感謝の気持ちをこめたプレゼントをスマートに渡すコツ


感謝の気持ちを言葉に表すだけでも、受け取った相手からしたら嬉しいものですが、その気持ちを物に託して渡されると、さらに嬉しい気持ちが印象に残るものですよね。

感謝の気持ちを伝えたい相手のことを思って、時間をかけてプレゼントを選び、ラッピングに気を配り、一言でもいいから直筆のメッセージを添える。これらの工程が、より相手の心を打つことは明白です。

ですがせっかくここまで準備をしても、肝心の渡し方がぞんざいになってしまっては台無しです。プレゼントは、相手に受け取ってもらうまでが重要なのです。そこで今回は、選んだプレゼントを、押しつけがましくなく、それでいてこちらの気持ちをしっかりと伝えることができるような、スマートな渡し方についてお伝えします。

基本的なマナーは押さえておきましょう

感謝の気持ちを表すのに、ただ物を渡せばいいというわけではありません。最低限のマナーや礼儀をわきまえて、初めて気持ちは伝わるものだと認識しておきましょう。贈る物や場所によって対応は変わってきますが、挨拶や基本中の基本。

プレゼントが要冷蔵・冷凍のものはその旨を一言添えて、すぐに保管できる場所を選んで渡すことが重要ですし、持ち帰っていただくものであれば、紙袋などを用意したいところです。

なにより「あなたが贈りたいと思うもの」よりも「相手が喜んでくれそうなもの」に視点を向けて選ぶように心がけてください。

感謝の気持ちを伝えたいと思うほど、あなたにとって大切な人であれば、おのずと受け取る相手のことを第一に考えるはず。マナーと思いやりで、相手に心から「嬉しい」と感じてもらえたらいいですね。

 

持ち運びに不便がないなら「会ってすぐ」に渡しましょう

会ってすぐに、感謝の気持ちと共にプレゼントを渡すのもいいですね。久しぶりに会う場合は特に、相手の気持ちも自然と盛り上がるでしょう。ただし、会ってすぐ渡す場合は、できるだけ「持ち運びに不便がないもの」や「開封してすぐに使えるもの(小物など)」をプレゼントに選んでおくことが無難です。

逆に「大きなもの・重いもの」や「形が崩れてしまうもの」は、デートで持ち運ぶには少々大変ですし気も使いますので「プレゼントがあるからあとで渡すね」と声をかけておいて自分が持って歩くか、感謝の気持ちを伝えて渡した後、コインロッカーなどにいったん預けておくようにしてください。最後に相手に渡すのを忘れないように気を付けてください。

 

その日を印象付けたいなら「別れ際」に渡しましょう

楽しい時間を過ごした後の締めくくりとして「普段からの感謝の気持ちとともにプレゼント」なんて、ついときめいてしまいますし、その日が印象深いものになることは間違いなしです。その際は、隠して持ち歩けるアクセサリーや小さなお菓子、詰め合わせなどがおススメです。

また、この方法なら事前に用意しておかなくても、一緒にでかけた先でこっそりと調達する、という手も使えます。

現地でしか手に入らないもの・評判のものなどをリサーチしておくと、さほど時間をかけることなく準備を完了させることができますから、下手に大きな荷物を持ち歩くより、あなたも相手も負担が少ないという利点だってありますよね。あなたの感謝の気持ちがプチサプライズと相まって、絆がより深まるものになることでしょう。

 

ゆったり語り合いたいなら「腰を落ち着けた時」に渡しましょう

食事の席など、ゆっくり座って話し合える場所で感謝の気持ちを伝えてプレゼントを渡すと、慌ただしさがない分、プレゼントの価値も上がります。相手も落ち着いて受け取ることができますし、場合によってはその場で開封してもらうことで、会話も盛り上がるかもしれませんよね。

タイミングとしては、注文してから食事が来るまでの待ち時間や、会話が途切れてちょっとした沈黙が訪れた時がおススメです。また、複数で計画する場合は、感謝の気持ちを伝えたい相手が席を外した時に置いといて、戻ってきた時にみんなでいっせいに声をかけるというのも1つの手です。

ただし、下手にサプライズを考える(留守中に置いて黙っている・1対1で相手が席を外した時に置いておく)と、気付いてもらえなかったり空回りしたりと、なにかと失敗しやすい傾向にあるようですから注意しましょう。

 

プチサプライズを目指すなら「他人の手」を借りましょう

長年の付き合いだけれど、感謝の気持ちを面と向かって伝えるのはちょっと恥ずかしい、なんて時は「他人の手を借りる」という方法がありますよ。

用意したプレゼント+メッセージをあえて宅配で届けてもらったり、事前にレストランやホテルのディナーなどを予約する際にスタッフに伝えて、席まで持ってきてもらったりするのです。ちょっとした非日常を演出することで、相手の印象をぐっと良くすることができますよ。

ただし「いきなり周囲を巻き込んで大々的に祝われ、注目されるのは苦手」という人もいますので、感謝の気持ちを伝えたい相手の好みに合わせるのが基本です(フラッシュモブなどが良い例ですよね)。

それからもちろん、サプライズを仕掛けた後に、自分の口から改めて、きちんと声に出して感謝の気持ちを伝えることがなにより重要ですよ。

 

さて、感謝の気持ちを物に託して伝えることで、より相手に印象づけることができますが、何より大切なのはやっぱり「心」です。いくら物をもらっても、そこに心からの気持ちが入っていなければ、せっかくのプレゼントも一時の流れで終わってしまいます。

あくまで「相手のことを第一に考え、素直な感謝の気持ちを言葉と物に乗せること」が大切、気負いすぎることはありません。逆に、相手の反応が今一つでも「せっかくやったのになぁ」なんて気持ちは抱かないこと。

あくまで、こちらの気持ちを伝える手段の1つなのですから、それをどう受け取るかは相手次第。誠意を尽くしたならば、それ以上は気にしないようにしましょうね。良好な人間関係を続けていくために、有効に機会を活用しましょう。

まとめ

感謝の気持ちをこめたプレゼントをスマートに渡すには

・ 基本的なマナーは押さえておきましょう
・ 持ち運びに不便がないなら「会ってすぐ」に渡しましょう
・ その日を印象付けたいなら「別れ際」に渡しましょう
・ ゆったり語り合いたいなら「腰を落ち着けた時」に渡しましょう
・ プチサプライズを目指すなら「他人の手」を借りましょう


連記事