ストレス無しの人付き合いで、良い友好関係を維持するコツ


ストレス社会とも呼ばれる現代社会では、大小の違いはあれど、誰もがストレスを抱えていますよね。その最たる原因と言えば人付き合い。

自分に合わない人とは簡単に距離を置ける学生時代とは異なり、自分に合う合わないに関係なく、さまざまな人と関わる必要がある社会人は特に、人付き合いが大きなストレスになっている人も多いのではないでしょうか。

すべてのストレスが悪影響を及ぼすわけではありませんが、長く続くストレスや大きなストレスは、体の調子を維持する自律神経のバランスを乱すため、頭痛や食欲不振、胃腸炎、不眠、うつ病など、心身に大きな影響を及ぼすことがあります。

こうなる前に、人付き合いによるストレスを解消したいですよね。そこで今回は、良い友好関係を維持するためにも知っておきたい、ストレスフリーの人付き合いのコツをお伝えします。

 

ストレス無しの人付き合いで、
良い友好関係を維持するコツ

 

相手を変えようとせずに自分が変わりましょう

価値観や考え方は、人それぞれ違いますよね。私たちはこれを当然のことだと認識していますが、つい忘れてしまいがち。だからこそ、気に入らないことがあると、それを相手のせいにしたり、相手を変えようとしたりしてしまうんです。

でも、どんな言葉を並べても相手を変えることはできません。私たちが持つ人を変える力は、自分が変わることでしか発揮できないんです。

性格はなかなか変えられないと言われることもありますが、私たち人間は、意識することで自分を変えていけます。

あなた自身が変われば、周りが影響を受け、相手も自然と変化していくので、ストレスのない人付き合いをするためにも、まずは自分が変わりましょう。

 

相手を中心にした目線で付き合いましょう

人が考えていることや思っていることって分からないですよね。だからこそ、私たちはつい自分を中心に物事を考えがち。

自分のひとつひとつの動作や言動が相手にどのように受け止められているか考えずに行動してしまうんです。相手に対する敬意すら持っていないようなものなのですから、衝突するのも無理はありません。

日ごろからあまり気にすることはありませんが、自分を中心とした生活をしていると、それに比例するように心配ごとが増えてしまうので、自分を中心とした考え方を改め、相手を中心に物事を考えるよう意識してみましょう。

コツは、何をするにもひと呼吸置くことと、決して自分が我慢していると思わないこと。相手の立場に立って物事を考えることで、不思議と気持ちが軽くなり、心配ごとはもちろん、ストレスのない人付き合いができていることに驚きますよ。

 

噂話からは距離を置き自分の肌で感じた情報を大切にしましょう

人と話をしていると、会話の内容が誰かの噂話になることってありますよね。噂話は、そのまま悪口や陰口につながりがち。

噂話や悪口などの情報を耳にすると、その人に対するイメージを勝手に作ってしまい、関わりたくない、苦手だなどと思い込んでしまうのですが、この思い込みがストレスにつながってしまうんです。

でも、実際に関わってみると、考え方や価値観が似ていたり、共通点が多かったりなど、実は気が合う人だったということもあります。

時には人から得る情報が大切になることもありますが、人付き合いに関しては、自分の目で見た情報や肌で感じた情報を大切にしたいですね。

人の悪口を言う人は、周りに良い印象を与えることはありません。かえって自分が陰口を言われてしまうこともあるので、人付き合いのストレスを避けるためにも、噂話からは距離を置きましょう。

 

相手と自分の境界線を明確にしておきましょう

相手と親しくなってくると、つい相手の問題を自分の問題だと捉えてしまうことがありますよね。その結果、相手の問題に口をはさんだり、首を突っ込んだりなど、自分が主体になって解決しようとしがち。

でも、これは自分にとってだけでなく、相手にとってもストレスになるので、二人の関係が悪化してしまうことも。相手の問題を自分の問題のように捉え、一緒に悩むこと、サポートすることは、決して悪いことではありませんが、あなたが解決しようとするのは間違いです。

なぜなら、私たちが抱える問題は、人として成長するために必要なその人のためだけの課題で、その人自身にしか解決できないから。これをしっかりと理解するために、相手と自分の境界線を明確にしましょう。

実際に境界線を明確にするのは難しいので、イメージの力を借りるのがおすすめ。相手と自分をイメージしたら、その間に1本の線を引きます。これが二人の境界線。

この境界線の内側は、自分だけのテリトリーで、境界線を越えた向こう側には踏み入ることはできません。これをしっかりと繰り返しイメージしていると、相手に踏み込み過ぎなくなるので、ストレスのない人付き合いに役立ちます。

 

広く浅い大人の付き合いをしましょう

親友と呼べるほど、深い付き合いができる友人が数人いればいいと思っている人もいますが、少人数で深い付き合いを続けていると、人付き合いでのトラブルが起こりやすくなってしまうんです。

それは、付き合いが深くなればなるほど、お互いに遠慮がなくなるから。もちろん、何でも話せる深い友人関係も大切ですが、ストレスのない人付き合いをするには、程よい距離感がカギ!

深く狭い付き合いに対するこだわりを捨てて、さまざまな人と広く浅い付き合いをしてみましょう。さまざまな人と付き合うことは、自分の経験値を増やすことにもつながるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

いかがでしたか。人付き合いをしていると、何かとストレスを感じることが多いですよね。社会には、さまざまな人がいるのですから、当然と言えば当然です。

でも、いつもストレスを感じていては、心身に大きな影響がおよぶこともあるので、人付き合いに疲れを感じている人は、人との付き合い方を見直してみましょう。

私たちは、自分が気に入らないことや自分が思ったとおりにいかないことがあると、相手を変えようとしがち。でも、どんな言葉を並べても相手を変えることはできないので、まずは自分が変わることが大切です。

自分中心になりがちな視点を変え、相手を中心に物事を考えてみましょう。また、人と話をしていると、誰かの噂話になることがありますが、そのまま悪口になってしまうことが多いもの。

これが勝手な思い込みにつながり、ストレスへと直結してしまうので、噂話から距離を置くことも大切です。ストレスのない人付き合いをするためにも、ここにご紹介したことをぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ストレスのない人付き合いをするには

・ 相手を変えようとせずに自分が変わりましょう
・ 相手を中心にした目線で付き合いましょう
・ 噂話からは距離を置き自分の肌で感じた情報を大切にしましょう
・ 相手と自分の境界線を明確にしておきましょう
・ 広く浅い大人の付き合いをしましょう


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