感情移入が苦手な人に最適!気持ちを開放する5つの術


感情移入が苦手な人は、自分の気持ちをうまく伝えられずに困ってしまうことも多いですよね。そもそも感情移入が苦手な人というのは、相手の気持ちを想像する力が弱いところがあります。

ですから、伝えようとしたことが自分ではしっかり的確に話したつもりでも、相手にとっては事務的で冷淡に感じられてしまうことも。それが原因でトラブルとなり、人間関係や仕事での失敗に繋がってしまった人もいることでしょう。

そんな感情移入が苦手な人でも気持ちを開放して、自信を持つことができるようになるアサーションという表現技法があるんです。

アサーションとは、自分と相手の両方を尊重するコミュニケーションです。そこで、今回は、感情移入が苦手な人に最適な、アサーションという技法を使った気持ちを開放するための術をお伝えします。

自分の思いは「私」を主語にして伝えよう

自分の気持ちを伝える方法には、ユー(you)メッセージとアイ(I)メッセージというものがあります。ユーメッセージとは、主語が相手だということ。例えば、仕事中に「これやっといて」と言われたらどう感じますか?

快く引き受けようと思うよりは、ちょっと嫌な感じがする人の方が多いのではないでしょうか。この言葉に主語をつけると、「あなた、これやっといて」となりますよね。実はこの表現こそがユーメッセージなんです。

ユーメッセージは命令されてるように感じ、相手に不快感を与えることがあります。しかし、感情移入が苦手な人ほど、相手の気持ちを察することができないので、ユーメッセージを使いがち。そうならないためには、自分を主語とするアイメッセージを使いましょう。

この場合なら、「これをやってくれると、私は助かります。」というように、自分の意見や気持ちを付け加えます。たったこれだけで自分の気持ちを開放することができますよ。主語をかえるだけなので、感情移入が苦手な人でも使いやすい手法と言えるでしょう。

 

自己開示をすることで相手の警戒心を解こう

人の話を聞くのは好きだけど、自分のこととなると何を話していいかわからない、という人は意外と多いものです。特に、感情移入が苦手な人ほど、相手が自分に対してどう思っているのかを想像する力が弱いため、自分のことを話したがらないことでしょう。

しかし、ただ話を聞いているだけでは信頼関係を築くことが難しいので、気持ちを開放するだけの関係性を作ることができません。友人間では距離が縮まらず信頼関係が築けなくても、大きな影響はありません。

しかし、ビジネスの場では違います。どんな関係性のある人ともコミュニケーションを取り、信頼関係を築き上げる必要性があるでしょう。そこで必要となるのが自己開示。自己開示とは、ありのままの自分を相手に話すことです。

自己開示を行うと、相手が自分をどういう人か想像しやすくなり、相手との距離が早く近づきます。信頼関係のある人が一人できるだけで、気持ちを開放しやすくなりますよ。

 

相手に興味を持って耳だけでなく心で聴こう

感情移入が苦手な人が気持ちを開放するためには、信頼のおける相手が必要ですよね。上で述べたように、自己開示を行うことも大切ですが、相手を受け入れることも信頼関係を気づく上ではとても重要となります。

特に相手が話をする際には、話の内容だけに集中するのではなく、相手に興味を持ち耳だけでなく心で聴くようにしましょう。相手が安心して心地よく心を開いて何でも話せる環境を作るためには、相手を尊重し相手のために聴くという傾聴の姿勢が大切です。

実は聞き上手の人というのは、この傾聴をごく自然に使いこなしているんですよ。傾聴のポイントにはいくつかありますが、その中でも簡単に行えるのは、相槌と頷きを返すこと。

相槌や頷きの大きさやスピード、強弱をつけながら話を聞きましょう。最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると使いこなすことができるようになるでしょう。

 

言葉と非言語的表現を一致させよう

コミュニケーションをとる時には、言葉だけですべての思いや気持ちが伝わるわけではないですよね。言葉の他に、表情や身振り手振り、口調などでも相手の気持ちを察することができます。この言葉に頼らない気持ちの表現を非言語的表現と言います。

メラビアンの法則によると、人の気持ちが伝わる割合は言葉からが1に対して、非言語的表現からは9と圧倒的に多いことがわかっています。ですから、どんなに相手に気持ちを開放したとしても、言葉と非言語的表現が違っていたらうまく伝わらないのです。

例えば感情移入が得意な人の場合、悲しい時には言葉でそれを表現しながら悲しい表情をし涙まで流すことでしょう。このように、言葉と非言語的表現を一致させることで、自分の気持ちも開放することができ、相手にも伝わるのでお互いにスッキリとした気持ちになることができるんですよ。

 

DESC法を使って伝えてみよう

感情移入が苦手な人が考えをまとめたり、問題解決をしたいときに有効なアサーションスキルに「DESC法」があります。

このDESC法とは、Describe、Explane、Specify、Chooseの頭文字を取った言葉で、「D→E→S→C」の順番で話を展開することで、あなたの気持ちを相手にスムーズに伝えることができるというコミュニケーション手法の1つ。

Describe:事実を描写する
客観的な事実や状況を具体的に話す

Explane:自分の気持ちを説明する
自分の意見や考え、主観的な気持ちを話す

Specify:提案する
提案や解決策などを具体的に話す

Choose:選択を促す
相手が提案を受け入れた場合、受け入れない場合の自分の行動を示し選択を促す

この方法が身につくと、自分自身が何を思い、どうしたいのかが自分の中で明確になるでしょう。特に感情移入が苦手な人は、DESC法を使うことで気持ちが整理され、気持ちを開放しやすくなりますよ。

 

さて、感情移入が苦手な人が気持ちを開放するのは、一見とても難しいことのように感じます。しかし、ちょっとしたコツを知ることと、一人でも信頼できる人がいれば気持ちを開放することができるでしょう。

今回紹介したアサーションという技法は、どんなシチュエーションでもどんな人でも使うことができます。アサーションが使えるようになると、自分の気持ちはもちろん、相手の気持ちも開放することができるようになるんですよ。

そして、今は感情移入が苦手だと感じているあなたも、アサーションを使いこなすうちに相手の気持ちを察するようになり、感情移入ができるようになってきます。

そうなれば、人間関係も円滑になっていき、あんなに苦手だと感じていた気持ちの開放も上手にできるようになってくるでしょう。

まとめ

感情移入が苦手な人が気持ちを開放するには

・ 自分の思いは「私」を主語にして伝えよう
・ 自己開示をすることで相手の警戒心を解こう
・ 相手に興味を持って耳だけでなく心で聴こう
・ 言葉と非言語的表現を一致させよう
・ DESC法を使って伝えてみよう


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