楽に健康を維持するためには、体にいい飲み物がおすすめです。近年では、健康を気づかう人が増えていますよね。筋力を維持するために運動の習慣をつけたり、栄養バランスを考えた食生活を心がけたりなどして、健康の維持や改善の努力をしている人も多いのではないでしょうか。
でも、中には何らかの理由により途中で挫折してしまう人もいます。そんな人におすすめしたいのが、体にいい飲み物で健康を取り戻す方法です。
これは文字どおり、体にいい飲み物を飲み続けるだけ。ただ淹れれば良いだけなので、それほど大きな手間もかからず楽に健康を維持したり改善したりすることができるんです。
とは言え、どんな飲み物が体に良いのか分からない人も多いですよね。そこで今回は、楽に健康を取り戻したい人におすすめの体にいい飲み物をお伝えします。
朝起きたら白湯を飲みましょう
朝と言えば、1日の始まり。みなさんは、朝起きてすぐに、何を飲んでいますか?コーヒーや冷たい水、栄養ドリンクなどを飲んでいる人は要注意!これらの飲み物を朝一番に飲むと、かえって健康を脅かすことがあるんです。
私たちはただ寝ているだけでもエネルギーを使っています。寝起きの体は、寝ている間に使ったエネルギーを補おうとするので、朝は1日の中でもっともエネルギーを吸収しやすいという特徴があるんです。
だからこそ、体にいいものを飲みたいですね。起き抜けの体にいい飲み物は、白湯。寝ている間には、たくさんの汗をかいているので、血液がドロドロの状態です。
夏場は特に、冷たい水で体を潤したいと思いがちですが、冷たい水では、急激に体が冷えてしまうので、体全体に負担がかかり、健康を遠ざけてしまいます。対して、白湯には、体を内側から温める効果があります。
体が温まると、全身の血行が良くなり、基礎代謝がアップ!さらに、内臓が温まることで、消化機能の働きも増して、体内の老廃物を効率よく排出することができるようになるんです。便秘やむくみの予防や解消にもつながるので、朝一番には、白湯を飲む習慣をつけましょう。
寝る前にはホットミルクかココアを飲みましょう
健康の維持や改善には、昼間活動して、夜しっかり休息するという生活リズムを作ることが大切です。睡眠は、1日の体と心の疲れを癒すためのもの。
何かしらの睡眠障害が起こると、心身の健康を脅かすこともあるので、質の良い眠りを心がけたいですね。そのためには、就寝前にリラックスして過ごす必要があります。
夜、眠りに就く前の体にいい飲み物は、リラックス効果のある牛乳やココアです。牛乳に含まれるたんぱく質が分解されると、ペプチドが作られます。
このペプチドには、筋肉の疲労を回復させたり、免疫機能をアップさせたりする働きがあるため、健康維持や改善に役立つんです。
また、ココアに含まれるカカオポリフェノールには、自律神経を整える働きがあるので、高いリラックス効果が期待できます。
その上、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、便秘の改善や予防、免疫力アップなど嬉しい健康効果も盛りだくさん!
