やりたくない仕事をこなすために役立つ5つのメンタル術

やりたくない仕事をこなすために役立つ5つのメンタル術
どんな職業についていても、やりたくない仕事ってありますよね。クレーム対応だったり、書類作成だったり、プレゼンだったりと好みによってやりたくない仕事は様々ですが、そういう仕事があるとその日の朝から憂鬱になってしまい、その仕事が終わるまでずっとモヤモヤしてしまうという人も多いのではないでしょうか。

さらにそういう気持ちを抱えていると、他の仕事やプライベートまでモチベーションの低さに引きずられてしまい、ミスをしやすくなったり何をしてもやる気が出ないという悪循環に陥ってしまいます。なんとかしてやりたくない仕事をさらっと乗り越えたいものですね。

そこで今日は、そんなやりたくない仕事を軽く乗り越えて、あるいはやりたくない仕事そのものを克服して、1日をより充実させるために役立つ5つの方法を具体例と共にお伝えしていきます。

 

やりたくない仕事をこなすために
役立つ5つのメンタル術

 

自分にご褒美をあげて、楽しみを作る

これは、やりたくない仕事の後にご褒美を持ってきて、ご褒美のことだけを考えて乗り切るという方法です。例えば、クレーム対応はいつ対応を迫られるか読みづらく、快く思っていないお客様と接しつつ頻雑な手続きも発生する大変な仕事ですが、終わったら必ず大好物の焼き肉を食べていいということにしたらどうでしょうか。

急にクレームが発生してしまったとしても、あ、これだと今日は焼き肉が食べられる!と思うようにすれば多少なりとも憂鬱な感じは解消されますよね。食べ物にぐっとこなかったら、もちろん他の買い物でもいいのです。大きい雑貨屋さんで3000円まで買い物していい、なんていう枠を決めても面白いかもしれません。

憂鬱になる前に、何を買おうかな、なんてわくわくしながら仕事を処理できるのではないでしょうか。嫌な事の後に楽しい事を持ってきて、嫌な気分を打ち消すという方法は日常的にやっている方も多いと思いますが、単純にそれを仕事に適用しているだけです。最も手軽な方法ですよね。

 

ささいなことを褒め合って乗り越える

褒められるという行為には特別な力があります。褒められるとドーパミンという神経伝達物質が脳で分泌されるのですが、このドーパミンには幸福感を感じさせる効力があり、喜び、集中力アップ、やる気が出る、心と体が癒されるなど体に良い影響をたくさん与えてくれます。

そしてあえて褒められてこのドーパミンの分泌を促すために、同僚や親しい友達、恋人などに、仕事が大変そうだったり、もしくは少しでも良いことがあったらお互いにたくさん褒め合おうと、事前に協定を結んでおいてみてください。

そうやってお互い褒め合うことでドーパミンの分泌が促進され、脳が幸福感を覚えるのでやりたくない仕事もさほど苦痛に感じなくなってくるのです。相手がいなければ成立しない方法ではありますが、大抵の人はやりたくない仕事や役割に頭を悩ませているはずなので、相手さえいれば誘いやすく効果も高い対処方法ですね。

 

スイッチを作り、集中力を高めて立ち向かう

前の項目で説明したドーパミンに近いお話ですが、脳にはスイッチがあり、そのスイッチが入ることでドーパミンやアドレナリンをはじめとする各種神経伝達物質が分泌されます。これにより、やる気がでたり集中力が高まったりと様々な作用がありますが、これを習慣化することで意図的に神経伝達物質をコントロールすることができるのです。

メジャーリーガーのイチロー選手は、バッターボックスに入ったときにバットを目の前に構える特徴的な動作をしますよね。あれは重要な局面で特定の動作を行い、脳のスイッチを入れて集中力を極限まで高める儀式のようなものなのです。

一般の人にはなかなか一つの動作でスイッチを切り替えるほどのメンタルトレーニングは難しいのですが、例えば音楽を使えば簡易的なスイッチを作り出すことができます。音楽は耳から勝手に聞こえてきますので、集中していなくても再生するだけでなんとなく雰囲気を変える効果があります。

