一面だけが苦手なことが分かるので、それに合った対処法が見えてきます。

また、根本から人間嫌いを改善するためには、人間嫌いの原因を知る必要があります。いつから人間嫌いだと自覚したのかを思い出してみましょう。

人間嫌いになった原因は、それより前にあるので、そこから過去を遡り、幼少期に周囲の大人から否定されて育っていないか、信じていた人に裏切られた経験がないか、人が裏切られているところを見たことがないかなど、人間嫌いになったきっかけを探ってみてください。

 

ありのままの自分を好きになりましょう

幼少期に否定されながら育った人は、自分も含めた人間が嫌いな傾向があります。でも、自分すら受け入れられない人に、他人を受け入れることなどできませんよね。

人間嫌いな人ほど、いいなと思う人のそばにいると、ダメな自分が見えてしまい、自分を否定しがち。その結果、ますます人から離れ、人間嫌いが加速してしまうんです。

これではいつまで経っても人間嫌いを克服することはできません。人の良い面を見つけることは大切なことですが、同時に自分の良いところに目を向けることも大切です。

人間嫌いを改善するためにも、まずは、自分を好きになることから始めましょう。人間嫌いな自分、だからこそつい人を否定してしまう自分など、どんな自分でもそれでいいんです。

短所と長所は紙一重。ダメだと思っていた部分も視点を変えれば、長所だということに気づくはずです。ありのままの自分をすべて受け入れることで、少しずつ自分に対する見方が変わってくるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

裏切られても構わないと思うようにしましょう

心から信頼していた人に裏切られると、人間不信に陥るほど、心に受けるダメージは大きいもの。これが大きければ大きいほど、誰を信用して良いのか分からなくなり、同じ苦痛を避けるために、もう人を信じるのはやめようと心に固く誓い、気づけば人間嫌いになっているんです。

このように、人から裏切られた経験が原因で人間嫌いになってしまった人は、人から裏切られてもいい、嫌われてもいいと思うようにしてみましょう。

意図的に人を裏切る人もいますが、裏切るつもりはなくても結果的に裏切る結果になってしまうことは誰にでも起こり得ること。

それは、相手にとってもつらいことですよね。裏切られてもいいと思えるようになることで、気が楽になるだけでなく、相手の心も救えます。

あなた自身が、意図せず裏切る側になることもあるのですから、「お互いさま」だと思えるように、少しずつ考え方を変えていきましょう。

 

「相手からどう思われているのか」考えるのをやめましょう

人間嫌いな人の多くが、人付き合いは面倒くさいと思いつつ、人と関わるようなことがあれば、相手に気を使います。相手から自分がどう思われているのかが気になるので、相手の機嫌を損ねないよう、さまざまなことを考え過ぎてしまうんです。

このとき生じる気疲れが、人間嫌いを加速させてしまいます。人に気を使えるということは、それだけ相手を思っているということ。とても素晴らしいことですが、見方を変えれば、人前で素直に自分を表現できていないということです。

人間嫌いを改善するためにも、「相手からどう思われているか」を考えることはやめましょう。考え方や価値観は人により異なるので、あなたがいくら考えたところで、相手の気持ちは分かりません。

そこにエネルギーを注ぐよりも、考え方を「すべての人に好かれる必要はない」「分かってくれる人から好かれれば良い」と思う方向に変え、素直に自分を表現しましょう。

 

すべてのことに対して感謝の気持ちを持ちましょう

人間嫌いを根本から改善するためには、人付き合いを楽しめるようになることが重要です。そのためにも、すべてのことに対して感謝する気持ちを持つよう心がけましょう。

私たちは、日ごろから当たり前のようにそこにあるものに対して、感謝する気持ちを忘れがちですが、当たり前と思うことも、実際には当たり前のことではありません。

人間嫌いの人の中には、自分一人でも生きていけると思っている人もいますが、自分が知らないところで助けられていることはたくさんあるもの。実際には、人の厚意の上に、当たり前が成り立っていることも多いんです。

毎日を当たり前のように過ごしていると、なかなか感謝の気持ちを持てませんが、まずは目の前にあるものに感謝することから始めてみましょう。

自然と感謝の気持ちが持てるようになると、心に余裕が生まれ、考え方が驚くほど変わるので、いつの間にか人間嫌いが解消されていますよ。

 

いかがでしたか。会社の同僚や先輩、ママ友など、人付き合いが面倒だなと思うことってありますよね。そう感じるのが、たまになら問題ないのですが、人間嫌いが原因となっている場合は、人付き合いするたびにストレスがたまる一方。なんとかして人間嫌いを克服したいと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

人間嫌いを改善するためには、そのきっかけや原因を知る必要があります。過去を振り返り、何が原因となっているのかを探っていきましょう。

幼少期に否定され続けたことが原因となっている場合には、自分を好きになるところから始めます。人に裏切られたことが原因の場合には、「裏切られてもいい」と思えるようになることが人間嫌い改善の近道です。

人間嫌いが悪化すると、引きこもりになったり、心の病を発症したりすることもあるので、そうなる前に、ここにご紹介したことを参考に、少しずつ考え方を変えてみてください。

まとめ

人間嫌いを根本から改善するためには

・ 人間のどんなところが嫌いなのか考えてみましょう
・ ありのままの自分を好きになりましょう
・ 裏切られても構わないと思うようにしましょう
・ 「相手からどう思われているのか」考えるのをやめましょう
・ すべてのことに対して感謝の気持ちを持ちましょう


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