イライラしない方法とイライラ解消法は違います。ストレスや疲れが溜まっていると、些細なことでもイライラしますよね。でも、周囲にイライラをぶつけるわけにもいきません。
そんなとき、イライラ解消法を試して一時的にイライラを解消している人も多いのではないでしょうか。でも、そんなときにこそ試したいのがイライラしない方法なんです。
イライラ解消法では、根本的な解決にはなりません。その場凌ぎでしかないので、またすぐに小さなことでイライラします。イライラしているときは、交感神経が優位な状態。
これがさらなる疲れを呼び、イライラを加速させ、ますます疲れるという悪循環に陥ってしまうんです。これでは疲れやすい生活になるのも当然ですね。
毎日を穏やかに元気に過ごすためにも、疲れやすい生活から抜け出したいと思いませんか。そこで今回は、イライラを根本から見直すイライラしない方法をお伝えします。
イライラしない方法で、
疲れやすい生活から脱出する5つの技
ライフスタイルを見直しましょう
1つめのイライラしない方法は、ライフスタイルを見直すことです。たったそれだけでイライラしなくなるの?と疑問に思う人もいますよね。でも、答えはYes。
イライラしない方法と聞くと、特別なことをするようなイメージもありますが、実はとてもシンプルなんです。イライラの多くは、余裕がないことで起こります。
日ごろからイライラしやすい人ほど、自分自身や人間関係、お金、時間などに余裕がありません。つまり、余裕を持てば、イライラしなくなるということですね。
イライラを改善したい場合には、どんなことに対してイライラしているのか、そのとき自分はどんな状態に置かれているのかを振り返ってみましょう。すると、イライラしやすい原因が見てきます。
朝時間がないことがイライラの原因になっている場合には、30分早く起きる、いつもより10分早く家を出る、お金に余裕がないことが原因になっている場合には、お金の流れを把握して、無理のない範囲で節約するなどのように、原因に合った方法でライフスタイルを見直し、少しずつ改善しましょう。
リズムよく歩いてセロトニンを増やしましょう
続いてのイライラしない方法は、モルモンを味方につける方法です。私たちがイライラしているとき、脳の中は過剰に分泌されたアドレナリンやノルアドレナリンでいっぱい。
この2つは、闘争または逃避反応を感じさせるホルモンなので、イライラするとついケンカ腰になってしまうんですね。この状態から脳内を平常な状態に戻すためには、セロトニンと呼ばれるホルモンが必要です。
セロトニンは、精神の安定や心の安らぎに関与することから、「幸せホルモン」とも呼ばれています。これが不足すると、イライラしやすくなるだけでなく、不眠症やうつ病などの精神疾患にもかかりやすくなるほど、重要なホルモンです。
素早くセロトニンの分泌を増やすためには、リズム性のある運動がおすすめ。一定のリズムで体を動かすことで、心身の緊張がほぐれるので、イライラしなくなりますよ。
歩くときには、日ごろから一定のリズムを保ちテンポよく歩くように心がけると良いでしょう。このリズム性のある運動は、イライラしているときにも有効です。息を吐くときに数をかぞえながら、呼吸に意識を向けましょう。これを続けるだけで、イライラしていた気分も落ち着きます。
体を温めてリラックスしましょう
温かいものを飲むと、なんだか心がほっこりと温かくなりますよね。前述のとおり、イライラしているときは、興奮を司る交感神経が優位になっています。
イライラを鎮めたり、イライラしないようにするためには、副交感神経を優位にさせてリラックスすることも有効です。自律神経は、交感神経と副交感神経がシーソーのようにバランスを保っています。
体の中が温まると、副交感神経を優位に働かせ、体温を下げようとするので、湯船に浸かったり、温かいものを飲んだりなどして体を中から温めましょう。
視野を広げましょう
心に余裕がないことが、イライラの原因となっている場合のイライラしない方法は、視野を広げること。文字どおり、雄大な自然に触れ視野を広げることで、心が広くなり、イライラしなくなるんです。
単調な作業や細かい作業を繰り返していると、だんだんとイライラしてくることがありますよね。これは、体の動きと心の動きがリンクしているから起こることです。
海や山などの自然に触れると、なんだか心が洗われるような気がしたり、疲れが吹き飛んだりしたような気がします。これは、意図していなくても無意識に視野が広がっているから。日ごろからイライラしやすい傾向がある人は、定期的に自然に触れる機会を作ってみるのもおすすめですよ。
人を変えようとせずに自分が変わりましょう
最後のイライラしない方法は、当たり前すぎて、誰もが忘れてしまっていることです。私たちは、日ごろからたくさんの人と関わっています。
容姿と同じように、価値観や考え方が異なるので、どうしても苦手な人がいたり、意見が食い違ったりして、イライラすることもありますよね。
でも、この人間関係が原因となっているイライラは、相手が自分の期待どおりに動いてくれないときに生じているんです。私たちは、意見が合わない人や苦手な人がいると、無意識に相手を変えようとしがちです。
でも、実際にはどれだけ努力をしても、相手を変えることはできません。相手にも心や気持ちがあるのですから、当然ですよね。
イライラしないようにするためには、人を変えようとせずに自分が変わりましょう。変わったあなたの姿を見て、相手も変わることが多いので、ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたか。
何気ない毎日を過ごしていても、イライラせずに過ごすことって難しいですよね。これは、本当の意味でのイライラしない方法を知らないから。イライラしない方法を知って実践すれば、驚くほどイライラしなくなるんです。
イライラには、そのほとんどが何かしらの余裕がないことが原因となっています。どんなときにイライラしているのかを振り返り、どんな余裕がないことが原因となっているのか突き止めましょう。
その上で、原因に合った方法でライフスタイルを見直すことが近道です。昔から「短気は損気」と言われています。イライラしていると、無意識に周囲の人を傷つけてしまうので、すぐにイライラする人は、孤立しがち。
疲れやすい生活から抜け出すためだけでなく、上手にイライラの感情をコントロールして、有意義な人生を送るためにも、ここにご紹介したイライラしない方法をぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
イライラしないで、疲れを減らすためには
・ ライフスタイルを見直しましょう
・ リズムよく歩いてセロトニンを増やしましょう
・ 体を温めてリラックスしましょう
・ 視野を広げましょう
・ 人を変えようとせずに自分が変わりましょう