就寝前のリラックス効果だけでなく、高い健康効果も期待できるのですから、寝る前には、牛乳やココアを積極的に飲みたいですね。ただし、冷たい牛乳やココアは体を冷やしてしまい、質の良い眠りを妨げてしまうので、温めて飲むのがポイントです。
目的に合わせたハーブティーを飲みましょう
ハーブティーと言えば、リラックス効果があることで知られていますよね。何かとストレスの多い現代人にとって、リラックスすることはとても大切なこと。そういう意味でもハーブティーは体にいい飲み物です。
でも、ハーブティーを体にいい飲み物としておすすめするのには、もっと大きな理由があるんです。ひと言で健康を取り戻したいと言っても、体のどこで不調が起こっているかは人それぞれ。
だからこそ、自分の目的に合わせたものを選びたいですよね。ハーブティーには、ミントやジャスミンなど、使うハーブによって、さまざまな種類があります。
これらのハーブティーは、それぞれ異なる効果があるので、自分の目的に合わせて選ぶことができるんです。
【代表的なハーブティーとその主な効果】
・ミント⇒食欲不振、便秘解消、花粉症の改善
・ジャスミン⇒リラックス効果
・ジンジャー⇒冷え症改善、消化促進、吐き気の改善
・ローズマリー⇒関節炎の改善、血行促進、低血圧の緩和
・ローズヒップ⇒疲労回復、便秘改善、夏バテ予防、美肌効果
・タイム⇒肩凝り解消、のどの痛みの改善、花粉症改善
・カモミール⇒風邪症状の改善、便秘改善
・ラベンダー⇒鎮静作用、花粉症の改善、頭痛の改善
・マリーゴールド⇒口臭予防、消化促進
・レモングラス⇒下痢や腹痛の緩和
1日2~3杯ほどの緑茶を飲みましょう
緑茶は、古くから私たち日本人に馴染み深い飲み物ですよね。国立がん研究センターの調査によると、緑茶を飲む習慣がある人は、飲まない人に比べてがんの死亡率が低下すると発表されています。それほど、体にいい飲み物なんですね。
緑茶には、ビタミンCやカテキンなど豊富な健康成分が含まれています。一般的に、ビタミンCは熱に弱いと言われていますが、緑茶に含まれるビタミンCは、熱に強いという特徴があるんです。
これらの健康成分により、免疫力アップ、ストレス緩和、アレルギー抑制、抗炎症作用など、健康に嬉しい効果が期待できます。ただし、いくら緑茶が健康にいい飲み物と言ってもたくさん飲めば良いというわけではありません。
緑茶には、カフェインが含まれているので、飲み過ぎには注意が必要です。80度以上のお湯で3~5分ほど抽出した緑茶を1日2~3杯を目安に飲むのがおすすめですよ。
コーヒーは1日3~4杯までに留めましょう
これまで体にとってあまり良いイメージのなかったコーヒーですが、近年の研究により、コーヒーが体にいい飲み物として見直されてきていますよね。
とは言え、どんな健康効果が期待できるのかよく分からない人も多いのではないでしょうか。まずは、コーヒーの主な効果を見ていきましょう。
【コーヒーの健康効果】
・糖尿病の予防
・がん予防
・肝機能アップ
・アンチエイジング効果
・美肌効果
・リラックス効果
・ダイエット効果
・二日酔い防止
コーヒー豆には、ビタミンやミネラルなど豊富な栄養素が含まれています。これらが健康の維持や改善に役立つんですね。ただし、これは適量飲んだ場合の効果です。飲み過ぎると、頭痛や疲労、貧血などさまざまな不調を引き起こす原因となることがあるので注意しましょう。
カフェイン摂取量の上限は、1日およそ400mg。コーヒー100mlには、およそ60mgのカフェインが含まれていると言われているので、コーヒーカップの場合には4杯、マグカップの場合には3杯を上限にすると安心ですね。ただし、緑茶などのカフェインを含むものを飲む場合には、その分だけ減らすことをお忘れなく。
さて、最近の健康ブームに乗り、日ごろから健康を気づかう人が増えていますよね。でも、いくら健康のためとは言え、何かと忙しい現代では、運動を習慣化させたり、栄養バランスの取れた食生活を気づかう余裕がなかったりする人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたいのが、体にいい飲み物です。飲むだけで楽に健康を取り戻すことができるのですから、続けるのも簡単ですよね。
ちなみに飲み物以外で疲労回復したり健康を取り戻すにはこちらの記事を参考にしてください。
さて、体にいい飲み物にはさまざまなものがありますが、時間帯に合わせてドリンクを変えることも大切です。朝起きてすぐの体は、1日の中でもっともエネルギーの吸収が良い時間帯。白湯を飲んで、体の働きをサポートしましょう。
夜は、心身の疲れを癒すために十分な休息が必要になる時間帯です。睡眠の質をアップさせるためにも、ホットミルクやホットココアで心身をリラックスさせましょう。ここでは、主に身近にある体にいい飲み物を紹介しています。簡単に手に入るものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
健康を取り戻すために
・ 朝起きたら白湯を飲みましょう
・ 寝る前にはホットミルクかココアを飲みましょう
・ 目的に合わせたハーブティーを飲みましょう
・ 1日2~3杯ほどの緑茶を飲みましょう
・ コーヒーは1日3~4杯までに留めましょう