近年、メールやSNSなどを使ったやりとりが増えていますよね。ビジネスにおいても、メールでのやりとりが増えている現在。電話が苦手な人も少なくないのではないでしょうか。
プライベートでは、電話が苦手でもそれほど困りませんが、社会人として、電話の応対はできて当たり前と思われがちなビジネスシーンでは、「電話が苦手」ではすまない場面も多いもの。
とは言え、「自分から電話をかけたくない」「電話のベルが鳴るだけで緊張する」「必要な場面でも電話を避けてしまう」「何を話しているのか分からなくなる」など、恐怖を感じるほど電話が苦手では、克服するのも難しいですよね。そこで今回は、電話への苦手意識を克服する、練習方法をお伝えします。
電話が苦手をサッと克服する、
5つの基本練習
1人でフリートークしましょう
「相手の話を聞き取れるか不安」「うまく話せるか心配」「相手の顏が見えない分、何を考えているか分からなくて怖い」など、電話が苦手な理由は人それぞれ。
でも、それがどんな理由でも、電話への苦手意識を克服するためには、練習を繰り返すことが近道になります。まずは、トークスキルを磨くためにも、1人でフリートークする習慣をつけましょう。
会話をするときは、相手がいるので、多少曖昧に話しても、言いたいことは伝わります。これは、相手が察してくれるからこそ伝わるのですが、だからこそ、いつまで経ってもトークスキルがアップしないんですね。
1人でのフリートークの場合、曖昧なままでは文章として成立しないので、繰り返し練習することでトークスキルが上がるんです。今日のできごと、自分の紹介、過去の話など、話題は何でもかまいません。
実際には誰も聞いていませんが、誰かに語りかけるように、フリートークするのがコツ。最初は、途中で話が途切れてしまうかもしれませんが、徐々に話し続けることができるようになってきます。トークスキルが上がれば、会話に自信がつくので、電話への苦手意識も少なくなりますよ。
電話応対のコツを覚えておきましょう
電話が苦手と思っている人の中には、電話対応のマナーに自信がない人も多いですよね。もちろん、電話応対のマナーを身につけておくことは大切ですが、マナーを知っているだけでは不十分。
電話への苦手意識を解消するためにも、応対のコツを覚えておきましょう。電話は、相手の顏が見えません。だからこそ、丁寧さと正確さが求められるもの。いつもよりも明るい声で、「ゆっくり」話すことを心がけましょう。
このとき、相手には見えていなくても、声のトーンから気持ちが伝わってしまうので、目の前に相手がいるつもりで、笑顔で話すことがポイントです。
笑顔を作ると、自然と口角が上がるので、声が少し高くなり、ハキハキとした話し方になるのでおすすめですよ。電話が苦手な人ほど、電話では話すことに注意を払いがち。
でも、電話応対でもっとも重要なことは、相手の話を聞くことなので、話を途中で遮らず、メモを取りながらしっかりと聞くことを心がけることもお忘れなく。
繋がっていない電話で練習しましょう
トークスキルを上げ、電話応対のコツを身につけたら、繋がっていない電話を使って繰り返し練習しましょう。固定電話や携帯電話、スマートフォン、手元になければ、テレビなどのリモコンでも良いですね。
これらを利き手とは反対の手で持ち、耳に当てて、電話をしているフリをします。このとき、実際に電話は繋がっていませんが、繋がっているつもりで、会話の練習をするのがコツです。
自分や相手の会話内容をできるだけ具体的にイメージしながら、練習を繰り返しましょう。慣れてきたら、言われたら困るシチュエーションや、トラブルが起こったようなシチュエーションをイメージして、それらへの対応策も練習していきます。
具体的にイメージしながら練習することで、電話への苦手意識が少しずつ解消するので、できるだけ鮮明にイメージすることが大切です。
予約や注文は電話を使いましょう
繋がっていない電話で繰り返し練習して、応対方法のイメージができあがったら、実際の電話を使って練習しましょう。初めは、電話を受ける側よりも、電話をかける側がおすすめ!
電話が苦手な人ほど、予約や注文をするときには、インターネットやメールを使いがちですが、これを電話でするようにしてみましょう。不安な気持ちもあるかもしれませんが、相手が親切な対応をしてくれるので、心配はいりません。
相手と実際に電話でやりとりすることで、練習の成果が実感できるだけでなく、自分の苦手な部分が明確になることもあります。新たな苦手部分が見つかった場合は、つながっていない電話を使って繰り返し練習してくださいね。
上手い人のマネをしましょう
電話が苦手な人の中には、電話が怖くて出られない人もいますよね。そんな人は、電話応対に自信をつけることが大切です。身近にいる電話応対が上手い人をマネして、自信をつけましょう。
「マネしたくらいで自信が持てれば苦労しない」と思う人もいますが、マネは、モデリングとも呼ばれるひとつの手法で、演じるようにマネることで目標達成に役立ちます。
電話応対の自信をつけるためにも、まずは、応対が上手い人をじっくりと観察して参考になるポイントを見つけましょう。参考になる部分を見つけたら、いよいよ実践!その人に「なりきったつもり」で、電話に出てみましょう。
緊張していても、多少ぎこちなくても大丈夫!マネをすることで、それらしく話せるので、思っているよりずっと、的確な対応ができているものです。これを繰り返すことで、自然と自信がつくので、いつしか電話に出るのが楽しみくなってしまうかもしれませんよ。
いかがでしたか。日ごろからメールやSNSなどを利用していると、電話を使う機会がほとんどないので、電話が苦手なんて人も多いですよね。
プライベートでは、電話が苦手でもほとんど問題はありませんが、電話応対の機会が多い会社では、電話が苦手ではすまないもの。なんとかして克服したいと思っている人も少なくないのではないでしょうか。
電話応対は、「慣れ」が肝心なので、電話への苦手意識を克服するためには、繰り返し練習することが近道です。うまく話せるか分からないことが原因で電話が苦手な人は、1人フリートークで、トークスキルをアップさせましょう。
電話の応対が苦手な人は、応対が上手い人のマネをするのがおすすめです。ビジネスシーンでは特に、電話応対のマナーが重要になってくるので、自信をつけるためにも電話応対のマナーを身につけておくこともお忘れなく。電話が苦手な人はぜひ、ここにご紹介したことを参考に、克服に向けた練習をしてみてください。
まとめ
電話への苦手意識を克服するには
・ 1人でフリートークしましょう
・ 電話応対のコツを覚えておきましょう
・ 繋がっていない電話で練習しましょう
・ 予約や注文は電話を使いましょう
・ 上手い人のマネをしましょう