理解力を高めてスマートなコミュニケーションをする5つの方法


スマートなコミュニケーションには高い理解力が不可欠ですよね。理解力が不足していると、「とっさに相手の言っていることの意味が分からない」「話の細部は覚えているのに話全体としては何の話だったのかつかめない」「そのため自分は相手に何を求められたのか分からないまま」なんてことが起きてしまいます。

友達付き合いではもちろんのこと、特に仕事では困ることが多いでしょう。また、理解力が足りないためにスマートなコミュニケーションや会話ができないとなると、会話中にKYな発言をしてしまったり、相手の気持ちを傷つける対応をとってしまったりと、人間関係そのものが壊れてしまいかねません。

ということで、今回は仕事や人間関係で困っている方のために、理解力を高めてスマートなコミュニケーションをする5つの方法をお伝えします。

 

理解力を高めて
スマートなコミュニケーションをする5つの方法

 

相手の話をしっかり聞くこと

理解力を高めてスマートなコミュニケーションをするためには、まずは相手の話をきちんと聞くことから始めましょう。相手の話を理解できないという方には、そもそも相手の話をちゃんと聞いていないという方が多いです。

相手が話している間、相槌を打つことに集中しすぎていませんか。あなたはメトロノームではないのですから、タイミングよく首を振るよりも、耳を傾けることに意識を集中させてください。

会話や会議中、自分では気づかないうちに上の空になっているという方もいます。次の仕事の段取りを考えていたり、「今日の夕食は何かな」など、目の前の相手以外に意識が飛んでしまっているのですね。

これでは理解力云々以前の問題です。理解力が足りないと悩んでいる方、まずは会話をしているときは、相手の話をきちんと聞くというコミュニケーションの基本を実践しましょう。

人の話を聞くのが苦手な方、ラジオや落語で話を聞く練習をしてみてください。ニュースや落語を聞いた後、頭の中で内容を要約してみると、自分がきちんと話を聞いていたかどうかをチェックすることができます。ぜひお試しあれ。

 

最初に話のテーマや本質をつかむこと

コミュニケーションでつまずく方の多くが、話の細部にこだわりすぎ、話の本質や全体像をとらえることが苦手です。理解力が足りないのではなく、理解力の発揮の仕方がずれているのですね。

会話や会議のときは、最初に「会話や会議のテーマ・議題」をおさえておきましょう。テーマをおさえておくことで、話の本質を掴みやすくなります。

話の本質を掴むことで、会話や会議の間も、「ああ、これは無駄話だな」「これは会議の議題に関係のあることだな」と本質と枝葉を区別しやすくなります。

会話をはじめとするコミュニケーションには、人間関係を円滑にしたり沈黙を作らないためにとかく無駄の多いもの、話の本質や全体像を掴み無駄を聞き流すことで、会話や会議の理解力を高めることができます。

 

話を要約し、相手に確認すること

会話や会議で話し合ったこと、相手から指示されたことは、自分で要約してみてください。会話の間で、「つまり、こういうことですね」と相手に確かめることで、会話を正しく理解しながら相手とのコミュニケーションを続けることができます。

仕事のときは、ミスや勘違いを防ぐためにも要約して相手に確認するようにしましょう。実はコミュニケーションが苦手な方には、理解力が足りないのではなく、「相手への確認」を省いてしまっている方は多いですよ。

理解力が高くても、言葉一つ一つの捉え方に個人差がある以上、コミュニケーションの中で勘違いやミスは起こるもの!要約→確認の手間を省かないことで、スマートなコミュニケーションを行うことができます。

 

ある程度、話の先や展開を読んでおくこと

会話や会議も、行き当たりばったりではスマートなコミュニケーションを行うことはできません。ある程度、話の先や展開を予測しておくことで、相手の話を短時間で理解することができるほか、スマートな会話やコミュニケーションを行うことができます。

会話の場合は、相手の人柄や相手とあなたの関係、会話の内容などから、相手があなたに何を伝えたいのか、あなたにどういう反応をしてほしいのかを予想することができますよね。

相手が姑の愚痴を言ってきた時には、「そうよね」と共感してほしいのだろうし、見たい映画の話をしてきたときには。この後「一緒に映画を見に行こう」というお誘いが来ることを予想することができます。

ある程度、会話の先を予想することで、スマートな相槌や応答をすることができますよ。会議の場合は、議題があらかじめ分かっているときにはどんな話し合いが行われるかを予想することができますよね。

関係のある資料を読みこんだり、自分の意見をまとめておくことで、会議中に議論の内容が分からなくなるということがなくなります。

 

恥ずかしがらずメモをとること

どうしても会話や会議についていけない、相手の言うことをとっさに理解できないときには、恥ずかしがらずメモをとるようにしましょう。

メモをとっておき、後で自分で復習する、会議の後分からないことを訊きに行くなどして、理解力が足りない分を補います。また、会話や会議の途中に、分からないことを相手に質問することも大切です。

コミュニケーションや会話とは、スマートに行うことではなく、相手の考えや意見を理解する・自分の意見を相手に伝えることが何よりも大切!いくら会話の進行がスマートでも、伝えたいことが半分も伝わっていない会話では意味がありません。

理解力が足りないと自覚していると、質問したり訊き返したりメモをとることは、自分の理解力のなさを露呈しているようで恥ずかしくなりますが、そんなときはコミュニケーションの本来の目的を思い出してください。

 

いかがでしたか。以上が理解力を高めてスマートなコミュニケーションをする5つの方法でした。理解力が足りないと嘆く前に、まずは自分のコミュニケーション方法を見直してみましょう。

きちんと相手の話を聞いていますか。話を聞くのが苦手な方、話を聞く練習をしてください。コミュニケーションには本質と枝葉があります。

枝葉に惑わされず、話の本質をつかむことで、会話や会議の内容を理解しやすくなります。きちんと理解できているかは、要約し相手に「これでいいですね」と問うことで、確認してください。

この一手間で、仕事のミスも少なくすることができますよ。理解力が不足しているのなら、メモや質問で不足分を補いましょう。コミュニケーションでは伝わること・伝えることが一番大切!メモをとったり訊き返すことを恥ずかしがらないでください。

まとめ

理解力を高めてスマートなコミュニケーションをするためには

・ 相手の話をしっかり聞くこと
・ 最初に話のテーマや本質をつかむこと
・ 話を要約し、相手に確認すること
・ ある程度、話の先や展開を読んでおくこと
・ 恥ずかしがらずメモをとること


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