若さと健康を決めるのはこれだ!亜鉛の驚きの11の効果

人間の体には、たくさんの種類のミネラルが必要ですよね。亜鉛はその中でも、特に様々な効果を持つミネラルです。数多い食材の中でも牡蠣に多く含まれています。亜鉛が不足すると、味覚がおかしくなるというのは良く知られています。この他にも、肌の乾燥やシミ,シワ、精子欠乏,胎児の成長不全、抗酸化力や免疫力の低下、気持ちが落ち込むなど、身体だけでなく心にまで作用します。

逆にいうと亜鉛を十分に摂取すると体や心が若々しくなるのです。その驚くべき効果を知って、若さと健康を手に入れましょう。そんな亜鉛の驚きの効果をお伝えします。

若さと健康を決めるのはこれだ!亜鉛の驚きの11の効果

 

①細胞分裂や新陳代謝

亜鉛は新しい細胞を生み出すのに欠かせない成分です。細胞分裂に必要な核酸やタンパク質は亜鉛が重要な働きをしていて、亜鉛が結合することで細胞分裂が活発に行われるのです。亜鉛を摂取して細胞分裂を促進させ、新陳代謝を促しましょう。

②活性酸素の抑制

活性酸素は細胞の老化を促進させたり、病気を引き起こす原因とも言われています。この活性酸素を抑制するために、体内にはSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)をはじめ、何種類もの酵素が存在し、細胞を守っています。こうした酵素をつくるのに特に亜鉛が必要とされます。つまり、亜鉛はSODなどの酵素を活性化させ、活性酸素をやっつけて細胞の老化を防ぐアンチエイジング作用をもたらすのです。SODは皮膚にも作用するため肌の炎症や老化を防いでくれます。

③酵素の活性化

SODだけでなく、体内で必要とされる2000種類以上ある酵素の中で、300種類以上の酵素に亜鉛が必要とされています。免疫機能の維持やホルモンの分泌など、生命の維持に欠かせない様々な代謝を支えているのです。酵素の活性させ代謝をより促進することで様々な機能が活性化し、若さと健康に役立っているのです。

④胎児の健康な成長

若さと健康だけでなく、胎児の健康的な成長にも欠かせないミネラルです。上記のように亜鉛が不足すると細胞が正常に成長しませんので、活発に細胞分裂を行っている胎児に亜鉛が不足すると、奇形児や未熟児が生まれやすくなるのです。

⑤免疫力を高める

亜鉛は細胞分裂を活発化させるので、細胞の修理や修復に欠かせません。細胞の修理や修復は細胞や内臓をよみがえらせるので、結果、免疫力を高める役割を担っています。また、亜鉛は免疫細胞を活性化する働きも持っています。

⑥味覚

亜鉛が不足すると味覚がおかしくなるのは有名ですね。舌にある味蕾(舌のぶつぶつ)の中にある味細胞は、体内の細胞の中でも新陳代謝が非常に活発な細胞で、約1カ月ごとに生まれ変わっています。そして、その細胞の再生には亜鉛が重要な働きをするのです。このため、体内の亜鉛が不足すると最初に影響を受けるのが味細胞なのです。

⑦生殖機能や性ホルモンを活発にする

亜鉛はセックスミネラルと呼ばれるほど生殖機能・性機能を高める効果のあるミネラルです。性機能の改善や不妊治療に亜鉛が用いられたりします。他にも女性ホルモンのバランスを整え、生理不順や生理痛を解消する効果や、男性ホルモンを活発にして、活発に運動する精子を作る効果もあります。

⑧子供の健康な成長

細胞分裂が活発な成長期の子供には亜鉛は不可欠です。亜鉛が不足すると身長や体重が正常に増加しない成長遅滞になってしまいます。亜鉛は、成長ホルモンなどのもとになる たんぱく質や、遺伝子を作る酵素に含まれており、骨の発達に直接関わっているのです。つまり、亜鉛が不足していると、たんぱく質の合成がうまく進まず、骨が伸びなくなってしまいます。

