「話の輪に入っていけない」「会話が続かない」など、会話スキルに悩んでいる人って多いですよね。そんな悩みを解消するためには、話し上手な人が守っているコミュニケーションのコツを参考にするのがおすすめです。
話し上手な人の周りには、いつも人が集まっているものですが、それを「ただ会話の内容が楽しい」「話題が豊富なだけ」だと思っていませんか?
実は、話し上手で、いつも周りに人が集まっている人たちには、コミュニケーションスキルが高いという共通点があるんです。
話すことが苦手な人ほど、「話す力」をつけるのは、難しいと考えがちですが、「話す力」は場数を踏むことで、自然と身に着くので、話し上手な人のコミュニケーションスキルを真似て、会話する機会を増やすことが、会話の悩みを解消する近道。そこで今回は、話し上手な人が心がけているコミュニケーションのコツをお伝えします。
話し上手な人が必ず守っている
コミュニケーションのコツ
挨拶を欠かさないようにしましょう
人とコミュニケーションを取る上でもっとも重要なのが「挨拶」です。挨拶をすることなく、急に会話が始まることはほとんどありません。
このことからも、挨拶がどれだけ大切なのかお分かりいただけるのではないでしょうか。実際に、話し上手な人ほど、挨拶を欠かしません。
会話が苦手だと思っている人の中には、「私は会話が苦手なんだから、挨拶できなくても仕方ない」なんて思っている人もいますが、これはNG!挨拶は、人と関わる上で必要な世界共通の最低限のマナーです。
多くの人が、挨拶すらできない人とは、あまり関わりたくないと思うもの。最低限のマナーを守れないのですから、当然ですよね。反対に、挨拶がしっかりできる人は、良い印象を持たれやすい傾向があります。
慣れない間は、声も表情もぎこちない挨拶になってしまうかもしれませんが、大切なのは「挨拶する」という行為。誰に対しても、挨拶することを徹底しましょう。
いつも笑顔を心がけましょう
話し上手になるためには、コミュニケーションスキルをアップさせる必要がありますが、会話スキルに自信がないと、自分から声をかけるのは難しいですよね。
でも、コミュニケーションスキルをアップさせるためには、場数を踏んで慣れることが一番の近道。相手から声をかけてもらえる回数を増やして、コミュニケーションスキルを磨きましょう。
話し上手な人は、人とコミュニケーションを取るときに、笑顔を絶やしません。会話をするときには、常に笑顔を心がけているんです。
笑顔は、見ている人の緊張をほぐしたり、明るい気持ちにさせたりなど、周りを幸せな気分にするので、人を引き寄せます。
最初は、作り笑顔でも構わないので、できるだけ笑顔を心がけましょう。「今、表情が良くないかも」と自覚したときや笑顔が苦手な人は、意識して口角を上げるところから始めてみても良いですね。
相手の話を聞く力を磨きましょう
「話し上手は聞き上手」という言葉がありますが、話し上手な人は、人とコミュニケーションを取るときに、相槌やオウム返しなどを上手に取り入れながら、相手に気持ちよく話をさせています。
つまり、聞き上手なんですね。前述のとおり、話す力は場数を踏むことで自然と身につくので、話し上手を目指すよりも、聞き上手を目指しましょう。とは言え、相手の話をただ聞いていれば良いわけではありません。
「相手にいかに気持ちよく話してもらうか」が重要になってくるので、会話の合間に、質問や相槌などを入れていくことがポイント!
・話が盛り上がってきたら「前のめり」になって聞く姿勢をアピールする
・相手が強調したい部分で「オウム返し」や「相槌」を入れる
・さまざまな「相槌」を使い分ける
・「会話の幅が広がる質問」をする
などを心がけ、「聞く」力を磨きましょう。ただし、これらのテクニックをどこに入れるかにばかり気を取られていると、肝心な相手の話をうわの空で聞くことになってしまいます。これが相手に伝わると、かえって印象を悪くすることがあるので注意してくださいね。
さりげなく相手を褒めましょう
話し上手な人は、会話の内容に絡めて、さりげなく相手を褒めることができます。たいていの人は、褒められて嫌な気はしませんよね。むしろ気分が良くなるので、会話も弾むんです。
コミュニケーションスキルをアップさせるためには、褒め上手になることも大切ですが、日本人は、どちらかと言うと褒めるのが苦手。
いざ褒めようと思っても、頭で考え過ぎてしまって、なかなか言葉が出てこなかったり、嫌味のような褒め方になったりしてしまうんです。
大切なのは、さりげなく褒めることなので、まずは「さすがですね!」「なるほど!」「すごいですね!」など、簡単な褒め言葉を意識して使ってみましょう。
人を褒めることに慣れてくると、だんだんと相手の長所に気づけるようになってくるので、自然とさりげない褒め方ができるようになります。ただし、「見え透いたお世辞」は逆効果。嫌われてしまうこともあるので、お世辞にならないように注意しましょう。
相手の心に共感しましょう
話し上手な人は、共感上手。相手の気持ちに共感して、会話の幅を広げたり、盛り上げたりすることができます。私たち人間は、「誰かに分かって欲しい」という欲求を持っているので、共感されると「気持ちを分かってもらえた」と嬉しくなり、会話が弾むんです。
人とのコミュニケーションが苦手な人ほど、自分の価値観に照準を合わせた会話をしがちですが、共感力をアップさせるためには、相手の価値観や好みに合わせた会話が必要になってきます。
「相手を知りたい」と思う気持ちこそが、相手の話を聞くこと、共感することにつながるので、まずは「相手」に関心を持つところから始めてみましょう。
いかがでしたか。人とコミュニケーションをとるためには、会話が重要な要素になってきますが、話をしても会話が盛り上がらない、楽しい会話にしたいのに会話が続かないなど、会話に関する悩みを抱えている人って多いですよね。
そんな悩みを解消するためにも、話し上手な人が心がけているコミュニケーションのコツを知っておきましょう。話し上手な人は、挨拶を欠かすことがありません。
挨拶抜きで会話が始まることはほとんどないことからも分かるように、挨拶は、人と関わる上で必要な最低限のマナーです。誰に対しても挨拶を徹底しましょう。また、話しやすい印象を与える「笑顔」を常に心がけることも大切です。
話し上手な人のコミュニケーションスキルを真似るだけで、会話スキルの悩みが解消されるだけでなく、知り合いが増えたり、チャンスや楽しみが広がったりと嬉しいこと尽くめ。
会話に関する悩みを抱えている人は、ここにご紹介したことを参考に、コミュニケーションスキルをアップさせるところから始めてみてください。
まとめ
コミュニケーションスキルを磨き話し上手を目指すには
・ 挨拶を欠かさないようにしましょう
・ いつも笑顔を心がけましょう
・ 相手の話を聞く力を磨きましょう
・ さりげなく相手を褒めましょう
・ 相手の心に共感しましょう