生ワインを楽しむためにおさえておきたい5つのポイント!

生ワインを楽しむためにおさえておきたい5つのポイント!

生ワインってどんなワインでしょうか。飲食店で生!っと言えば生ビールを想像しますよね。生ワインとは、一言で表すとフレッシュなワインです。

一般的なワインの場合、酵母の残骸などを澱引きして取り除くのですが、生ワインの場合は、澱引きせずにそのままボトル詰めをします。なので、にごりや微炭酸、体に良い酵素、ビタミンなどが一般のものより豊富に含まれています。そして、香りも高く、ぶどう本来の味がよく分かるといった特徴があります。

今回は、そんな生ワインの製造方法から、楽しむためにおさえておきたい5つのポイントを生ワインに合うお料理も含めてお伝えします!
 

 

生ワインを楽しむために
おさえておきたい5つのポイント!

 

生ワインの製造工程

一般的なワインの製造工程は、ぶどうを収穫したら、茎を取り除いて、ぶどうの粒を潰します。そして、酵母を入れて醗酵させ、乳酸菌を加えまろやかな味にします。その後、樽に入れて熟成させますね。

ところが、生ワインの場合は、樽で熟成させずに、そのままボトル詰めし出荷されるので、沈殿した澱(酵母の残骸など)は溜まったままになります。

通常のワインは、澱をろ過しながら熟成させるので、透明になっていくのですが、生ワインは、にごり酒やどぶろくのように濁っているのです。

通常ワインと生ワインの製造工程の違いが分かったところで、これから生ワインを楽しく選んでいきましょう。
 

ポイント① ぶどうの品種から選ぶ

代表的な品種としては、

・カベルネ・ソーヴィニヨン
・メルロー
・シラー
・ガメイ
・シャルドネ
・ソーヴィニヨン・ブラン
・ピノ・ノワール
・リースリング
・甲州
・マスカット・ベーリーA

といったぶどうの品種があります。

上記のようなぶどうの品種で生ワインが造られることが多いのですが、今回はその中のマスカット・ベーリーAに注目してみましょう。

マスカット・ベーリーAは 、日本のワインぶどうの父と呼ばれている川上善兵衛と東京大学農学部の坂口謹一郎らが、共同で品種交配をし、1940年に生まれた品種になります。アメリカ系のベーリー種とヨーロッパ系のマスカット・ハンブルク種を掛け合わせたもので、比較的新しいぶどうの品種となります。

マスカット・ベーリーAで製造された生ワインは、イチゴのような香りが特徴で、食前酒におすすめですよ!
 


 

ポイント② 生産地から選ぶ

生ワインは防腐剤など使わず出荷されるので、海外から日本に入ってくることはとても珍しいです。そこで、日本の生ワインを3つピックアップしました。

・ 千葉県の『斎藤ぶどう園生葡萄酒』
斎藤ぶどう園は創業1930年と歴史のある、千葉県唯一のワイナリーで添加物を使わず製造しています。

・ 長野県の『井筒にごり生ワイン』
井筒ワインは創業1933年で標高700メートルの桔梗ヶ原にあるワイナリーにて製造。

・ 北海道の『おたる生ワイン』
北海道ワインは日本で最も大きな447ヘクタールの自社農園で製造されています。

などが有名です。
 

ポイント③ 色から選ぶ

【赤】
赤ワインの特徴は、ポリフェノールが白ワインより圧倒的に多く含まれていることです。肝機能向上や心臓病予防によいとされるアントシアニン、殺菌力のあるカテキン、脂肪を燃焼させダイエットに効果のあるタンニンなどが豊富に含まれています。健康にも良いですね。赤の生ワインはフレッシュなため淡い赤色が楽しめます。

【白】
生ワインは酸化防止剤が含まれていないので製造過程でも10度前後に冷蔵保存されていることが多く、冷やして飲むのが一般的。白の生ワインは琥珀色になる前の自然に近い透明度を楽しむことができますよ。

【ロゼ】
アルコール度数、ポリフェノールの含有量、飲み味などは、赤と白だいたい中間くらいになります。やわらかいピンク色を楽しむことができます。
 

ポイント④ アルコール度数から選ぶ

赤ワインは、アルコール度数11~14%位と比較的高めです。白ワインのアルコール度数は7~14%位と赤ワインに比べ少し低めになります。ロゼは、その中間くらいとなりますね。

生ワインは糖分が十分にアルコールに変わらないうちに飲むことが多いためそれ程アルコール度数は高くありません。ついつい飲み過ぎてしまいがちなので注意しましょう。
 

ポイント⑤ 相性の良いお料理から選ぶ

刺身
生ワインはフレッシュで軽めのワインという特徴がありましたね。刺身や貝類など和食には白の生ワインを合わせましょう。

中華料理
ちょっぴり辛さのある中華料理にはロゼの生ワインがピッタリ合います。軽い口当たりでとってもフルーティ。食前酒としてもおすすめ!

ajillo
薄い味付けの肉料理には赤の生ワインが合います。マッシュルームのアヒージョとはとても相性がいいです。生ワインのほのかな酸味が、マッシュルームの風味を引き立てます!

 
 

いかがでしたか。

生ワインの製造工程と楽しく飲むためにおさえておきたい5つのポイントをお伝えしました。普通のワインとの違いも分かったところで、新鮮で栄養分もたっぷり、秋から冬にかけてしか味わえない生ワインを堪能しましょう。

ぶどうの品種、生産地、ワインの色、アルコール度数、相性の良いお料理から選ぶという5つの方法を、それぞれ順番に試してみるのも良いかもしれませんね。

生ワイン選びに迷ったら、こちらの記事を参考にしてくださいね。様々な角度から生ワインを楽しみましょう。さあワインがあなたを待っていますよ!今日はどのワインで乾杯しましょうか。
 
 

まとめ

生ワインを楽しむためにおさえておきたい5つのポイントは
①ぶどうの品種から選ぶ
②生産地から選ぶ
③色から選ぶ
④アルコール度数から選ぶ
⑤相性の良いお料理から選ぶ

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