⑨アルコールを分解する

体内に入ったアルコールは肝臓に運ばれてアルコール脱水酵素により分解されますが、これは、亜鉛がないと働くことができません。アルコールの分解には亜鉛が不可欠なのです。もともとお酒に強かった人が、最近お酒に弱くなったということがありますが、亜鉛不足の可能性が十分にあります。また、亜鉛が不足していると酔いやすくなったり、二日酔いになりやすくなります。

⑩ 血糖値を下げる

亜鉛は糖の代謝に必要なインスリンを作るのにも必要となるため、亜鉛不足は糖尿病と深い関わりがあります。

⑪気持ちを安定させる

脳には亜鉛が多く含まれていて、特に大脳皮質や海馬に豊富なことがわかっています。亜鉛は記憶や精神の安定に作用します。ですので、逆に、亜鉛が欠乏すると、記憶力や集中力に影響をおよぼしたり、脳の神経細胞の間で情報をやりとりする刺激伝達物質がうまく分泌されず、脳の機能がうまく働かなくなってしまうのです。そのため、亜鉛不足はうつ病などにも深く関わってくるのです。

 

いかがでしたか。亜鉛は心身に深く関わっているミネラルだということがわかっていただけたかと思います。亜鉛不足は深刻な成長阻害につながります。ただ摂取するのではなく、食物繊維や豆類、インスタントといったものは亜鉛を排出してしまう作用があるので、食べ合わせにも注意が必要です。

亜鉛摂取推奨量は18-69歳の男性で1日9mg、同年代の女性で7mgです。妊婦と授乳婦は+3mgです。上限量は30mgです。1日100mg以上を長期にわたり摂取した場合、嘔吐,吐き気,脱水症状,発熱,倦怠感などの副作用,過剰症の危険があります。

経口摂取で1日50mgを1週間以上続けると嘔吐,イライラ,不安感などの副作用が発症しやすくなります。また、2,000mg以上で急性中毒の危険があります。サプリメントで一気に摂取するのではなく、日々の食事で常時摂取するよう心がけてください。亜鉛は生牡蠣、豚レバー、牛肉、卵、煮干し、ごま などに多く含まれています。

<亜鉛不足の確認方法>
砂糖を溶かした水(ミネラルウウォーター500mlに砂糖3g)を舌の上に1滴たらして甘さを感じれば大丈夫ですが、感じなければ亜鉛不足の危険性があります。

 

まとめ

若さと健康を決めるのはこれだ!亜鉛の驚きの11の効果

①細胞分裂や新陳代謝
亜鉛が結合することで細胞分裂が活性化し新陳代謝を促進させる

②活性酸素の抑制
亜鉛はSODなどの酵素を活性化させ、活性酸素を抑制し老化を防ぐ

③酵素の活性化
亜鉛は体内の300種類以上の酵素に含まれていて、活性化させ代謝を促している。

④胎児の健康な成長
亜鉛によって細胞分裂が活発し、胎児の成長を促進する。不足すると未熟児や奇形児になりやすくなる。

⑤免疫力を高める
亜鉛は細胞の修理や修復し、免疫細胞を活性化させる。

⑥味覚
味細胞には亜鉛が含まれていて、細胞の生まれ変わりが早いため、味覚障害により亜鉛不足を発見しやすい。

⑦生殖機能や性ホルモンを活発にする
生殖機能を高めたり精子を増やすなど、男性ホルモンと女性ホルモンを活発化させる。

⑧子供の健康な成長
成長ホルモンを作るたんぱく質や遺伝子に含まれていて、身長の伸びに必要なミネラルである。

⑨アルコールを分解する
アルコールを分解するアルコール脱水酵素には亜鉛が不可欠で、不足すると酔いやすくなったり、二日酔いになりやすくなる。

⑩ 血糖値を下げる
亜鉛はインスリンを作るために必要となり、このインスリンは血糖値を下げるため糖尿病と深い関わりがある。

⑪穏やかな気持ちにする
亜鉛は記憶や精神を安定する作用があり、不足すると脳の情報をやり取りする刺激伝達物質が分泌されないので、うつ病などに深く関わってくる。


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