例えば有名な映画音楽で、ロッキーのテーマのような印象的な曲を聴くと、なんとなく気分が高揚しますよね。あれもひとつのスイッチだったりします。

自分の気持ちが高揚する曲を一曲決めておいて、やりたくない仕事に入る前などに聞いてみてください。うまくスイッチにできれば戦闘モードに入って集中力があがり、あっという間に時間がすぎているのを体感できるでしょう。

 

体調を整え、さらっとこなす

当たり前のことですが、体調はメンタルに強い影響を与えます。仮にやりたい仕事だったとしても、当日体調が悪かったりしたらモチベーションも上がらず、やりたくない仕事に早変わりしてしまいますよね。逆もまた然りで、気力体力ともに充実していればやりたくない仕事でも、集中して短時間であっさりこなせたりするものです。

やりたくない仕事が待っていると思ったら、前日はゆっくりお風呂に浸かり、早寝をし、朝食をしっかり食べてでかけましょう。朝職場についたら熱いコーヒーやエナジードリンクなどを飲んで血行を高めてください・・・。と、ここまではそりゃそうだという話なのですが、前の項目でもお伝えした通り、脳にはスイッチがあります。

これら体調を整える行動を1セットとしてルーティン化し、やりたくない仕事の前の儀式としてみてください。そうすることで体調が整うばかりではなく、普段よりさらに集中力を高めて仕事に臨むことができます。まさしくスポーツ選手のようにゾーンに入って集中して一気に仕事をこなせるのは想像に難くありませんよね。

 

原因を解明して克服する

さてここまでは、やりたくない仕事をこなすための対処療法的な方法をお伝えしてきましたが、逆にその仕事をなぜやりたくないかを探ることで根本的に解決するという切り口で考えてみましょう。

やりたくない仕事といっても大きく分けて2種類あり、対人が苦手なのに接客をしなければならない、というような過程が苦手なパターンと、どれだけ頑張っても売り上げが上がらない、というような結果が伴わないパターンがありますよね。

過程が苦手なパターンに関しては、その過程を克服してしまえば解決です。対人が苦手、整理整頓が苦手、人前で話すのが苦手などいろいろあると思いますが、ネットや書籍などでそれぞれ克服方法を調べて実践すれば、案外簡単に克服できるものがほとんどです。

もちろん仕事以外にもたくさんの局面で役立つものも多いので、ぜひ試してみてください。結果が伴わないパターンに関しては、項目その2でお話した、「褒め合う」を実践することによって徐々に苦手意識をなくしていくことができます。

小さいことでも褒め合うことで、結果が伴わなくても前向きになることができ、また前向きになれれば徐々に結果が伴ってきますよね。このように、過程と結果の両面から克服してしまえば、やりたくない仕事もやりがいのある仕事に変えることができるでしょう。

 

いかがでしたか。仕事というのは多くの時間を使うものですから、やりたくない仕事に気持ちを引きずられるのは本当にもったいないことです。自分の中でやりたくない仕事をうまく前向きなエネルギーに変えることができれば、それはもうやりたくない仕事ではなく、出来る仕事ということでしょう。

そしてやりたくない仕事を前向きなエネルギーに変えるのはさほど難しくありません。苦いゴーヤーを軽く炒めてチャンプルーにして美味しく食べれてしまうように、やりたくない仕事もちょっとだけ手を加えれば、普段のルーティンワークと変わらなくなりますし、もしかしたらそれ以上に楽しくてやりがいのある仕事になるかもしれません。

あなたのやりたくない仕事はなんでしょうか。やりたくない仕事がたくさんあればあるほど、楽しくてやりがいのある仕事にできる可能性もたくさんあるということになりますよね。

まとめ

やりたくない仕事をこなすための5つのポイント

・ 自分にご褒美をあげて、楽しみを作る
・ ささいなことを褒め合って乗り越える
・ スイッチを作り、集中力を高めて立ち向かう
・ 体調を整え、さらっとこなす
・ 原因を解明して克服する


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編集部

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