会社やめたい、もう一日だって行きたくないというとき、「こんな会社、こっちから願い下げだ、頼まれたって勤めてやるものか」と退職願を叩きつけることができたら悩む必要もなくなりますよね。
でも、「会社やめたいけど、未練が……夢が……そもそも飯が食えない」というときは、会社やめたいとやめたくないの狭間で身動き一つとれなくなってしまいます。
身もふたもないことを申せば、迷っているときは会社をやめたくないときです。口では「会社やめたい」と言っていても、心の中では会社をやめられないことを理解しているはずです。
ただ、少し駄々をこねているだけ、誰かの慰めや助けを欲しているだけです……というと、少しきつい言い方かもしれませんが、悩んだあげく会社をやめると後悔する可能性が高いのであえて言いますね。
本当に会社をやめたいときは悩む間もなく退職願を認めるもの、うじうじ悩んだり迷ったりしているうちは、会社をやめない方がよいです。ということで、今回は会社やめたいと悩んでいる方のために、辞めずに成功する5つの方法をお伝えします。
会社やめたいと悩む人必見、
辞めずに成功する5つの方法
なぜやめたいのかを明確にすること
「会社やめたい、やめたい」と繰り返していても何も解決しません。やめることもできず、かといって仕事の意欲も戻らず、重い足を引きずって自宅と会社を往復する日々を重ねるだけです。
まず、「会社やめたい」の口癖を封印しましょう。「会社やめたい」の代わりに、「なぜやめたいのか」を自分に問いかけてみてください。
会社の何が不満なのか、給与なのか、人間関係なのか、残業や休日出勤が多いからなのか。やめたい理由を明確にすることで、自分がどの程度本気で会社やめたいと思っているのかがわかりますよ。
また、転勤や異動で職場が変われば解決する理由であれば、会社をやめる必要はありません。会社をやめたい理由を明確にした後は、「その会社に勤めている限り、解決できない理由」であるかどうかを見極めてください。
もし会社に勤め続けてもいずれ解決できる理由であれば、今はぐっと歯を食いしばる時期、「会社やめたい」と愚痴るくらいはよいですが、退職願はとりあえずは破り捨てましょう。
会社を休んで、心身を休めること
「会社やめたい」という悩みに頭が占領されているときは、心身が疲れています。心身が疲れているときの悩みは、悪い方悪い方に考えてしまいがち、ふらふらとした頭で無意識のうちに退職願を書いてしまうこともあるでしょう。
また疲れが限界に達したら、その先はうつ病です。会社やめたいと悩むとき、まずは心身を休めてください。会社に行かないことが大切です。週末など決まった休みがある方はその日は自宅でゆっくり過ごすこと、仕事を家に持ち帰ってはいけません。
休日がない方、有給でも病気でもなんでもよいので、会社を休みましょう。会社を休めないときは、原因不明の腹痛をおこしてでも休日をもぎとってください。このときは、とりあえずは後さきのことは考えないでよいでしょう。
一日、二日、心身をゆっくり休めることができたら、心機一転、また前向きな気持ちで会社に行くことができますよ。休んだ分も、十分取り戻すことができます。
上司や同僚に悩みを相談すること
会社やめたいと悩んでいるとき、自分の頭の中で考えていると、「会社やめたい」がいずれ「やめなければ」という考えに変わってしまいます。
会社やめたいと悩むときは、自分一人で考えてはだめ!退職願を提出する前に、まずは上司に「会社やめたい」ということを打ち明けましょう。
相談相手は同僚でもよいですよ。会社をやめたい気持ちやその理由を誰かに聞いてもらうことで、気持ちの面であなたはずっと楽になりますし、相談相手からのアドバイスや励ましによって前向きな考え方もできるようになるでしょう。
また、理由次第では、上司や同僚のあなたに対する接し方や仕事の仕方が変わることもあります。あなたにとって仕事をしやすい職場に変わるかもしれません。退職願を提出するのは、上司や同僚に相談してからでも遅くありません。
仕事の成果を自分の目で見て、自分をほめること
怒られてばかり、できないことばかりの職場では、会社やめたいという気持ちになりますよね。しかし、会社とはそういうもので、上司や同僚からほめられることはそう多くありません。
怒られる、何もできない自分に落ち込むことばかりなのが普通なのです。怒られるからやめたいでは、どこの会社に転職しても、すぐにやめたくなりますから、会社やめたいと思っても今はとりあえずやめずにがんばってくださいね。
そして、誰にもほめられない、認められないのであれば、自分で自分をほめるしかない!自分の仕事の成果は自分の目で見て、自分で「よくやったね」とほめてあげましょう。
ごほうびのお菓子を用意してもよいですよ。自分で自分をほめて、また次の仕事をがんばる、これを繰り返すうちに、できる仕事も増えていき、いつの間にか会社やめたいの気持ちもなくなるでしょう。仕事もきっと成功します。
プライベートの時間に仕事のことを考えないこと
度々、仕事やめたいの悩みにとり憑かれる方は、プライベートと仕事をきちんと分けることができていません。休日や恋人とデートをしているときも、頭の片隅で、あるいは頭のど真ん中で仕事のことを考えています。
四六時中仕事にとり憑かれていたら、心から楽しいと思ったりリフレッシュすることができません。プライベートでリフレッシュできないから、月曜日の朝から心身には疲労が澱のようにたまっているのです。
また、仕事のことが頭から離れないと「仕事をやめなければ、解放されない」という考えにとらわれてしまいます。このような方はプライベートと仕事をきちんと分けること、プライベートで仕事のことを考えないようにしましょう。
家に仕事を持ち帰らない、仕事のメールをチェックしない、翌日の仕事の段取りをあれこれ考えない、など意識的に頭から仕事を追い出してください。
プライベートで仕事のことを考えないことで、心身を十分にリフレッシュさせることができ、翌日からの仕事の集中力が高まります。プライベートも仕事に捧げるよりも、きちんと分けた方が、結局は会社をやめずに済みますし仕事も成功します。
いかがでしたか。以上が、会社やめたいときに、会社をやめずに成功する5つの方法でした。会社やめたいときには、まずは心身を休めることを優先させてください。
心身の疲労をとりのぞき、悲観的な考え方にとらわれない頭を取り戻した後で会社をやめるかどうかを考えます。このときは、会社をやめたい理由を明確にすることから始めましょう。
「この理由で会社をやめて、将来後悔することはないか」で会社をやめるかどうかを考るとよいですよ。少しでも後悔するかもと思うのであれば、やめてはいけません。
今の会社で踏ん張り、自分なりのストレス解消法やリフレッシュ方法、自己肯定の方法や前向きになれる方法を見つけて、仕事の成功を掴んでください。
まとめ
会社やめたいときに辞めずに成功するためには
・ なぜやめたいのかを明確にすること
・ 会社を休んで、心身を休めること
・ 上司や同僚に悩みを相談すること
・ 仕事の成果を自分の目で見て、自分をほめること
・ プライベートの時間に仕事のことを考えないこと