人見知り克服の第一歩、まずやってみる簡単な行動療法


人見知りの克服は難しいですよね。人見知りでなくなれば、友達が増えるし仕事もやりやすくなるだろう、自分の世界も広がるかもしれない、と人見知りを克服するモチベーションを高めることは簡単ですが、人見知りを克服するのはピーマンを克服するようにはいきません。

人見知りを克服しようと、背伸びして大学デビューをした挙句失敗したり、がんばって人前に出たのに恐れていた通りの失敗をしてしまったという方も多いのでは?人見知りは性格の一部なので、洋服を着替えるように、簡単に人見知りの性格から人懐こく社交的な性格にとっかえることはできないのです。

では、どうすれば人見知りを克服することができるのか。ということで、今回は人見知り克服の第一歩、まずやってみる簡単な行動療法をお伝えします。

 

人見知り克服の第一歩、
まずやってみる簡単な行動療法

 

深呼吸やガムを噛むなどして、直前までリラックスすること

初対面の人と会うときや人前に立たなければいけないとき、人見知りだと本番前からドキドキしっぱなしですよね。本番の何時間も前から緊張していては、いざ本番を迎えたときには緊張はMAX、加えて緊張疲れで頭はパニックを起こしてしまいます。

また、あなたの緊張は相手に伝染します。緊張したあなたと、何だかよくわからないけどあなたから伝わってくる緊張にプレッシャーを感じる相手、この二人が向き合ってリラックスした雰囲気での自己紹介となるわけがありません。この後に、あなたを待ち受けているのは「失敗した」という強烈な自己嫌悪です。

こうならないためには、初対面の人と会うときや人前に立つときには直前までリラックスしておくことが大切!深呼吸をしたり、ガムを噛んで緊張を和らげるなどのリラックス方法を試してみてください。

 

意識を自分ではなく相手に向けること

相手に「見られている・値踏みされている」と思うと、緊張感が高まります。人見知りの人は、「相手に見られている」という意識が強すぎる、そのために過度に緊張してしまうのですね。しかし、あなたを見ているのはあなた自身の目、つまり自意識過剰なのです。

相手はあなたのことをそれほど興味を持って見てはいません。人見知りを克服したい方、自分に向いている意識を相手に向けてみてください。「見られている・値踏みされている」のではなく「見てやろう、観察してやろう」という意識に切り替えるのです。

ただ見るだけでなく「この人はどんな人なのだろう」と興味を持って見ることが大切!相手の口や手の動き、服装などに注目するとよいですよ。こうすることで、自分自身に意識が向かなくなるため、緊張感が和らぎます。

 

「人見知りなので」と相手に伝えること

人見知りの人は、「人見知りがばれたら嫌だ」だとか「うまく話せないせいで、相手に迷惑をかけてしまうのでは?」という不安からますます初対面の人の前や人前で挙動不審に陥ってしまいます。

こんなときは、「人見知りなので」「口下手なので」「このような場に立つのは慣れていないので」と最初に言ってしまいましょう。自分の弱みを自分で認めてしまうことで「ばれたら嫌だ」という気持ちがなくなります。

また、「人見知りなので、うまく話せなくてごめんなさい」と最初に謝っておくことで、その後挙動不審になったり失敗をしても「先に謝っているから大丈夫、許してもらえるだろう」という気持ちになりますよね。挙動不審や失敗の恐怖が薄れるので、緊張も和らぎます。

 

咳払いやハンカチで汗を拭くなど自分を安心させる仕草を見つけること

緊張したときに効果的な自分を安心させる仕草や動作があると、人見知りでも初対面の人と話したり人前に立つ恐怖が和らぎます。

たとえば、人見知りで声が出ない・声が震えるときに咳ばらいをして喉を刺激すると、声が出やすくなりますし、声を出せないときの沈黙を咳払いで埋めることができます。

ハンカチで汗を拭いたり、頬や顎を掌で撫でるなど、自分の顔を触ることで緊張を和らげることもできます。人見知りの方は、自分を安心させる仕草や動作を見つけてみてください。

 

飴やチョコレートなどのお菓子を持ち歩くこと

初対面の人と会うときには、ポケットや鞄に飴やチョコレートなどのお菓子を忍ばせておきましょう。約束の時間の前、緊張が高まりつつあるときにお菓子を一口食べると、リラックスできます。

また、初対面の人とのぎこちない自己紹介のときでも、お菓子があればお互いにリラックスすることができますよね。「このお菓子、おいしいんですよ」と言いながら、相手にあげてください。

お菓子には相手との距離感を縮める効果もあります。お土産や限定のお菓子など、おしゃべりの話題になるようなお菓子を持っておくと、初対面の人とでも自然におしゃべりを始めることができます。

 

いかがでしたか。以上が、人見知り克服の第一歩!まずやってみる簡単な行動療法でした。人見知りを克服するために、まずはリラックスすることを覚えましょう。深呼吸をしたりガムを噛む、お菓子を食べるなど自分なりのリラックス方法を見つけてください。

初対面の人に自己紹介をするときは、「見られている」ではなく「見てやる」という意識で相手と向き合うことで人見知りを克服することができます。相手の容姿や服装を、ぼんやりと眺めるのではなく、意識して見てみてください。目を見ると緊張してしまうので、相手の目は避けて口元や鼻あたりを見るのがよいです。

それでも緊張する方は、咳払いをしたりハンカチで汗を拭いたりして緊張を和らげましょう。人見知りでなかなか相手と楽しい会話をすることができないという方は、飴やチョコレートなどのお菓子を持ち歩くようにしましょう。

お菓子をあげることで、相手との距離を縮めることができますし、お菓子の話題は天気の話題と並んで初対面の人と気軽にできる話題です。

まとめ

簡単な行動療法で人見知りを克服するためには

・ 深呼吸やガムを噛むなどして、直前までリラックスすること
・ 意識を自分ではなく相手に向けること
・ 「人見知りなので」と相手に伝えること
・ 咳払いやハンカチで汗を拭くなど自分を安心させる仕草を見つけること
・ 飴やチョコレートなどのお菓子を持ち歩くこと


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